国語一科入試がスタート!人気上昇校・駒込の新しい入試

国語一科入試がスタート!人気上昇校・駒込の新しい入試

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駒込中学校・高等学校(以下、駒込)はプログラミングをはじめとする最先端の教育に力を入れながら、仏教の価値観に根差して心を磨く伝統校。学力と個性をともに伸ばす環境から、各界で活躍する著名人が巣立っています。人気の高まりを見せるなか、入試改革を進めており、「得意な教科の力を見てくれる」入試が続々登場! 2023年度入試でスタートした国語一科入試に大きな注目が集まっています。算数一科・英語入試と合わせてご紹介します。

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特待生になれるチャンス!国語一科入試

国語一科入試には、合格すると1年間または3年間の授業料を免除するという特典も。出題の特徴などについて、中学校教頭の吉田宏一先生からうかがいます。

国語一科入試をスタートした理由を教えてください。

吉田教頭国語の読解力は言うまでもなくあらゆる学力の基礎となります。文系・理系に関わらず、大学入試でも今まで以上に必要とされるようになりました。そこで、小学生のうちから身につけてきたその力を試してもらいたいと思っています。

タブレット端末が教育活動全体に浸透している駒込。国語力をベースに21世紀型学力が育ちます
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どんな受験生に国語一科入試に挑戦してほしいですか。

吉田教頭国語一科入試は2科・4科の問題と比べると、文章量と出題数が多い点が違います。また、語彙を問う出題もされます。「本を読むのが大好きで、作者の意図を読み解くことができる人」のチャレンジをお待ちしています。

国語が得意な受験生が入学したあと、その力をどう伸ばしていきたいですか。

吉田教頭文章を理解する力、思考する力をベースとして、表現する力も鍛えていきます。文字を通して知識を獲得することを大切にしながら、タブレット端末を活用し、自分自身の意見や考えをより柔軟に表現できるように6年間かけて指導していきます。

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算数一科入試「どう解いたのか」を意識して

国語に続いて、算数が得意な方に知っていただきたい「算数一科入試」についてもお聞きしました。

算数一科入試の特徴を教えてください。

吉田教頭出題範囲については2科4科型とあまり変わりません。四則計算、図形、グラフ、文章題など満遍なく出題されます。ただし、思考力をより深く問う内容となっています。

算数一科入試合格のためにどうしたら良いでしょうか。

吉田教頭普段から問題を解く過程を大切にして、「どう解いたのか」の筋道を明確にしておくことがポイントです。また、文章を式に表すことを求める出題も多いので、何を問われているのかを正確に読み取る力も鍛えておくと良いと思います。

駒込ではプログラミング講座が開講されています。理系のお子さまの好奇心を満たす体験が待っているでしょう
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どんな受験生に算数一科入試に挑戦してほしいですか。

吉田教頭算数が好きなすべての受験生に挑戦してもらいたいですが、例えば、将来数学オリンピックに出場したいといったチャレンジ精神にあふれた受験生に来てもらえるとうれしく思います。

算数一科入試で合格した生徒をどう育てていきたいですか。

吉田教頭駒込の数学の授業は、教科書を理解することから一歩踏み込んで、日常の中にどのように数学が関わっているのかも日々考えて取り組んでいます。中高一貫校の利点を生かし、一つひとつを丁寧に履修しながら、中学3年次に高校の内容に入るなど先取教育も実施しています。

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英語力が高い小学生が「さらに輝ける」駒込の指導体制

続いて英語入試についてもご紹介します。

英語入試の試験科目・配点を教えてください。

吉田教頭英語・国語・算数の3科目(各100点)入試です。ただし、英検準2級レベル以上の資格を取得している方は、英語の試験は免除し、100点換算とします。英検3級レベルまでの資格をお持ちの方は、上限を100点として当日の英語の点数に加点します。英語が得意な方は合格だけでなく、特待生も狙いやすい入試です。

英語の試験の特徴を教えてください。

吉田教頭英検3~4級レベルの問題です。筆記だけでなく、インタビュー形式の試験で話す力、聞く力も測ります。筆記は20分間、インタビュー形式の試験は15分間行います。

仏教教育のイメージが強い駒込ですが、海外研修や留学制度も充実しています
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どんな受験生に英語入試に挑戦してほしいですか。

吉田教頭最近では海外生活経験のない方であっても、小学生のうちに検定を受けたり、英語力を磨いたりする人が増えてきました。そのような実績を中学入試で活かしてもらえたらと思っています。

英語教育に関して力を入れていることを教えてください。

吉田教頭英検準2級レベルの実力を持っている生徒は、1年次から取り出し授業「イングリッシュαクラス」に参加し、その力をさらに磨けるよう指導しています。小学校でしか英語を習っていなくても、2年次から加入する生徒もいます。

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多様性の時代にふさわしい入試改革

駒込は受験者数の増加が続いている学校。2018年の出願者数は592名だったところ、2023年は1379名となっています。国語一科・算数一科を合わせた募集枠は192名が受験。英語入試とプログラミング入試・自己表現入試を合わせた募集枠は45名が受験しました。

多彩な入試方法を設けることで貴校が実現したいことは何ですか。

吉田教頭現代は多様性を求められる時代です。さまざまな特技や特徴を持っている生徒たちが、お互いに力を合わせて、一つのことに取り組んでいくことが理想です。

学校は小さな「社会」です。多様性を重視するとは、生徒一人ひとりの命を大切にすることと同義です。最澄の「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」を教育理念とする本校にとって、これほどふさわしいことはありません。

上品なブレザーが生徒からも人気を集めている駒込の制服
上品なブレザーが生徒からも人気を集めている駒込の制服

高校からではなく、中学校から貴校に入学するメリットを教えてください。

吉田教頭本校は併設型中高一貫校です。高校への進級テストはありますが3年間の学びを確認するものであり、合否は問いません。そのため、自分の興味のあることに打ち込める時間があります。高校の特色ある3コースのいずれにも進めるようサポートを受けることもできます。

受験者数の増加についてどう受け止めていますか。

吉田教頭得意なことを活かせるメリットを感じてくださった結果だと感謝しています。またアンケートなどから、建学の理念である「一隅を照らす」という仏教主義に基づいた人間教育にも共感していただいていることがうかがえます。入試はあくまで入口。大切なのはご縁のいただいた生徒の皆さんと一緒により良い6年間を築きあげていくことだと思っています。

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駒込で青春が見つかる!受験生へのメッセージ

最後に河合孝允校長からの受験生の皆さんへのメッセージをお届けします。

河合校長サナギが蝶になるとき、自分の姿に感動するでしょうか? 同様に、子どもが大人になるとき自分の姿に感動するでしょうか? 春は岬の一輪の花に宿ります。蝶はその春を舞います。あなたが頑張っていることは、あなた自身が分かっているはずです。振り向く必要はありません。なぜなら、春はまもなくここに生まれ出ます。同じ想いの友だちを探してください。青春はそこに花開きます!

編集後記

特待生のチャンスも広い駒込。志望校選びのときに最初に検討してほしい学校です。仏教教育やSTEAM教育など、その特色ある教育活動にもぜひご注目ください。

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