日大進学率71.1%! 人間力を重視する日大明誠の進路指導とICT教育

日大進学率71.1%! 人間力を重視する日大明誠の進路指導とICT教育

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近年、7割近い生徒が日本大学へ進学している日本大学明誠高等学校(以下、日大明誠)。今年度からは、授業でのタブレット活用をスタートさせ、学習環境のさらなる充実を図っています。そこで今回は、日大進学とICT教育についてご担当の先生にうかがいます。

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難関学部への進学者が増加

今春の日大進学率は71.1%で、これは全国に11ある日大正付属校の中で第2位となる高い数値です。そして、東京理科大学や明治大学、中央大学など他大を含む現役大学進学率は90.9%でした。なぜ、こうした実績を上げることができたのでしょう。日大進学に向けた指導について、進路指導部主任の小泉宏太先生にうかがいます。

進路指導部主任で国語科の小泉先生
進路指導部主任で国語科の小泉先生。ダンス・チア部の顧問を務めています

インターエデュ(以下、エデュ):日大進学について、近年の傾向を教えてください。

小泉先生:年々、多様な学部学科に進学するようになっています。これは生徒がしっかりと自分の希望と各学部学科で学ぶ内容を調べ、理解して進路を決めていることに起因すると考えています。
また、付属校内での標準化点(偏差値)が上昇していることにより、第1希望の学部学科に進学できる生徒が増えています。そして、日大の中でも難関といわれる学部学科への進学者が増加傾向にあり、自信を持って志望先として考える生徒が多くなりました。

エデュ:標準化点が年々上昇している要因は何でしょうか。

小泉先生:2013年からの10年間を学校改革としてここまで取り組んできました。この改革を行うきっかけは、「基礎学力到達度テスト」をはじめとする、日大進学における制度の大幅変更です。そんな中、私たちは学力を向上させるだけの対応をしてはいけないと考えました。目標を持ち、自らを律し、挑戦できる、“人間力育成”のための取り組みをさまざま行ってきたのです。そういった取り組みの一つひとつが、付属校内での標準化点を毎年一度も下げることなく上昇させることにつながったと思います。派手なパフォーマンスのような取り組みではなく、生徒一人ひとりを理解し、「知る」ところから始めたことが良かったのだと感じています。

生徒指導のサイクル

エデュ:連載1回目の高1生インタビューでは、生徒の1人が藝術学部への進学を希望していました。受験生の関心が高い藝術学部への進学傾向を教えてください。

小泉先生:それほど多くの希望者が出るわけではありませんが、それでも他付属校に比べると合格率が高いようです。私自身、あまり意識していませんでしたが、他付属校の先生に言われて気づきました。

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初開催のオンライン学部説明会が大成功

エデュ:コロナ禍で思うように進路指導ができない中、どのように受験生をサポートしていますか。

小泉先生:Classiを使って最新の情報を生徒や保護者に配信しています。また、総合型選抜(旧AO入試)などに必要な小論文や志望理由書のサポートは、登校した生徒に個別に行うのはもちろん、オンラインでも指導しています。2年生にはオンラインでの日大学部説明会、1年生に対しては同じくオンラインでのキャリアガイダンス講座を行いました。コロナ禍においても、いろいろな手段を用いながら「つながり」を大切にしています。

エデュ:日大学部説明会について詳しく教えてください。

小泉先生:9月にオンライン学部説明会を実施しました。これは今年度初の取り組みです。9学部の協力を得て、各学部と生徒をZoomでつなぎ、説明をしていただきました。時間をずらして実施したため、生徒は最大5学部の説明を受けることが可能に。移動の時間がなく、人数に制限がないため、お互いにとって有意義な説明会になりましたね。学部担当者の皆さんとは、「ほかにもできることがありそうだから、さらに知恵を出し合って新たな高大連携の形を作っていきましょう」という話になりました。高大連携でいえば、例年行っている生産工学部進学予定者の先取り履修も実施予定です。

エデュ:今年度から1・2年生が1人1台のタブレットを所有するようになりました。今後、進路指導でどのように活用していきますか。

小泉先生:オンライン学部説明会のように、移動のコストをかけずに学部とつながることができることはメリットなので、いろいろな形を考えていきたいと思います。また情報へのアクセスや共有が容易になるので、ある程度の取捨選択は必要だと思いますが、活用しない手はありません。固定概念を捨てて、生徒とともに私たちも挑戦し続けたいと思います。

エデュ:受験生へのメッセージをお願いします。

小泉先生:中学生のうちから、高校卒業後やその先の就職について具体的にイメージできている人は少ないと思います。それでも大丈夫です。日大明誠では日大のスケールメリットを活かしつつ、柔軟な発想をもって進路指導が行われています。ぜひ本校で、私たちと一緒に自分の可能性へ挑戦しましょう。

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授業でタブレットを活用

オンライン学部説明会で活躍したタブレット。日大明誠では、「人間力育成のためのICT教育」をモットーにICT教育に取り組んでいます。授業ではどのように使われているのか、ICT委員会の先生にうかがいます。

エデュ:タブレットをどのように活用していますか。

先生:授業中にプレゼンをしたり、写真や動画を共有して理解を深めたりと、タブレットを使うことで生徒が自分自身で考え、表現できる機会が少しずつ増えてきていると感じます。また、クラス全体の意見を簡単に集約できるため、教員は生徒の意見を取り入れながら授業を展開できるようにもなりました。

グループワークでもタブレットを活用
グループワークでもタブレットを活用
問題の解答はオンラインで先生に提出
問題の解答はオンラインで先生に提出

エデュ:校内研修のほかに、先生方の取り組みはありますか。

先生:「open door」という企画を校内で行っております。教員が空いている時間を利用して、自由にほかの教員の授業見学を行い、ICT機器の活用法を学び合っています。このほか、各教員が自主的にオンライン研修に参加して研鑽を積んでいます。

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編集者から見たポイント

16学部90学科を有する日大。付属校とはいえ、希望の学部学科へ進学することは容易ではありません。それを実現する生徒が増えたのは、学力と人間力の育成に励んできたことの結果だと、小泉先生は教えてくださいました。そんな日大明誠の授業を、11月のオープンスクールでぜひ体験してみてください。

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イベント日程

イベント名 日時
第2回入試説明会 2021年10月30日(土) 14:30~
オープンスクールファイナル 2021年11月20日(土) 9:30~
第3回入試説明会 2021年12月4日(土) 14:30~
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