「学校に合っているか? がわかる入試」 2021年2月を前に出題傾向を大公開!

「学校に合っているか? がわかる入試」 2021年2月を前に出題傾向を大公開!

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明法中学・高等学校(以下、明法)は質の高い中高一貫教育を50年以上にわたって続けてきた人気校です。その堅調な実績はもちろん、「21世紀型スキル育成」を目指して新たな教育モデル構築に乗り出していることも話題を呼んでいます。今回は、中学入試で問う力を教科ごとにご紹介。中学受験生に求める資質を、出題傾向や明法の教育方針をともに詳しく解説します。小学4・5年生の方も必見です。

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国語 論理的文章・文学的文章の二本立て! 第一回午前には「作文」も?

国語は①説明文などの「論理的文章」②小説やエッセイなどの「文学的文章」のそれぞれをもとに大問を2題出題します。
①「論理的文章」では、文章の内容をしっかりと読み取り、理解した内容を正しく表現する力を見ています。一方、②「文学的文章」では、登場人物や筆者の気持ちを考えられるかがポイントとなります。
それぞれの大問では読解問題だけでなく、「漢字の読み書き、語句の意味といった国語力の基礎を問う問題」「文章の流れのなかで、接続詞などを正しく入れられるかを問う問題」も必ず出題します。出題形式には選択式、記述式の両方があることにもご留意ください。

毎年、入試は2日程で2回ずつ計4回実施されますが、第1回午前入試では「作文」が出題されます。配点は15点程度です。自分の考えや経験を文章にして伝える力を確認することを目的としています。そのため、たとえば「スポーツ」というテーマであれば、「スポーツが得意で活躍した」という内容でも「スポーツが苦手で苦労した」という内容でもどちらでも構いません。同じように文章としての完成度を評価します。

明法に入学した後は「読書ノート」を使った指導を通じて、本を読み、自分の考えを自分の言葉で表現するという活動を継続的に行うことになります。また、定期考査でも、大学入試を意識して記述式問題を多く出題し、「書く力」を育成しています。こうした学習を頑張ろうという方にはぜひとも入学していただきたいです。

図書館で読書する生徒

明法の国語教育の目標は、「言葉を大切にし、文章を正確に読み、しっかり考え、まとめ、表現できる生徒」を育てること。「日常的に本に親しみ、世界中で起きているさまざまなことに対して、興味・関心を持ってもらいたい」という思いを込めて指導しています。

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「明法の理科教育と将来社会で必要な力」が問われる算数

算数は大問5問の出題です。その中には、計算力・基礎知識を見る小問が多く含まれます。出題理由は何といっても、中学数学の土台になるのが、正確に計算する力をはじめとする基礎力だからです。
中学校の数学では、基礎力を重視した独自のカリキュラムを採用しています。主に計算力を測る独自のテスト「CTT」(calculation time trial)も実施し、正確な計算力の育成をしています。そして、高校生になってから、大学受験に向けた応用力・実践力をつけていきます。受験生の方も基礎をしっかりと学習して試験に臨んでいただきたいと思います。

入試で出題されるのはもちろん基礎問題だけではありません。問題をしっかり読んで、問われていることを1つずつ考えながら解いていく、思考力を必要とする問題も出題します。特に、最後に出題する問題は、中学入試に多用される公式などは使えません。問題を見た段階で、問われていることを頭の中で整理し、時には考えていることを書き出すなどして、その規則性を導き出したりすることが必要になります。
この力はプログラミングなどにも必要で、まさに将来社会で求められる力です。小学校でプログラミング教育が必修化されましたが、以前から本校では大学レベルの科学実験や統計処理などを学ぶサイエンスGE(グローバル・エンデバーズ)というプログラムをスタートし、ロボット・プログラミングも授業に取り入れてきました。
これからもコツコツと粘り強く、筋道を立てて考えていく生徒を育成していきます。

ロボットプログラミング体験会のようす
ロボットプログラミング体験会も好評!

