inter-edu’s eye

高校の特進クラス設置以降、着実に他大学への合格実績を伸ばしている日本大学高等学校・中学校。日本大学の付属校でありながら、東大をはじめとした国公立大学や、早慶上智への合格者が増加しています。さらに、2015年度には日本大学の医歯薬系への進学者も増加。今後への期待が高まるなか、進路指導部主任の中園健二先生へお話をうかがいました。

現役進学率93.1%!

東大合格者も続々!

現役進学率93.1%に上昇!

進学実績を大きく伸ばしながらも、多くの生徒は、これまで通り部活動・委員会活動と勉強を両立させています。高校に特進クラスが定着した今は、総合進学クラスでも、より高い目標を掲げ、生徒同士が高め合っている様子がうかがえます。
その結果、東京大学、東京工業大学、横浜国立大学など国公立大学へ合格する生徒が、年々増加。私立大学を見ても、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学といった上位の大学が並びます。

難関の日大医学部へも合格!

日本大学への進学

また、日本大学への進学者をみていくと、難関の医学部や歯学部、薬学部などの割合が増加しています。これも近年の傾向で、生徒たちの進路選択の幅が広がっていること、それに伴う学力がついていることの表れです。

新たな取り組み

これまでの連載でも取り上げてきた「中学校の新コース体制」に伴い、進路指導の新たな取り組みについても中園先生に教えていただきました。

付属校の強みを活かす「学部訪問」

まず、より強化されるのが「日本大学の学部訪問」。中学1・2年生のうちに、全16学部に触れる機会を設ける予定です。

理工学部との「ロボット講習」
【理工学部の場合】

これまでも行ってきた「ロボット講習」など、大学生・大学院生と一緒に実験や実習ができる機会を継続。
体験学習を通して、知識・技能だけでなく、思考力や表現力、判断力などを育み、主体的に学ぶ姿勢を身につけていくそうです。

【国際関係学部の場合】

多くの国の留学生との交流の場を用意。ネイティブスピーカーの大学生と触れ合うことで、グローバルな視野を持つきっかけになることにも期待が高まります。さらに、英語でのプレゼンテーションの場を設け、4技能(聞く、話す、読む、書く)を鍛える実践的な英語の学びにつなげる構想もあるとのことでした。

親子で参加できる「日本文化体験」

また、グローバル時代に備えた「日本文化体験」も数多く予定されています。
歌舞伎や能の鑑賞、相撲部屋を見学した後に国技館での相撲観戦といった、日本独自の文化に触れる機会を行事化。月に1回程度、授業時間を使ってのプログラムですが、親御さんの参加も考えているとのことです。「保護者の方にも一緒に体験してもらいたい」と先生方も期待を募らせます。

先生から受験ママへ

10年後にある職業

「10年・20年後には、今ある職業の半分はなくなっている」という衝撃的な論文も話題になるほど、変化が目まぐるしい時代。お子さまが生きていくのは、まだ誰も見たことのない社会です。
「知識・技能だけでなく、自分をプレゼンテーションする力や、論理的なコミュニケーション能力が必要になってきます。多くの新たな取り組みを盛り込んだ授業・行事・部活・委員会活動など、本校のすべてが、生徒たちの人間形成に役立つということは自信を持って言えます。」中園健二先生は、力強く語ってくださいました。

中園先生からのメッセージ

中園先生からのメッセージ

中園先生: 生徒一人ひとりの個性を伸ばしていきたいと、教員一同が願っている学校です。卒業式を迎えるころには、それぞれが自分の目標に向かって突き進んでいけるよう、指導体制の充実に全力を尽くしていきます。
お子さまの「夢の実現」にむけて、本校で一緒にがんばっていきましょう!

編集者が見たポイント

16学部87学科を持つ日本大学の付属校だからこそできる進路指導が、また大きな一歩を踏み出そうとしています。
多様性が求められる時代、進学校と付属校の良さを兼ね備えた同校には、お子さまの可能性を引き上げる体制が備わっています。

第3回「2月1日午後入試の新設・中学校の新コース体制」を見る
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