人気大学へ特別な進学制度あり!連携先を広げる麴町学園女子

人気大学へ特別な進学制度あり!連携先を広げる麴町学園女子

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日本女子大学や東京女子大学など6校の大学と連携し、一般入試とは全く違った選抜方法で進学できる麴町学園女子中学校・高等学校(以下、麴町学園女子)。自由に好奇心を追いかけながら、中高6年間を過ごせる人気校です。2022年春は新たに堀口千秋校長が就任。注目が集まる「大学との連携」、実践的な英語力が身につく「アクティブイングリッシュ」をはじめ、優れた取り組みをさらに発展させることを目指しています。

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ミスマッチなく人気大学へ!独自の連携制度を紹介

まずは気になる「大学との連携」からおうかがいします。

堀口千秋校長。東京理科大学理工学部応用生物科学科卒業
堀口千秋校長。前任校の獨協埼玉中学高等学校では教頭などを歴任

麴町学園女子が進めてきた大学との連携事業についてご紹介ください。

堀口校長東洋大学、東京女子大学、日本女子大学、成城大学、共立女子大学、女子栄養大学の6校と高大連携協定を締結しています。麴町学園女子に在学している間に、一定の成績基準を満たすことで、各大学に進学できる制度も整えています。その大学で何が学べるのかしっかりと理解してから進学するので、ミスマッチがないというメリットがあります。

「大学との連携」もっと詳しく ≫

連携先はさらに広がる!

連携大学のキャンパスを訪れ、進路について深く考える授業も
連携大学のキャンパスを訪れ、進路について深く考える授業も
ミスマッチのない進学先選びにつながる、生徒が自分の興味があることについて考察を深める探究学習。麴町学園女子では論文作成まで行います
ミスマッチのない進学先選びにつながる、生徒が自分の興味があることについて考察を深める探究学習。麴町学園女子では論文作成まで行います

指定校推薦との違いを教えてください。

堀口校長指定校推薦は選抜基準や推薦枠などが毎年変わりますが、麴町学園女子から連携大学に進むための選抜基準などは予め決まっています。そのため、生徒にとって具体的な目標意識が持ちやすい制度となっています。また、各大学について早い段階から詳しく知る機会があることも大きな違いです。

大学との連携を進めてきた成果を教えてください。

堀口校長各大学から麴町学園女子の卒業生が頑張っているという報告をたくさん受けてきました。今後も連携先を広げていきたいと考えています。看護師や幼稚園教諭や保育士を目指す生徒のために、そうした進路を実現できる連携についても検討中です。

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「アクティブイングリッシュ」は連携大学への進学にも活かせる

連携大学に進学するとき、全ての大学が学校の成績とともに英検の取得級を選抜基準の1つとしています。しかし、ご心配はいりません。麴町学園女子は「英語の麴町」と呼ばれるほど先進的な指導を行っているからです。

ある日の英語の時間。生徒がここまで積極的に取り組む理由について、堀口校長からご紹介いただきましょう
ある日の英語の時間。生徒がここまで積極的に取り組む理由について、堀口校長からご紹介いただきましょう

麴町学園女子の英語教育の特色を教えてください。

堀口校長麴町学園女子では、新しい英語教育「アクティブイングリッシュ」で、実践的な英語力を伸ばすための教育改革を進めてきました。授業内容は、生徒が英語を話したり書いたりする時間を最大限に、教員からの説明は最小限とすることで、頭脳がフル回転するものになっています。

アクティブイングリッシュを動画でご紹介 ≫

「使える英語」が身につくきっかけは授業外にも

ネイティブの先生が常駐するラウンジでは英会話を楽しむことができます
ネイティブの先生が常駐するラウンジでは英会話を楽しむことができます

英語力を高めるために、どのような指導をしていますか。

堀口校長毎朝、全学年・全教室で英語音声活動をすることから麴町学園女子の1日は始まります。朝のホームルーム前の10分間、教科書や英単語を読み上げるほか、英語の歌に挑戦するなどして、自然な発音やリズムを身につけることができる活動です。また、スピーキング能力の評価に力を入れています。

