授業も放課後も留学も! 成長を見据えた充実の英語環境

授業も放課後も留学も! 成長を見据えた充実の英語環境

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“使える英語”の教育に力を入れている日本大学高等学校・中学校(以下、日大中高)。希望制で選べる3つの海外研修と留学制度や「ベルリッツメソッド」の導入、イングリッシュラウンジの常設など、教員によって考え抜かれた独自の英語教育が光ります。今回は、グローバルセンター委員長(英語科)の松崎先生のお話を交えながら、それぞれの取り組みの目的や内容についてご紹介します。

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少人数授業やプレゼンで英語力を鍛え、タブレットも活用

日大中高の英語の授業では、全学年で学期末にプレゼンテーションやディスカッションを実施し、英語の基礎力と論理的な思考力を同時に鍛えます。また、ネイティブ教員による少人数授業も中学1年次より週に1回実施され、タブレット端末や電子黒板を活用することで、教員と生徒がより近い距離でコミュニケーションを取りながら英語学習を行っています。

松崎先生:英語を本気で使えるようにするには、授業に加えて学校外でも多くの英語に触れることが大切です。タブレットを使ってその材料を多く配信できるのは大きなメリットですね。

「タブレットの公式チャットでは、生徒の質問に直接対応できます」と松崎先生。
「タブレットの公式チャットでは、生徒の質問に直接対応できます」と松崎先生。
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「ベルリッツメソッド」で新しい勉強方法を提示

中学校のグローバルリーダーズコース(以下、GLコース)では、コース設置当初から通常授業に加えて「ベルリッツメソッド」を導入。英会話教室のベルリッツから講師を招き、週1回の少人数授業を行っています。

松崎先生:英語はスポーツと同様、勉強方法や実践方法はそれぞれの生徒によって異なります。さまざまな英語・指導方法・学習方法に触れられるよう、アメリカやオーストラリア、マレーシアなどさまざまな国出身のネイティブ教員に加えてベルリッツの講師をお迎えし、本校の英語教員と連携を取って進めています。

英語力のある生徒が高みを目指せる「取り出し授業」

松崎先生が「本校の目玉の一つで、特に力を入れています」と胸を張るのは取り出し授業の実施です。取り出し授業とは、英語力の高い生徒が対象で、通常の英語の授業には参加せず別教室でネイティブ教員による少人数授業を受けるもの。参加は生徒の希望や教員からの提案により、成績を考慮して決定されます。

松崎先生:本校には帰国生・国際生に加え、留学から復帰した生徒、海外生活の経験のある生徒など、多様な背景を持つ生徒が在籍しています。それらの生徒においても、放っておくと英語力は落ちていくので、ネイティブと触れる機会をできるだけ多く用意してあげることが大切です。せっかく努力して高めた英語力ですから、現状を保つだけでなく、海外の大学で学べるレベルにまで伸ばしてあげたいですね。高校3年次の取り出し授業では、論文を読み書きするためのアカデミックリテラシーを学ぶなど、より高いレベルの英語教育を行っていきます。

多彩な研修・留学制度で新たな自分に出会える

海外修学旅行などで生徒全員に海外へ行く機会がある日大中高ですが、さらに希望制で参加できる3つの英語研修・留学も用意されています。中学1年~高校2年次には約3週間の短期海外英語研修、高校1~2年次には、約3か月間の中期留学と、約1年間の長期留学から選択できます。

語学も異文化も学べる「短期海外英語研修」で英語を好きになる

毎年15~20人の生徒が参加するという短期研修は、夏休みに実施。カナダとオーストラリアの2コースから選べ、現地の家庭にホームステイします。カナダは午前・午後ともに授業を受けるため語学研修の側面が強く、オーストラリアでは午後にアクティビティを行い、語学だけでなく国際理解にも焦点を当てた内容になっています。

松崎先生:短期研修は旅行会社が作ったプランで実施している学校も多い中、本校は現地の大学での講義聴講や企業訪問、フィールドワークを行うなど、独自の内容になっています。短期なので語学の飛躍的なアップは難しいのですが、英語を使う職業を目指したり、日々の勉強に意欲的になったりと、次の段階へのファーストステップになればと考えています。

語学中心のカナダ短期研修だが、博物館見学など異文化に触れる機会もたくさん。
語学中心のカナダ短期研修だが、博物館見学など異文化に触れる機会もたくさん。

本気で英語力アップを狙う「中期・長期留学」で進路が広がる

中期留学はニュージーランド、長期留学はカナダにて、ホームステイをしながら現地の学校に通います。長期留学は約1年間でかなりの成果が期待でき、中期留学は実施時期が夏休みを挟んだ7~9月のため、学校の授業への影響を最小限にできる点が魅力です。毎年、中期留学には2~3名、長期留学には12~15名もの生徒が参加しています。

松崎先生:生徒たちは、帰ってくると“せっかく得たものを失くしてはもったいない”と貪欲さが増し、「取り出し授業を受ける」「毎日イングリッシュラウンジに行く」など努力を続けているのが印象的です。現地での成果も素晴らしく、発音はネイティブとほぼ変わらないレベルに達します。長期留学を終えた現在の高校3年生は、イギリスの大学や国際基督教大学などに合格し、その実力は英検1級以上。高校時代の留学経験から、海外の大学に挑戦する生徒が出るなど進路の選択肢が広がっています。

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自由に英語を楽しむ「イングリッシュラウンジ」

職員室近くの教室は、毎日放課後にネイティブ教員と話せる「イングリッシュラウンジ」として開放されています。毎日3名ほど常駐しているネイティブ教員と英語で雑談をしたり、宿題や検定試験の勉強を手伝ってもらうことができます。

松崎先生:生徒たちが訪れるきっかけは、ネイティブ教員に声をかけられたり、友達についてきたりとさまざま。ハロウィンやクリスマスにはパーティーも開かれるので、皆気軽に立ち寄っています。自由に英語に触れられる場所が学校内にあるので、存分に活用してほしいですね。

会話を楽しむ、苦手意識を克服するなど、英語の得手不得手に関わらず生徒が集う。
会話を楽しむ、苦手意識を克服するなど、英語の得手不得手に関わらず生徒が集う。

編集者から見たポイント

実際にイングリッシュラウンジを覗いてみたところ、教室では英語のみが飛び交い、まるで海外の学校に来たかのような空間に驚きました。生徒たちが英語を“勉強するもの”ではなく“使うもの”として自然に捉える背景には、普段の授業や研修・留学、ラウンジでネイティブと多く話せる環境があるのだと実感しました。

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