明法では来年度入試から午後入試で算数1科目入試を設けました。この入試を通じて、本校が創立以来取り組んでいる「本物に触れる」理科や、サイエンスGEの学習に、積極的に取り組んでいける、「算数大好き!」「算数得意!」「物事をコツコツ考えることが好き!」という子どもたちに集まってもらいたいと考えています。

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理科は実験・観察を基にした出題! 「身の回りのことを科学的に見て」

明法には理科専門棟があります。専門棟には、物理・化学・生物・地学の理科4分野の実験室と講義室を備えており、コロナ禍でも十分対応できる広い実験室には、独自にカスタマイズした顕微鏡が1人1台分用意されており、それ以外にも十分な実験・観察の用具が揃っています。その充実した環境のなかで、実験・観察を中心とした「本物に触れる」授業を行っています。特に中学3年生は、中学校のレベルを超える専門的な観察や実験を行う「サイエンスラボ」という授業も週1時間あります。

他校に類を見ない「理科専門棟」
他校に類を見ない「理科専門棟」

こうした本校の特色を踏まえて、入試問題でも実験・観察を中心とした出題をしています。たとえば、メダカの観察、バネを使った実験、水溶液の実験、星の動きの観察などに関する問題です。明法の理科の入試問題は、小学校の教科書を意識して出題しているので、小学校で学ぶ内容とその応用の問題となります。明法を受験する方には、小学校の学習内容をしっかり復習して挑んでほしいと思って作問しています

その一方で、「身のまわりのものを理科の側面から見ることに興味を持てる子どもたちに入学してほしい」という思いから、日常生活の中で出会う理科的な事象や理科の法則を応用した道具などについても出題しています。たとえば、テコの原理を応用したはさみ、爪切りなどについての問題や、話題となった日食や地震、津波などに関連させた問題などです。

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社会は「中学入学後に最低限必要になる基礎知識」を固めて対策!

明法の社会科では、中学生のうちにしっかりと基礎を定着させるために、「社会科300選」という独自教材をつかった指導をしています。この「社会科300選」は、地理・歴史・公民の学習に最低限必要な用語をまとめたもので、定期的に範囲を定めてテストし、年に1回3学年共通問題でコンテストも行っています。入試問題でも、地理分野・歴史分野・公民分野で、小学校時代に学ぶ基礎的な知識がしっかり身についているかを確認することが主眼です。

たとえば、各都道府県名を漢字で書けるかなどが問われます。また、毎年地形図を使った問題を出題します。明法中学校の地理の授業では、実際にフィールドワークを行いますが、そのときに地形図を活用するからです。その意味で、地形図の見方の基本は知っておいてほしいし、地形図を見ることにも興味を持ってほしいのです。具体的には、方角や地図記号、距離の測り方などをよく出題します。

伊豆大島フィールドワークのようす
伊豆大島フィールドワークのようす
伊豆大島フィールドワークのようす②
伊豆大島フィールドワークのようす②

公民分野は、中学受験生にとって苦手な分野かもしれません。ただ、今の時代を生き、そしてよりよい市民社会をつくっていくためには、必要な分野です。特に意識して出題するのは、日本国憲法に関連する問題です。当たり前のことですが、日本国憲法には、日本という国の形が盛り込まれています。基本的人権や国会・内閣・裁判所の仕組みなどを学習しておいてもらいたいと考えています。
また、公民分野では時事問題も出題しています。その年のトピックとなるような政治・経済の出来事は興味をもって、学ぶようにしてください。明法では、中学3生から、朝学習の時間に、ニュースを基に自分の意見をまとめる活動を取り入れています。「賛成または反対の立場から意見を発表し、その理由・根拠を説明する」という内容です。この取組みを通じて、時事的な文章を読む力、自分の意見を表現する力、そして何よりも、物事をさまざまな側面から見る力を養っています。明法生には、社会科という科目を通して、単に知識を身につけていくだけでなく、社会に関心をもってもらうことも大切にしています。

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編集者から見たポイント

明法の入試はまさに、入学後の教育方針と密接にリンクしています。受験生は「自分が明法に合っているか」が分かる入試なのではないでしょうか。

イベント日程

中学校

イベント名 日時
入試体験会(小6生限定)+
入試傾向説明会
2020年12月20日(日) 9:00
適性検査型入試体験会(小6生限定)+
入試傾向説明会
2021年1月16日(土) 14:30
直前学校説明会+
授業見学
2021年1月23日(土) 9:00

高校

イベント名 日時
学校説明会(最終) 2021年1月9日(土) 14:30
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