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都営地下鉄三田線「白山」駅近くの商店街には「京華通り商店会」の名前が付くほど、文教地区に根付く伝統校、京華学園。その女子校である京華女子中学・高等学校で、初めての試みとなる「Keika Girls’ フェスタ」が開催されました。今回は、学校の雰囲気がたっぷり分かる、このイベントをレポートします。

ハイレベルなクラブが目白押し

クラブ発表会

魅力が詰まった合同クラブ発表会

合同クラブ発表会では、各クラブが順番に発表していくのかと思えば、演劇部が寸劇を披露しながらの司会進行。フェスタ開始直後から、生徒たちによる創意工夫をとても感じられました。
発表会の中でも注目すべき内容だったのが、国内のコンクールで数々の賞を手にしているマーチングバンド部。フラッグを使ったダイナミックなパフォーマンスには、会場から感嘆の声もあがりました。

合唱部・吹奏楽部

続いて、童謡を含む3曲を合唱部が歌いあげた後に、吹奏楽部による男女混合形式の演奏が始まりました。
この吹奏楽部と演劇部は、京華学園の3校(京華女子・京華男子・京華商業)が合同で、お互いを高め合うように活動しているそうです。学園内の他校と盛んな交流があるのも、京華女子の魅力となっています。

クッキング部・演劇部

在校生はやさしい“お姉さん”!

クラブ体験では、バナナケーキを作るクッキング部が満員御礼。お手伝いをする在校生は、まるで“お姉さん”のようで、とても微笑ましい光景でした。
演劇部では“エア縄跳び”などのアイデアが光る想像力とチームワークが必要なワークショップが大好評で、見守るお母さまたちからは「これはなかなか見られない」との声も。

校庭のマーチングバンド部

校庭で行われたマーチングバンド部の演奏は、来校者だけでなく生徒や先生たちも目が釘付けに。校庭全てを使って、大きな楽器を演奏しながら所狭しとマーチングする光景は、さすが全国大会ナンバーワン!と納得させるクオリティの高さを感じさせました。

楽しみながら学べる授業がいっぱい

趣向を凝らした授業が盛りだくさんだった体験授業から、特に注目の授業を紹介します。

ICT教育の現場

iPadを使って英語で自己紹介!

英語の体験授業はひとり1台のiPadを使用した授業。好きなものをiPadに描き、それを自己紹介の時に英語で発表します。全員の絵がモニターに表示されるので、みんながどんなものを描いたのかも分かります。ドキドキしながら自分の発表の順番を待つ子どもたち。京華女子のICTを用いた教育内容を体験することができる授業でした。

部首トランプ

国語でまさかのトランプゲーム!?

国語の体験授業では、見たことのないカードを手にする子どもたち。「国語でトランプ?」と思えば、漢字の部首をカードにした“部首トランプ”で、漢字を作るゲームでした。子どもたちはカードとにらめっこをしながら、漢字ができるペアを次々に見つけていきます。これなら漢字が苦手なお子さまも、楽しく勉強できますね。

まだまだある!京華女子の“おもてなし”

クラブ体験や体験授業以外にも、気になる催しがあったKeika Girls’ フェスタ。その他の企画を紹介します。

ヘルシーランチ・ペッパー君

栄養満点!ヘルシーランチに舌鼓

お母さまに好評だったのはヘルシーランチ。京華女子では、月に1回、女子栄養大学とコラボしたお弁当を販売しています。今回はそのお弁当を試食。子どもの成長や健康に配慮したメニューにうなずくお母さまが、たくさんいらっしゃいました。

子どもたちに大人気だったのは、あの有名なペッパー君とのクイズ大会!学校生活の紹介をユニークな応答やトークで行う姿に、教室中が笑い声であふれました。

大野葉子学校長 入試問題セミナー

説明会では合格するヒントを紹介

大野葉子学校長による説明会では、「入試問題セミナー」の紹介がありました。入試本番に向けた体験ができるイベントですが、参加者には3つのメリットがあるそうです。
一つ目は、本番さながらの雰囲気で京華女子の過去問題を解くことによって、自分の弱点をチェックできること。
二つ目は、塾ではできない、本番さながらの面接練習ができること。
三つ目は、特待生になるための目安や可能性が分かることです。特に、特待生合格は偏差値50が目安とされている京華女子ですが、このセミナーでよりお子さまの可能性が分かるそう。特待生合格も夢ではなくなりますね。

多くの卒業生に愛される伝統校

Keika Support Clubのメンバー

Keika Girls’ フェスタでは、「学校説明会をお手伝いしたい」という有志の生徒が集まった、KSC(Keika Support Club)のメンバーが、とても親切丁寧に来校者のみなさんを案内していたのが印象に残りました。
また、来校していた在校生のお母さまたちにお話を伺うと、学校に愛着を持っている方が多く、その理由は「お母さま自身が京華女子の卒業生だった」という方がたくさんいらっしゃいました。

見学に来たお子さま

在校生のお母さま以外にも、京華女子を気に入って何度も説明会にきているという方、他の学校も見学したけれど京華女子が一番良かったという方など、非常に良い印象を持っているとの意見が大多数。
見学に来たお子さまも小学2年生から6年生までと幅広く、京華女子には多くの人に愛される魅力があるのだと感じられました。

編集者が見たポイント

生徒や先生の趣向を凝らしたアイデアが詰まった催しや、丁寧に校内を案内する生徒の姿から、「来校した人たちに楽しんでもらいたい」という京華女子のおもてなしの力を強く感じました。このようなおもてなしは、生徒や先生が学校を愛しているからこそ、できることではないでしょうか。「子どもを通わせたい」、「自分も通いたい」というお母さまや受験生が多かったのも納得です。このページで紹介しきれなかった内容が、まだまだたくさんあります。ぜひ京華女子の持つ優しい雰囲気と活気を、学校見学でお子さまと一緒に肌で体験してみてください。