1対1の教育で希望する道へ 中村中高の進学指導

1対1の教育で希望する道へ 中村中高の進学指導

inter-edu’s eye

高校普通科の募集再開や新校長の就任など変化が続く中村中学校・高等学校(以下、中村中高)。連載第1回は、キャリア教育・進学指導の今後の方向性や最新の実績について教頭の前岡克美先生にうかがいます。

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学部・学科から決める進学指導

2020年の合格実績

インターエデュ(以下、エデュ):近年の合格実績の傾向や、2020年の大学受験のトピックを教えてください。

前岡先生:コース別で言いますと、国際科では海外大への合格者がコンスタントに出るようになってきました。2020年はブリティッシュコロンビア大に合格しています。国内では上智大の国際教養学部や外国語学部、法政大のグローバル教養学部など国際色豊かな学部を選ぶ傾向がありますね。

エデュ:普通科はいかがですか。

前岡先生:2020年は国立・都立大への現役合格者が出ました。国立の東京海洋大へ合格した生徒はウミガメの保護をしたいという明確な夢を持ち、その夢を実現できる道に進めたので、とてもうれしかったです。
生徒はみな本校の進学指導プログラムを活用しており、国立・都立大に合格した生徒は熱心に直前講習で追い込みをかけ、塾には通わず一般受験で合格を果たしました。

<中村中高の進学指導プログラム>

日々の授業 学習オリエンテーション
習熟度別授業(英・数) 能力手帳スコラの活用
学習合宿(中3~高3) 夏期講習
冬期講習 直前講習
学習環境の提供
・高校生20時まで
高校進学診断テスト
キャリアサポーター制度 進学ガイダンス
キャリアガイダンス 卒業生との交流
第一志望決定宣言 併願校説明会
一般入試に挑む生徒を対象とした「直前講習」
一般入試に挑む生徒を対象とした「直前講習」。大学入学共通テスト、私大一般入試、国公立2次試験にターゲットを絞った内容で、12月から1月末まで行われます。

エデュ:塾へ通わずに国立大・都立大に合格とはすごいですね!

前岡先生:中学入学時に英語の偏差値が31.8だった生徒は高3で59.8まで伸び、青山学院大の法学部に進学しました。同じく国語の偏差値が58.2だった生徒は68.6まで成績を上げて法政大の文学部に進学しています。習熟度別授業や個別指導など、どの教科も丁寧に指導するので、勉強が苦手な生徒も少しずつ学力を伸ばしていけます。

入学後の偏差値の変化
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先生の連携が光るキャリアサポーター制度

エデュ:学校の特徴を強く表しているプログラムは何でしょう。

前岡先生:キャリアサポーター制度です。AO・推薦入試を受ける生徒1人に教員1人がつき、エントリーシートの書き方指導から小論文の添削、面接の練習などを行います。この際、キャリアサポーターに加えて、学年の教員やクラス担任が連携して情報共有し、生徒のフォローに当たります。本校では4〜5月、夏休み、秋、1月と担任が生徒と頻繁に面談をしますし、既定の面談期間ではなくても生徒の変化を感じたら担任はすぐ声をかけて話をします。そうした中で生徒は進路のことを相談しやすくなり、教員は生徒の考えを理解して希望の進路へのサポートができるようになります。どの教員もクラス担任の仕事を抱えながらキャリアサポーターを務めており、常に進学指導の経験を蓄積していくことで、今では各教員が「医療系ならあの先生」などと得意分野を持つようになりました。

エデュ:進学指導プログラムの表には、キャリア教育に関するものが含まれていますね。

前岡先生:本校では、生徒が「30歳になったときの自分」を想定し、それまでに積み重ねるべきキャリアを考えていきます。生徒の希望の芯にある「キャリアアンカー(人生において譲れない大切なもの)」を尊重し、中高6年間で視野を広げて進みたい道を選べるようにする。そこから生徒は希望する学部・学科を決めて、高みを目指しながら大学を選んでいきます。

「30歳の自分」を思い描くキャリア教育とは ≫

生徒の視野を広げる新プログラムがスタート

ネクストステージプロジェクト

エデュ:今後の展望をお聞かせください。

前岡先生:これからの社会では、文系も理系もない“答えのない問い”に立ち向かっていかなければなりません。その対策として、若手の先生が集まって探究チームをつくり、中学校の学びに少しずつ探究の要素を取り入れてきました。
さらに、4月に始動した“ネクストステージプロジェクト”の一環として、新たな学び「キャリア探究」「PBL(Project Based Learning)学習」が加わります。キャリア探究は、高校1年次に週1時間「総合的な探究の時間」を設けて行います。PBL学習では地元企業とコラボレーションして課題解決学習に挑みます。これにより探究の学びの深まりはもちろん、生徒の視野をさらに広げることができると思っています。

PBL学習のようす
PBL学習は、中村中高のある江東区の企業・株式会社SouGoの全面協力を得て行われます。ハーブの栽培や化粧品の製造などをする会社とコラボして、生徒はオーガニック化粧品について学んだり、化粧品売り場で市場調査を行ったりします。

エデュ:高校普通科の募集再開により今後生徒数が増えますが、進学指導の体制に変化はありますか。

前岡先生:生徒が増えても体制は変わりません。今年度、校長に就任した藤村富士男は、教育方針に教員と生徒の“1対1の教育”を掲げています。ですから、これまで以上に一人ひとりの生徒がより高みを目指して進んでいけるようサポートしていきます。

20年以上進学指導をご担当されてきた前岡先生
20年以上進学指導をご担当されてきた前岡先生。30代を迎えた卒業生の姿もたくさん見てきたといい、「卒業生を見ていると、生き方こそさまざまですが、誰しも“なりたいもの”になっているなと痛感します」と語っていました。

編集者から見たポイント

近年、中村中高では女子大志向が強まっており、2020年は大学進学者のうち3人に1人が女子大へ進学しています。これについて前岡先生は、「中高6年間女子校にいたなら大学は共学に行きたがるのかと思うのですが、大学見学をした生徒が『中村と雰囲気が似ていたから』という理由で女子大を志望するのです」と語っていました。この傾向は中村中高の居心地のよさを裏付ける、ある意味“実績”といえるのではないでしょうか。Web説明会で詳しい情報を得ることはできますが、学校の雰囲気を味わうためにも、ぜひ一度公開行事に足を運んでみてください。

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イベント日程

イベント名 日時
学校説明会
十人十色 私の中村ライフをお話しします
2020年6月20日(土) 14:00~16:00
学校説明会&首都圏模試
十人十色 私の中村ライフをお話しします
2020年7月5日(日) 10:00~12:00
オープンキャンパス 夏フェス 2020年8月29日(土) 9:00~12:30
学校説明会
先輩と一緒に“ナカチュウ生”体験
2020年9月13日(日) 9:30~11:30
2020年度の中学校説明会・公開行事 ≫