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リハビリ職の学校を卒業&在学中の先輩インタビュー

大学卒業後、夢をかなえ社会人として活躍中の先輩や、現在、リハビリ職を目指して大学や専門学校で学んでいる在校生のインタビューを紹介。
「先輩たち」の生の声を進路選びの参考にしてください。

リハビリ職の夢をかなえた先輩インタビュー 作業療法士編

福田 萌先輩

数多くの臨床実習で培ってきた専門的な知識や技術で患者さんの心に寄り添ったリハビリを手助けします

北里大学
医療衛生学部
リハビリテーション学科
作業療法学専攻卒
北里大学病院勤務 福田 萌先輩

あらゆる年齢層・症例の患者さん一人ひとりに寄り添い、最適な施術を模索しています
あらゆる年齢層・症例の患者さん一人ひとりに寄り添い、最適な施術を模索しています

患者さんの“心のサポート”を通して
暮らしを支えられる作業療法士になりたい

高校時代は陸上部に所属し、怪我をした際に理学療法士の方にお世話になったことがきっかけでリハビリ職に興味を持ちました。当初は保育士になりたいというイメージを持っていたため、私自身が通院してケアを受ける機会がなければ、今の仕事に就くこともなかったかもしれません。

職業研究を進める中で、作業療法士は患者さんの身体機能の回復だけでなく心のサポートができるという点や、国家資格が必要な職業ならではの安定感にも魅力を感じるようになりました。高校3年生の夏にさまざまな学校のオープンキャンパスに参加して、学生や先生のお話をじっくり聞きながら受験先を絞り込んでいきました。

結果としては多くの学校から合格通知をいただけたのですが最終的に北里大学を選んだ一番の理由は、医療分野で最先端の設備を誇る附属病院があり、豊富な臨床実習でより専門的な経験を積むことができると考えたからです。国家試験の合格実績も両親にとっては大きな安心要素になりました。

勉強とキャンパスライフは両立可能
数多くの実習から現場を知った4年間

北里大学の1年次は、基礎教養科目を学びつつ、解剖学や生理学、作業療法の臨床実習などを通して医療を実体験していきます。2年次にはさらに専門性が高まり、運動学の見地から身体機能を分析したり、患者さんの障がいを把握したりして治療目的を設定する作業療法評価学なども学びます。

私の場合はこの2年間でアメフト部のマネージャーを務めましたが、たくさんある授業数や実習とのバランスを意識することで、しっかりとキャンパスライフを楽しむことができました。そういった点は、多くの学生が集う生命科学の総合大学である北里大学ならではの魅力の一つといえます。

3年次は近隣地域のデイサービス施設や作業所での臨床実習を行いつつ、11月の評価実習を迎えます。ここでは病院での本格的な実習に入り、患者さんと一対一で接するようになりますが、限られた時間内に評価する難しさを痛感しました。

北里大学での学びの集大成となる4年次は、8週間の実習を2回実施しながらも大学の授業を受けて、かつ国家試験対策に取り組むといった多忙な1年間になります。大変な思いはしましたが、就職率100%の実績を誇る北里大学のリハビリテーション学科なので、学生にとって最適なカリキュラムやスケジュールが用意されており、心配には及びません。

まさに、入学してから卒業までを一気に駆け抜けた4年間となりました。また、数多くの実習先でさまざまな職種・職域の先輩方や患者さんと出会い、時と場合に応じた適切な礼儀・言葉づかいやコミュニケーションのあり方から人間性を磨けたことは、私が目指す形の作業療法士に近づくうえで貴重な体験でもありました。

弱った腕力を補助する器具などを使用して、必要な動作を自分自身で行えるようにサポートします
弱った腕力を補助する器具などを使用して、必要な動作を自分自身で行えるようにサポートします

現場の最前線に立ってもなお続く
真のプロフェッショナルへの道のり

北里大学で学んだ専門知識や技術を活かせる就職先として、北里大学病院を選びました。身体障がい領域の作業療法士には、さまざまな症例に対応するための柔軟で豊富な経験が求められるため、東京・神奈川エリアの基幹病院で入院・外来を問わず患者さんのために働くことは私にとってベストな選択肢になりました。

