受験生が得意を活かせる!教科横断型の算理入試

受験生が得意を活かせる!教科横断型の算理入試

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目黒日本大学中学校・高等学校(以下、目黒日大)は今年度から算数に理科の要素を盛り込んだ「算理入試」を実施しています。今回は算理入試の導入を推進した天野先生や算理入試で合格を勝ち取り入学した生徒のインタビューを交えながら、その内容に迫ります。

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多角的な視点や読解力も問われる「算理入試」

算理入試について、導入を推進した数学科・広報部部長の天野正貴先生にお話をうかがいました。

ハンドボール部の顧問を務め、生徒にも大人気の天野先生。
ハンドボール部の顧問を務め、生徒にも大人気の天野先生。

インターエデュ(以下、エデュ):昨年度に実施した算数1科入試を本年度から算理入試に切り替えた理由を教えてください。

天野先生:プログラミングや英会話の導入など、小学校の学習指導要領の変化が進む昨今の現状を見て、次世代を生きる子どもたちに必要なのは“物事を順序立てて考え、結論を導き出す力”だと考えていました。そこで昨年、このような力を持っている子に入学してほしいと願い、算数1科入試を実施しました。「1科目で合否を決めて大丈夫か」という内部の声もありましたが、心配は杞憂に終わりました。算数1科入試で合格し入学した生徒が、定期試験で学年総合1位になるなど、目覚ましい活躍を見せてくれたのです。これを受けて、本年度は算数1科をより深化させ、算数と理科が融合した「算理入試」を実施することになりました。算数1科は試験時間が50分でしたが、70分に変更し、より深い思考力と読解力を試す試験内容に仕上がったと自負しています。

エデュ:算理入試ではどのような問題が出題されるのでしょうか?

天野先生:理科分野を題材にした、計算を必要とする文章問題が出題されます。答えのみを回答するのではなく、自身の考えや計算式も記述する必要があります。この試験にチャレンジする受験生に最も必要なのは、計算力です。日々の積み重ねで培われる力なので、これを磨くことで粘り強く諦めずに考える力も身につくと思います。

エデュ:算理入試で入学した生徒のようすはいかがですか?

天野先生:非常に地頭のよい生徒が多い印象で、今後の成長が楽しみです。入学後の生徒のようすは、説明会などの機会に随時紹介しようと考えています。

エデュ:昨年から日本大学の準付属校として生まれ変わり、新たな教育プログラムを多数展開している目黒日大ですが、特徴的な指導やサポートを教えてください。

天野先生:テスト後に振り返りを3行以上書くように促しています。あまり勉強しなかったから70点だった、こう勉強したら90点超えた、といった具合です。テストの点数よりも、失敗の理由や自分の弱点を把握できた方が生徒の力になると考えて、このような課題を出しています。また、今年から成績上位者を対象に、力を伸ばす特別な補習も実施しています。今後もボトムアップも行いながら、プルアップにも力を入れていきたいと考えています。

エデュ:受験生の親御さんにメッセージをお願いします。

天野先生:入学する学校を決める際は、お子さんの意思を尊重してあげてほしいです。学校を知るきっかけは親御さんの紹介でもよいと思いますが、お子さん自身が行きたい学校を選んだ方が、入学後に学業や部活などを全力で頑張れると思うのです。今年はウイルスの影響もあり、例年のように学校見学に行くことは難しいと思いますが、公式ホームぺージを見るなどしてさまざまな学校に触れて、最終的にお子さんが自分で入学する学校を選択できるよう、環境づくりをしていただきたいと思います。

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算理入試の合格者が語る!受験勉強や学校生活

算理入試と2科入試で合格し、入学した中学1年生3名にインタビューを行いました。

(左から)2科入試で合格した安原くん、算理入試で合格した中島くん、佐藤さん。
(左から)2科入試で合格した安原くん、算理入試で合格した中島くん、佐藤さん。

インターエデュ(以下、エデュ):目黒日大を受験したきっかけを教えてください。

中島くん:塾の先生の紹介です。受験で学校を訪れた際、綺麗な校舎や先生方の明るい雰囲気に惹かれ、入学したいと強く思いました。

佐藤さん:私は両親の勧めがありました。大学付属校に進学したいと考えていたので、受験することに決めました。

エデュ:見事志望校に合格した皆さんですが、どのように受験勉強に取り組んでいましたか?

佐藤さん:塾の課題をしっかりこなすことを心がけていました。私が受験した目黒日大の算理入試は非常に倍率が高かったので、合格発表で自分の番号を見つけたときは夢かと思うほど驚きました。

安原くん:1日に3時間自宅で勉強すると決めて、実行していました。受験勉強は大変でしたが、合格を勝ち取ったことで自信がつき、自分の力をどんどん伸ばしていきたいと思うようになりました。

中島くん:塾の授業時間がとても長かったので、授業中に内容を理解し、疑問を家に持ち帰らないようにしていました。受験勉強を通して、難しい問題にも果敢にチャレンジする力が身についたと感じます。

エデュ:入学して約2か月が経ちましたが、学校生活はいかがですか?

安原くん:ウイルスの影響で登校は今日で6回目なのですが、新しい友達がたくさんでき、オンライン授業も楽しく、充実しています。僕はこれから卓球部に入部する予定なので、先輩方を目標に練習に励み、学校生活をよりよいものにしていきたいです。

中島くん:先生方がエネルギッシュで明るく、生徒に寄り添って親身に相談に乗ってくださるので、安心して学校生活を送ることができます。今後は英語学習に力を入れ、中学3年生の3学期に行われるオーストラリアへの短期留学で力を発揮できるようにしたいです。

エデュ:今後楽しみにしている行事を教えてください。

安原くん:千葉で行う1泊2日のオリエンテーション合宿が待ち遠しいです。さまざまなイベントに協力して取り組みながら、同級生と親睦を深めたいです。

佐藤さん:私は文化祭が楽しみです。他校に通っている姉が文化祭に取り組む姿を見て憧れを抱いていたので、私も積極的に参加したいと思っています。

エデュ:受験生にメッセージをお願いします。

中島くん:算理入試を受ける際、理科の暗記分野が苦手だったので少し不安でしたが、得意の算数で力を発揮したら合格できました。算数に自信がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

佐藤さん:算理入試は問題がとてもおもしろいです!落ち着いて、楽しみながら解けば、きっといい結果が待っているはずです。

部活動や学校行事、生徒会活動も充実 ≫

編集者から見たポイント

中学1年生皆さんの学校生活に向けての思いは希望に満ち溢れていました。中でも印象的だったのが、中島さんの「今度のテスト返却が楽しみ!友達と高めあって、どんどんレベルアップしていきたいです」という言葉です。取材後も自習室で勉強するといい、向上心の高さに驚かされました。天野先生も「生徒の学習への意欲を力の限りバックアップしていきたい」と熱い思いを語ってくださり、学校全体に活気あるエネルギーが充満していると感じました。

今後のイベントスケジュール

イベント名 日時
学校説明会①(予定) 8月22日(土) (1)9:30~ (2)12:30~ (3)15:30~
※各回ライヴ配信も予定
入試解説会・保護者説明会(予定) 9月19日(土) 14:30~
学校説明会②(予定) 10月17日(土) 14:30~
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