入試直前情報

入試のポイント

アクティブ入試が始まりました。

武蔵野中学校では、昨年度から「アクティブ入試」を導入しました。アクティブ入試とは、小学校時代に力を入れて取り組んだことや、自分が一番得意としていることを活かして受験する得意型入試です。この入試では、1教科は国語か算数のどちらかの筆記試験を選択し、もう1教科は「アクティブ」となります。自分が取り組んできたことを40分間でアクティブシートに記入したのちに、面接官とシートの内容に基づいた質疑応答を行います。

「アクティブ」では、委員会活動など小学校生活で力を入れたことや、英会話やバレエ、日本舞踊や卓球などの習いごとなど、どんな分野でもかまいません。成果や成績を残している、いないに関わらず、取り組んだことによって身についたこと、成長できたことをアピールしてください。

本校では中学入試の合格がゴールとは考えておりません。6年間という中高の学校生活を有意義に過ごし、自身の潜在能力をいかに伸ばすかが大切だと考えています。小学校時代に一生懸命に努力した経験を中学校生活につなげていく、それがアクティブ入試です。

2科・4科入試

国語

国語では、「相手の述べていることがわかる」「自分の考えを言葉にして伝えることができる」というコミュニケーション能力をはかりたいと考えます。そのため主述の関係といった「言葉のきまり」や読解の基礎となる「漢字や語句の意味」を重視します。また文章問題では、傍線部前後だけを読み取るのではなく、文章全体の主題をとらえ、自分の意見を述べる作文も出題します。

算数

論理的な思考を伸ばすことはもちろんのこと、先を見据えて発想力豊かに物事を考える力を育てます。本校では『考える算数』をテーマとして入試問題を作成しています。基礎となる計算問題、図形問題などは出題していますが、問題の意図を理解し、解答までの段取りをつけて問題に取り組むことを大切にしています。未知なる問題に対しても、自分の考えを解答用紙にまとめる力を見るためにも、途中式まで見るようにしています。

社会

社会では、一問一答形式の問題と、歴史・公民・地理の各分野の問題を出題しています。
歴史の分野では一人の歴史上の人物に主眼を置き、その人物の功績やその時代に関する問題、公民の分野では時事問題に絡めた問題、地理の分野では世界と日本とのつながりを問う問題を中心としています。小学校で学習したことを下地に中学校でさらに幅広い知識を身につけていってほしいと考えているため、いずれも基本レベルの問題です。

理科

理科では、
【1】物質の性質、実験器具など「実験に関する問題」
【2】生物(動植物)の特徴など「生物に関する問題」
【3】身の周りの生活から考える「環境に関する問題」
を毎年出題しています。特に【3】「環境に関する問題」では身の回りの生活に直結する問題を出題します。記述問題を出題するので暗記だけでなく、身の回りの現象などから自分の考えをまとめ、文章にする力を求めています。

学校からの応援メッセージ

中学受験は「合格」だけがゴールではありません。受験勉強を通して身についた学力はもちろん、努力を継続する力などは、その後の中学校生活、そして高校生活に必ずつながっていくと考えます。受験生だけでなく保護者の皆さんも、受験をプレッシャーと考えず、これからの成長のための「ワンステップ」と受け止め、自信をもって、試験当日をむかえていただきたいと思います。

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