リハビリの現場においてはベッドから車椅子に一人きりで乗れるようになるまでがゴールではなく、その後に何ができるのか、何をしたいのかといった興味・関心を患者さんとともに話し合いながら進め方を探っていきます。また、ベッド上の生活が長期にわたれば筋力が落ちて一般生活にも支障が生じ、気持ちのうえでも消極的になりがちです。患者さんと一緒に動作を試しながら、安全にできることを少しずつでも増やしていけるような手助けをすることが作業療法士の仕事です。患者さんだけでなくご家族の協力を得ながらリハビリを進めていくことも多々ありますが、意図を分かりやすく伝えながら相談しやすい雰囲気を作り、患者さんとご家族の気持ちに寄り添うことが大切です。さらに、医師・看護師など他職種との情報共有も大切ですから、リハビリの知識や技術だけに限らず、コミュニケーションも必要とされる仕事です。北里大学在学中のグループワークや実習で体験した学びがとても役に立っています。

必ずしも全員が完治するわけではなく、ときには病状の悪化が止まらない患者さんもいらっしゃって辛い思いをすることはありますが、退院・転院する際に「あなたに担当してもらえて良かった」と言われると、この仕事をやっていて本当に良かったと実感します。今後も多くの経験を積み、誰からも頼りにされる真のプロフェッショナルを目指していこうと思っています。かつて私がお世話になったように、学生の実習指導にも携わって仕事の意義を伝えていきたいです。

実習指導

人との関わりが好きなら適性ありの証
作業療法士は奥が深く可能性を秘めた職業

北里大学に進学する前はしっかりイメージできていなかったのですが、いざ授業が始まってみると学ぶほどに奥深さを知ることができ、作業療法士はあらゆる領域で活躍できる可能性を秘めた職業だと気づきました。医療に関わるため責任が重く、ほかの職業よりも勉強すべきことは多々あり、理系科目のように明確な正解がなくて悩む場面もたくさんありますが、患者さんやご家族に関わることで学ぶこともたくさんあります。

グループワークの授業が多い北里大学で同じ志を持った仲間と出会い、お互いに切磋琢磨と努力を続ければ必ず良い結果が返ってくると思います。

1日のタイムスケジュール

8:30 始業
職場に到着して制服に着替えたら、まずは身のまわりやリハビリ施設などの掃除を始めて、今日1日の患者さんを迎え入れる準備をします。

8:35 朝礼、カルテ確認
予約している患者さんのカルテを確認し、病棟の看護師と詳細な情報共有を行いながら、必要なリハビリのスケジュールを組みます。

9:00 午前中のリハビリを開始
入院・外来を問わず、年齢層や病状などに合わせて患者さん一人ひとりに寄り添いながら、必要なリハビリを進めていきます。

休憩

13:00 午後のリハビリを開始
一般的なリハビリ治療に限らず、場合によっては最先端の医療ツールを使用したり、ご家族との相談時間を設けたりすることもあります。

17:00 カルテ記載、ミーティング後終業
リハビリの進捗結果をカルテに記載した後、関係各所とのミーティングを行います。朝礼時と同様に病棟の看護師との情報共有が行われる場合もあります。

勤務先

北里大学病院

医療分野で最先端の設備を誇る北里大学病院。地域医療を支える基幹病院として信頼を集めています

北里大学 医療衛生学部 リハビリテーション学科

北里大学 医療衛生学部 リハビリテーション学科

住所:〒252-0373 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
電話番号:042-778-9700(入試係)
募集定員:作業療法学専攻 40名/理学療法学専攻 45名/言語聴覚療法学専攻 30名/視覚機能療法学専攻 30名

リハビリ職を目指す学生インタビュー 作業療法士編

小笠原 真歩先輩

他学部・他学科と連携し、チーム医療の基礎を学ぶ「勉強したくなる」設備や環境が魅力です!

