強力サポートで資格取得を推進! 「未来を生き抜く力」を養う
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ことわざ検定・ニュース検定・漢字検定などの受検を推奨し、中3では英検準2級取得を目標にするなど、資格試験に力を入れている日本大学高等学校・中学校(以下、日大中高)。今回は、資格試験を切り口に、日大中高の教育方針を紐解きます。
自力で「道を切り拓く力」を養う一つのステップ
日大中高では、どのような目的で資格試験の受検を推進しているのでしょうか。資格試験に期待する学びや生徒たちの成長について、中学校教頭の鈴木先生に教えていただきました。
鈴木先生:学校での勉強は、高校・大学進学だけのためにあるのではありません。社会に出てからも自ら道を切り拓く力が身につくよう、本校では「主体的に考え行動する力」「世界の人と協働する力」「豊かな心と健やかな体」「人間力」を養うべく教育を行っています。
そのための一つのステップとして、中学校では英検、漢検、ことわざ検定、ニュース検定、RST(リーディングスキルテスト)の受検を推奨しています。漢検、ことわざ検定、ニュース検定、RSTでは、日本語の正しい使い方、語彙や論理的な思考が自然と身につき、自分の考えをしっかりと表現できるようになると考えています。
英検では、イングリッシュ・ラウンジや特別講座など、本校の「自然に英語が話せるようになる」環境を最大限に生かし、受検のサポートをしています。
資格取得を推進する中で、生徒たちは進学だけを目標として掲げるのではなく、人生を豊かにするための手段として、さまざまな検定へ積極的にチャレンジするようになりました。
実践重視の英語力サポートで資格試験対策も万全
日大中高で受検できる資格試験の中でも、特に英検は大学進学でとりわけ有利に働きます。生徒たちが自信をもって試験に臨めるよう、日大中高では英語力を高めるさまざまなサポートを行っています。
英検2級・準2級の受検者には、英会話特別講座を放課後に無料で開講しています。一次試験対策として、4日間にわたり予想問題集の演習を行っています。(21年度からはスタディサプリEnglishを導入予定)
二次試験対策では模擬面接を実施しています。難易度の高い二次試験の対策では、日本人教員7名、ネイティブ教員6名体制で生徒をバックアップします。現在は55名の生徒が参加しており、中学3年生や高校生の割合が多いといいます。
放課後に開設されるイングリッシュ・ラウンジは、生徒たちが無料で自由に出入りできる人気の空間。ネイティブ教員が毎日3名ほど常在し、英語の勉強内容や時事問題、雑談など、英語で気軽に会話ができます。英語力が高い上位層に対しては、より英語力に磨きをかけられる挑戦の機会として、ケンブリッジ大学への選抜短期留学も用意されています。現地大学の講義を受けることで、英会話の実力と国際感覚を本場で磨くことができます。英語教育の集大成となるのは、高校2年次で全員が参加するオーストラリアでの修学旅行。数日間のファームステイを体験したり観光地を巡ったり、楽しみながら英語力を磨ける日大中高らしい修学旅行です。
日大中高の英語教育をチェック ≫国公立・難関私立・海外大学への合格者も続々!
普段の勉強に加えて資格試験の積極的な受検が功を奏し、近年は高校3コース全体で95%の現役進学率を誇っています。コース別に詳しく見てみると、昨年度初めての卒業生を排出したスーパーグローバルクラスでは、海外大学合格者が8名、生徒の約半数が横浜国立大学をはじめとする難関・最難関大学へ外部進学しています。特進クラスは例年、国公立大学に15~20名、早慶上理に25名~50名、GMARCHに70~90名ほど合格し、日本大学へは15~20%の生徒が進学。114名が所属する今年度は、東工大3名、旧帝大5名など国公立大学に24名、早慶上理に50名の合格者がでています(3月10日現在)。総合進学クラスは毎年60%以上の生徒が日本大学に進学し、国公立大学に5~8名、早慶上理に15名ほど、GMARCHに30名ほどが合格しています。
最後に、大学合格実績を踏まえて今後の資格試験にどう力を入れていくのか、進路指導部主任の柳川先生にお聞きしました。
柳川先生:特に英検は、大学の入試方式によって、資格の有無が出願資格や加点、試験免除などに利用されているので、積極的な受験を引き続き奨励していきます。また、防災検定やプログラミング検定など、現在取り組んでいない資格試験についても積極的に取り入れていきたいです。
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