英語を身に付け、世界を視野に―卒業生が語る国際学院

英語を身に付け、世界を視野に―卒業生が語る国際学院

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ユネスコスクール加盟校でもある国際学院中学校高等学校(以下、国際学院)は異文化交流や海外研修を重視しています。高い英語力を身につけられるだけでなく、国際協力について学ぶことで、世界に視野を広げるきっかけもつくっています。今回は卒業生のお2人が貴重な体験を振り返りながら、学校生活について紹介してくれます。

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卒業生の冨永沙希さん
冨永 沙希さん 2020年3月卒業、早稲田大学 在学中
卒業生の卜蔵ゆみさん
卜蔵 ゆみさん 2020年3月卒業、東京外国語大学 在学中

ESD、海外研修で価値観を変える学びを

インターエデュ(以下、エデュ):国際学院に入学したきっかけを教えてください。

冨永さん:もともと兄が通っていたことがきっかけです。実際に通ってみて、生徒主体の行事や少人数制の学習環境が魅力的な学校でした。

卜蔵さん:国際学院はユネスコスクール加盟校なので、「他校ではできない経験ができる」「英語も身につけられる」と考えて入学しました。

外国の方と一緒に日本の染め物を体験する卜蔵さん
外国の方と一緒に日本の染め物を体験する卜蔵さん

エデュ:国際学院はユネスコスクール加盟校となってから、紛争、貧困、人口増加などの地球規模の問題を解決に導く人材を育成するESD(持続発展教育)に取り組んでいます。その中で、印象に残っていることを教えてください。

冨永さん:多くの活動をしましたが、ネパールへの募金活動や英語で書かれた手紙の翻訳ボランティアが印象に残っています。大変でしたが、とてもやりがいを感じられました。

卜蔵さん:世界の国々の教育に関する課題を考える「世界一大きな授業」というプログラムに学校全体で参加したことや、通訳ボランティアをしたことが印象的でした。こうした取り組みの中で、諸外国の現状をよく知ることができました。

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エデュ:海外研修や国際交流も盛んに行われていますが、その中でどのような体験をしてきましたか。

冨永さん:国際学院には海外の高校生を招く行事が定期的にあり、外国の文化に触れながら、日本についても紹介する経験はとてもためになりました。自分の英語力の低さに気付き、ショックを受けましたが、これが学習へのモチベーションになり、今の自分の成長へとつながっています。

卜蔵さん:高校1年次のマレーシア海外研修が、自分の視野を広げる大きなきっかけでした。研修に参加する前はイスラム教について先入観があり、女性にとって服装などが制限される不自由な宗教だと考えていました。しかし、そうした文化の背景には「女性は美しい存在」とする価値観があると知り、見方が180度変わりました。また、カナダへの研修では、現地の大学の先生と話す機会が多く、人との接し方を深く考えさせられる機会になりました。

外国の高校生との交流
国際学院では、定期的に外国の高校生と一緒に教育プログラムに取り組んだり、レクリエーションを楽しんでいる
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緑あふれるキャンパスで学ぶ6年間を振り返る

世界の課題を知り、たくさんの異文化に触れることのできる国際学院。英語学習のモチベーションにもつながり、これからの国際社会を生きる生徒さんにとって貴重な経験となっています。次に、普段の学校生活での成長についても聞いてみました。

エデュ:国際学院の学習の進め方にはどんな特徴がありますか。

冨永さん:少人数制で授業がアットホームな雰囲気なのが魅力的ですね。先生方も質問にとことん付き合ってくれるので、とても感謝しています。

卜蔵さん:習熟度別授業があり、生徒一人ひとりへのサポートも手厚いです。先生の熱心さが伝わる学習環境でした。

エデュ:学習以外に打ち込んだことを教えてください。

冨永さん:数えきれないくらいあります。その中でも、文化祭の出し物についてクラスで議論を重ねて制作し、満足のいくものを披露できたことが、とても良い思い出です。行事は生徒主体で進めるため、自分で考え、行動できるようになりました。

卜蔵さん:さまざまな国の中・高生を国際学院に招き、交流プログラムを体験する「インターナショナル・フレンドシップ・ウィーク」の運営委員を務めたことです。行事に積極的に参加したり、国際交流を楽しむことができたのは、普段の学習で自信が身に付いていたからだと思います。

国際学院中学校高等学校の詳しい教育内容 ≫

エデュ:国際学院の雰囲気を教えてください。

冨永さん:「礼を尽くし、場を清め、時を守る」という教育方針があり、時間前集合は徹底しています。国際学院の生徒たちはこうした礼儀や規律への意識は非常に高いと思います。もちろん、開放的なところもあり、職員室前のフリースペースは友達と勉強したり先生と談笑したりすることもできて、キャンパスの中でもお気に入りの場所でした。

卜蔵さん:私も身だしなみや言葉遣いなどをしっかり教えていただいたので、今は感謝しかないです。また、キャンパスには自然があふれ、ゆったりとした時間の中で学習できるところも国際学院のいいところだと思います。

レクリエーションを楽しむ冨永さんと卜蔵さん
レクリエーションを楽しむ冨永さんと卜蔵さん

「背中を押してくれる学校」-受験生へのメッセージ

お2人は将来「国際交流の経験を活かして観光に関わる仕事がしたい」「歴史について学んだ経験を活かして就職したい」という夢を持っており、現在は大学で勉学に励んでいます。そんなお2人に中学受験の頃を思い出してもらい、受験生の皆さんへのメッセージをもらいました。

冨永さん:受験生の皆さんは大変な思いで勉強していると思いますが、あきらめずに歩み続ければ必ずゴールにたどり着けます。上手くいかないこと、くじけそうになることはありますが、国際学院はそんなときに背中を押してくれる学校です。安心してください。

卜蔵さん:国際学院はもちろん勉強をしっかり見てくれますし、6年間でさまざまな体験もできる学校です。少しずつ色々なことを経験していくなかで、その積み重ねがだんだんと自信になっていくことを実感できます。国際学院には笑顔あふれる6年間が待っていますよ。

編集者から見たポイント

今回、お話には出ませんでしたが、国際学院は世界の環境問題についても生徒に深く考えさせています。世界について一つひとつ理解することが、ESDを充実させているのだと、卒業生お2人にインタビューをしている中で感じました。

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イベント日程

イベント名 日時 内容
学校説明会 2020年7月23日(木)
10:00〜11:00
学校概要・英語教育について
学校説明会 2020年8月29日(土)
13:30〜15:00
学校概要・数学教育について
学校説明会
(文化祭「五峯祭」内)
2020年9月12日(土)
13:00〜13:30
学校概要・学校行事について
学校説明会
(文化祭「五峯祭」内)
2020年9月13日(日)
10:30〜11:00
学校概要・学校行事について
イベント日程詳細を見る ≫

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