杏林大学
保健学部
※2023年4月よりリハビリテーション学科作業療法学専攻(設置構想中)
作業療法学科3年 小笠原 真歩先輩

「人と関わることが好きだから」
母からのアドバイスが進路の後押しに

私はもともと他大学の薬学部に進学していたのですが、自分に合っていないのではと感じ、進級を迷っていました。そんなときに医療職をしている母から「あなたは人と関わることが好きだからリハビリ職が向いているんじゃない?」と、すすめられたのが作業療法士に興味を持ったきっかけです。

リハビリ職について調べる中で、作業療法士は少子高齢化社会を迎える今、高齢者に最も頼りとされる専門家として重要性が高いことを知り、深く人と関われる点に魅力を感じて杏林大学を再受験しました。

作業療法士といってもピンとこない方もいるかもしれません。心や身体に病気や障がいのある人々が、その人らしく、生き生きとした生活が送れるように支援するのが作業療法士の役割です。具体的な仕事内容は、運動・精神機能の回復支援、日常生活での環境整備、患者さんに応じた就学・就労支援など、多岐にわたります。

作業療法士は患者さんに生きやすく幸せな生活を送ってもらうために、身体面はもちろん精神面にも深く関わります。

大学の学びの中で、患者さんがどう生きるかまで踏み込んだお手伝いができるのが、作業療法士の仕事なんだと感じています。将来は、患者さん一人ひとりに寄り添えるような作業療法士を目指しています。

実際に足を運んだオープンキャンパス
大学の良さを肌で感じて入学を決意

学校選びで私が重視したのが、学校の雰囲気が分かるオープンキャンパスに足を運ぶことです。

杏林大学のオープンキャンパスに行った際、新しくきれいな校舎や広い実習室などの充実した設備を目にして「ここで勉強したい」との思いが自然と湧き上がってきました。

また、オープンキャンパスで先生方と先輩方がすごく楽しそうにお話をされていたことも、杏林大学を目指すきっかけになりました。質問したときに先生がきちんと答えてくださるコミュニケーションの場が整っている大学だと感じたんです。

私は一度自分のやりたいことを見失っていたので、再入学後にうまく学校に馴染めるか漠然とした不安があったのですが、「何かあっても杏林大学なら先生に相談に乗っていただけそうだな」と、安心しました。

実際、その直感は当たっていましたね。入学後は先生方の手厚いサポート体制のおかげで、何の問題もなく楽しく学生生活を送れています。

医学部をはじめ他学科と連携した学びで
チーム医療を担える作業療法士に

入学後に知った杏林大学の良さは、在籍する学部・学科のみならず、他学部・他学科との交流が盛んなことです。

1年次の科目である「地域と大学(※2022年度より科目変更予定)」では、医学部をはじめ他学部・他学科の生徒とグループを組み、地域における大学の役割、地域の諸問題などを講義とグループワークを通じて主体的に学びました。

豊富な実習を通し、難病や熱傷などほかでは経験できない症例の作業療法が学べます
豊富な実習を通し、難病や熱傷などほかでは経験できない症例の作業療法が学べます
杏林大学医学部付属病院と連携し、最先端の医学知識の修得や充実した病院実習ができます
杏林大学医学部付属病院と連携し、最先端の医学知識の修得や充実した病院実習ができます

杏林大学には、医学部をはじめ、保健学部だけでもリハビリテーション学科(2023年4月設置構想中)・臨床検査技術学科・健康福祉学科・看護学科・臨床工学科・救急救命学科・診療放射線技術学科・臨床心理学科と、8つの医療系学科があります。医療分野のスペシャリストを育てる学部・学科が網羅されているので、ほかの医療職の専門領域を知る良い機会となります。

学生のうちからこれだけたくさんの学部・学科の人たちと交流し、専門知識を共有できるのは杏林大学ならではの強みです。この環境を活かし、医療技術を集結させて治療にあたる「チーム医療」に必要なコミュニケーション力を培ったので、将来、現場で即戦力となる人材になる土台づくりができたと思います。

また、保健学部主催のバーベキュー大会やクリスマス会などのイベントもあるので、学部内での交流が盛んで、先輩に進路や授業について気軽に相談することができるのも杏林大学ならではだと思います。

特に印象深い授業といえば、3年次の実習です。現場じゃないと分からない患者さんとの関わり方が体得できた思い出深い学びでした。

例えば、患者さんに声かけをする場合、大学では友だちを相手に練習するので、ついつい気安くなりがちです。練習どおりに患者さんに接すると、それを親しみやすいと感じてくださる方もいれば、距離感が近すぎると感じる方もいらっしゃって、性別や年代も違う患者さん一人ひとりに合わせたアプローチが必要だと身をもって知りました。