スピーキング能力の評価方法を教えてください。

堀口校長定期試験の100点のうち25点はスピーキングによって評価するとし、授業中の発言のほか、授業外の時間にネイティブの教員と会話をしても得点できるという仕組みを設けています。そのため、試験が近づくと、ネイティブの教員が常駐しているiLounge(アイラウンジ)に多くの生徒が集まり、英会話に積極的に挑戦しています。結果的に英語が好きになる生徒もいました。

多彩な海外研修を中高6年間で ≫

英検の取得率と海外大学合格者で分かる「英語の麴町」

「アクティブイングリッシュ」の成果を教えてください。

堀口校長2016年度にスタートしてから、以下の成果を挙げることができました。国が示す英語力の目標値は「高校卒業時に英検準2級~2級程度以上50%」「中学卒業時に英検3級程度以上50%」ですが、麴町学園女子ではそれぞれ90.1%、89%となっています。

中学卒業時の英検取得率

2015年 2016年 2021年
2級以上 0.9% 0.0% 12.3%
準2級以上 20.5% 19.0% 57.5%
3級以上 52.7% 57.0% 89.0%

高校卒業時の英検取得率

2015年 2016年 2021年
準1級以上 0.0% 1.0% 4.6%
2級以上 9.9% 20.8% 67.9%
準2級以上 52.7% 55.4% 90.1%

また、昨年度は以下の海外大学に合格者を出すことができました。

2021年度海外大学合格実績
マンチェスター大The University of Manchester(英)2名
アラバマ大学バーミンハム校The University of Alabama at Birmingham(米)2名
エクセター大University of Exeter(英)3名
イーストアングリア大University of East Anglia(英)3名
ロンドン大学シティCity, University of London(英)2名
スターリング大学University of Stirling(英)2名
グリフィス大学Griffith University(豪)1名
大韓民国国立釜山大学語学堂(韓)1名
マンチェスターメトロポリタン大学Manchester Metropolitan University(英)1名

優れた施設・設備も「伸びる理由」 ≫

「アクティブサイエンスの実践」麴町学園女子のこれからにも注目

今後、麴町学園女子をどのように発展させていきたいとお考えですか。

英語が注目されがちな麴町学園女子ですが、体験的に学ぶ理科教育を実践しています
英語が注目されがちな麴町学園女子ですが、体験的に学ぶ理科教育を実践しています

堀口校長理科教育もさらに充実させていきたいと考えています。2021年度から英語と同様に「アクティブサイエンス」の名で理科の授業改革を進めてきました。すでに、中学校段階でかなりの数の実験に挑戦できるカリキュラムを整えています。理系の進路を希望する生徒を後押ししたいです。

最後に受験生を支える保護者へのメッセージをお願いします。

堀口校長麴町学園女子では、成績を人と比較するより、誰にも負けない得意科目を見つけることを大切にしています。中高6年間で自分を見つけ、自己肯定感を高めながら、やがて大輪の花が咲くように指導していきます。

編集後記

大学との連携や英語教育に関して、どの学校よりも先進的な改革を進めてきた麴町学園女子。ここまでの成果も目を見張るものがありますが、お子さまが高校3年生になるとき、さらに素晴らしい学校になっていることが期待できます。

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イベント情報

イベント名 日時
夏の学校見学会 2022年7月29日(金)、30日(土)、8月5日(金)、6日(土)、19日(金)、20日(土)、26日(金)、27日(土)
①9:00~ ②10:00~ ③11:00~ ④12:00~ ⑤13:00~ ※2022年8月6日(土)は④・⑤のみ
体験イベント 2022年9月17日(土) 14:30~
入試問題チャレンジ 2022年10月9日(日) 9:00~/13:30~
葵祭(学園祭) 2022年10月1日(土)、2日(日) 10:00~15:00
学校説明会 2022年10月29日(土) 14:30~
入試模擬体験 2022年11月27日(日) 9:00~
入試模擬体験 2022年12月11日(日) 9:00~
学習アドバイス 2022年12月25日(日) 9:00~
イベント情報詳細 ≫

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連載コンテンツ

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