実習は緊張してしまいうまくできないこともあります。ですが、杏林大学医学部付属病院で勤務されている先生方から実践的な内容まで踏み込んだ指導が受けられるので、これらの緊張や不安な実習体験を通し、着実に力がついているという実感があります。

実習

やりたいことが見つかったときがスタート!
焦らずに頑張って

自分から勉強する積極的な学生が多いのも杏林大学の特長の一つ。主体性のある学生が多く、自由にのびのびと勉強できる環境が整っているなと日々感じています。おかげで私も積極的に勉強に励む習慣が身につきました。4年次には学外実習を頑張りたいと思っているのですが、実習前にすべきことがあるのではと感じています。「私たち、勉強量が足りないんじゃないか」と、友だちとも危機感を持って話していて、これまでの総復習を友だち同士や個々人で自主的に学び直しています。切磋琢磨できる環境が杏林大学にはありますね。

今、進路選択を迫られている皆さんの中には周りが進路を決めていくのを見て、焦っている方もいるのではないでしょうか。でも焦る必要はないというのが私の意見です。現に私自身、一度大学を辞めていることもあり、やりたいことを選択し直しても全然遅くないと実感しています。やりたいことが見つかったときがスタートだと思います。

キャンパスおすすめスポット

食堂

「からマヨ丼」がお気に入り。学生のリクエストメニューが出ることも

食堂
からマヨ丼

図書館

普段から自習で活用。PCの貸し出しをしているので調べ学習もはかどります!

図書館

キャンパスプラザ

芝生がきれいな中庭。座って友だちとおしゃべりしたり、お弁当を食べたりして楽しい!

キャンパスプラザ

杏林大学 保健学部 リハビリテーション学科(2023年4月設置構想中)

杏林大学 保健学部 リハビリテーション学科

住所:〒181-8612 東京都三鷹市下連雀5-4-1
電話番号:0422-47-0077(入学センター)
募集定員:作業療法学専攻 50名/理学療法学専攻 65名/言語聴覚療法学専攻 25名

鵜川 美里先輩

チーム医療の一員として患者さんや同僚に信頼される作業療法士を目指しています!

昭和大学
保健医療学部
作業療法学科4年 鵜川 美里先輩

高校1年生のときに骨折で入院
リハビリの中で介護職に興味を抱くように

高校1年生の冬に骨折し、リハビリの際に理学療法士の方と関わる機会がありました。そのときに理学療法士を含めリハビリに携わる仕事があることを知り、興味を持つようになりました。

リハビリ職の中でも作業療法士を目指すようになったのは、8歳上の従姉の存在が大きいですね。その従姉が作業療法士だったので仕事について率直な意見を聞けました。患者さんからお手紙をもらうことがやり甲斐になったとの実体験や、病気の回復だけでなく患者さんの生活面まで細かくケアできるとの話を従姉から聞き、私も患者さんに寄り添ったリハビリ職に就きたいと思うようになりました。

体の機能をリハビリする理学療法士と、普段の生活に戻るためのリハビリをする作業療法士。どちらも魅力的で悩みましたが、患者さんが好きなことを通してリハビリを行う作業療法士のほうが自分のやりたいことに近いと思い、進路を決めました。

作業療法士が行うリハビリは、着替えや食事など家に帰っても楽しく生活できるようにするための作業です。今までできていたことができなくなってしまったことへの精神面のケアも仕事の一つ。

リハビリを通して患者さんと関係が深まり、患者さんに常に寄り添えるところが魅力だと感じました。

他学部との連携やきめ細やかな指導
地域に根付いた医療に魅力を感じ入学

昭和大学のオープンキャンパスに行ってみると、臨床現場の第一線で活躍する先生方が勉強面や就学支援で手厚いフォローをしてくださることが分かりました。何より先輩方と先生のやり取りを見て距離の近さが印象に残りました。

この大学なら専門的な知識の勉強から国家試験の対策まで徹底的に取り組めるとの安心感があり、第一志望に決めました。また、8つの附属病院をフルに活かした臨床実習を経験できること、地域に根付いた医療を提供しているところにも魅力を感じました。

大学の特色である全寮制も入ってから良さを感じた一つです。昭和大学では1年次に学生全員が富士吉田キャンパスで寮生活を送ります。学部の違う4人1部屋で共同生活を送るので学部を超えたつながりが生まれました。

「医学部と薬学部と看護学科の同級生と私」という部屋割りで、授業で分からないところを他学部の子に聞いたり、逆に、他学部の子から質問を受けることもあり、お互いに教え合うことで医療に関する学びが深まりました。

寮生活と聞くと中には抵抗のある人もいるかもしれませんが、他業種の仕事を理解する練習にもなったので、チーム医療を理解するうえで大いに役立ったと実感しています。

患者さんに見立てた人形を使ってベッドから起きる際の補助動作などを学びます
患者さんに見立てた人形を使ってベッドから起きる際の補助動作などを学びます
血圧の測定が練習できるシミュレーターの腕の人形もあるんですよ!
血圧の測定が練習できるシミュレーターの腕の人形もあるんですよ!

日常の悩みから病気まで相談できる
先生方の手厚い指導に感謝!

先生との距離の近さは、入学後も日々実感しています。昭和大学の特色の一つに「学生指導担任制度」があります。これは、指導担任の先生が日常生活の悩みから学費や奨学金などの経済面、病気など健康面など学生生活全般の悩み相談に個別で支援・指導をしてくださる制度です。

こうした制度が学生と先生の距離の近さにつながっているのだと思います。クラスメイトの中には、自分から相談するのが苦手な子もいますが、先生方がこまめに声かけなど、コミュニケーションを取ってくださるので問題なく相談ができているようです。人見知りな方も先生方がフォローをしてくださるので安心してください。

作業療法学科は少人数だから、クラスメイトとすぐ仲良くなれるところも昭和大学の良さの一つだと思います。みんな同じ目標に向かって励まし合い、助け合いながら勉強していますね。授業は真面目に取り組み、休憩中はわちゃわちゃできるクラスのみんなが大好きです。

楽しかった6週間の臨床実習
患者さんへのアプローチは千差万別

今までの授業の中で特に楽しかったのは、4年次の臨床実習です。昭和大学の附属病院で6週間の実習を行いました。6週間をかけて患者さんとコミュニケーションを取り、一人ひとりに適したアプローチを先生と一緒に考えていく過程が面白く印象に残っています。実習は座学よりも具体的なイメージを持つことができ、実際に手技を行ってみて難しさを感じたり、逆に手技を受ける患者さんの立場を経験して、どう感じるかを学べる機会でもありました。

特に昭和大学藤が丘リハビリテーション病院の小児臨床実習では多くの学びを得ました。大人と違って子どもはリハビリの意義が分かっていないので、嫌になったらリハビリをしなくなるんです。「どうしたらリハビリをしてくれるかな」と考えたときにリハビリだと意識させるのではなく、体を動かすことが楽しいと思ってもらえるように一緒になって全力で「遊ぶ」ことが大切だと気づきました。

患者さんの立場に立って、ベストなアプローチを考える良い経験になりました。

インタビューに答える鵜川先輩

今の目標は、患者さんにも一緒に働いている同僚にも信頼される作業療法士になること。病気やケガなどのハンディがあっても、自分らしく生きたい人の希望を実現できるように支援していきたいです。そのためにも今までの知識の総復習を徹底的に行い、さまざまな考え方に意識的に触れ、知見を広げていきたいと思います。

昭和大学での学校生活は本当に楽しいです! とはいえ、たびたびの試験や実習があり、やるべきことは多いのも事実。そんなときは友だちと遊んで息抜きをしたり、先生に相談したりしてください。クラスメイトや先生方が必ず支えになってくれる学校です。楽しい大学生活を過ごしながら夢をかなえてください。

キャンパスおすすめスポット

作業活動実習室

円柱形のカップを握ったり高く積み上げることで肩から指先までのリハビリになります

作業活動実習室

スキルスラボ室

実際の病室を完全再現したラボ室。患者さんに見立てた人形を使って実践的に学びます

スキルスラボ室

ADL実習室・在宅介護実習室

実習室内に作られた居住空間。日常生活動作の検証や在宅介護の体験ができます

ADL実習室・在宅介護実習室

昭和大学 保健医療学部

昭和大学 保健医療学部

住所:〒226-8555 神奈川県横浜市緑区十日市場町1865
電話番号:045-985-6500(代表)
募集定員:作業療法学科 30名/理学療法学科 30名

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