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リハビリ職で働く&目指す先輩のインタビュー

大学卒業後、夢をかなえリハビリ職の専門家として活躍中の先輩や、現在、リハビリ職を目指して大学で学んでいる在校生にインタビュー。仕事のやりがいや、この進路を選んだ理由、学校選びのポイントなどをうかがいました。
「先輩たち」の生の声を進路選びの参考にしてください

リハビリ職の夢をかなえた社会人インタビュー 理学療法士編

小柳創先輩

医療現場で芽生えたプロフェッショナルとしての自覚
さらなる向上心と曲がらぬ信念で実現した病院の転職

目白大学
保健医療学部
理学療法学科(2014年3月卒業)
国立がん研究センター中央病院勤務 横田 翔太先輩

悩んだ末に見いだすことができた進学先
グループ単位で互いを支え合う学習環境

幼い頃から水泳に打ち込んでいた私自身の経験がきっかけとなり、スポーツでけがをした方や、障がいを負ってしまった方をリハビリで支える理学療法士の仕事を知りました。母が介護福祉士をしており、医療・福祉系の仕事に馴染みがあったことも後押しして、進学時に選択肢の一つとして真剣に考えるようになりました。救急救命士や作業療法士にも関心があり、いろいろ悩みましたが、ご縁があって目白大学の理学療法学科に入学することになりました。

1年次から生理学、解剖学といった高校にはない内容を学び始め、学年が上がるにつれて高度になっていく医療専門科目や、さまざまな実習を通して、理学療法士という仕事の奥深さを理解できるようになっていきました。

理学療法学科の特色としては、グループ学習の機会が多い点が挙げられます。高いモチベーションを持つメンバー同士が学習内容や進度を主体的に決め、グループ全体としての学力・専門技術向上が個人のレベルアップに直結する仕組みになっています。私自身も、定期試験や課題・実習をクリアするために支え合ってきました。とりわけ臨床実習では、資格がない学生であっても問診・検査・測定にあたり、患者さんの信頼に応えなくてはなりません。不安や自信のなさが頭の片隅にありましたが、挫けそうになったときには温かい言葉をかけてくれる先生方に救われました。目白大学のカリキュラムは全般的に厳しい内容ですが、それを乗り越えたからこそ今の私がいると考えています。

国家試験合格は始まりに過ぎません!
就職後に直面したスキルアップの必要性

6期生として卒業した当時(2014年)にはすでに、国家試験対策のノウハウが確立されていました。グループ学習と同様に、みんなが協力しながら得意・不得意分野をカバーし合うという風潮が根付いており、静かで落ち着いた環境にあるキャンパスで安心しながら勉強に専念できました。さらに、充実した講義や実習のおかげもあって、国家試験を突破できたように思います。

その一方で、大学生活全般を振り返ってみると、「とりあえず国家試験に受かる」ことを目的に過ごし、理学療法士として働く意義を深く考える機会は少なかったかもしれません。基礎・基本となる医療知識はしっかり踏まえていたつもりですが、仕事として臨床現場で応用することができるのか、といった不安を抱き続けていたことも事実です。

卒業後に入職した病院では、高度な医療行為を通して専門技術が磨かれただけでなく、同期や先輩スタッフと情報共有することで患者さんを心理面でも支えられる人間性を伸ばすことができました。そんな頃に、がんと闘いながらリハビリを続けている患者さんとの出会いがあり、さらなるスキルアップを目指さなければいけないという決意が芽生えたのです。

治療結果や施術内容をカルテに詳しく記載し、次のリハビリに活かすようにしています
治療結果や施術内容をカルテに詳しく記載し、次のリハビリに活かすようにしています
スタッフ全員が、がんに関わる研修を修了し、担当医、担当療法士、看護師など多職種と連携して治療にあたっています
スタッフ全員が、がんに関わる研修を修了し、担当医、担当療法士、看護師など多職種と連携して治療にあたっています

転職後に改めて知った理学療法士の可能性
大切なのは常に学ぶ姿勢を止めないこと

私が選んだスキルアップの手段は、より専門性の高い環境で多種多様な患者さんと寄り添うことで、今までになかった見識を広めるというものでした。資格職とはいっても、転職するには大きな決断が必要でしたが、そもそも医療職を志すことになった信念にかなう選択肢を選び出した結果、現職となる「国立がん研究センター中央病院」の骨軟部腫瘍・リハビリテーション科で働く機会に恵まれました。

皆さんご存知のように、がんは容易に克服できる病気ではありません。それでも、患者さんの希望を最優先に、回復が厳しい状態であっても、望まれる限りは少しでも苦痛を和らげるためのリハビリを続けます。回復される患者さんだけではない現実から、「これが正解だったのか」と自問自答を繰り返しながらつらい思いを抱え込んだ時期もありました。そんなときこそ、同僚と情報を共有したり、初心を忘れないように心がけてきました。

死を待つだけとは決して思わず、希望を持ってもらえるように患者さんと関わる点は、セラピストの要素があるかもしれません。家族にさえ優しく接したことのない気難しい患者さんが、私のリハビリに感動して涙を流されたというエピソードもありました。このように、病院勤務が長くなるほど、仕事に対する魅力を強く感じるようになってきました。これからの目標として、がん患者さんに対するリハビリの重要性を社会全体に広める活動に参加したいと考えています。

横田 翔太先輩

想像以上にたくさんある就職先の選択肢
理想像に向かって成長できる特別な仕事

医療職はうれしいことだけでなく、つらい思いをすることも多い仕事です。それでも、退院される患者さんから「ありがとう」と声をかけていただく瞬間は、かけがえのない充実感を得られます。学生時代には、同じ思いを持った仲間たちとの出会いからモチベーションを高め、手本となる先生方から学び取る職業意識を身につけましょう。そして私も同じですが、就職してからも学び続けることで自分自身を高めることのできる奥深い職業だと思います。

理学療法士は、幅広い医療知識とコミュニケーション力をもとにした高い専門性を持つ国家資格職ですから、就職先にはたくさんの選択肢があります。多くの学生がはじめにイメージするスポーツ医療や整形外科を選ぶのも良いのですが、私自身がそうだったように、就職してから道が開かれるケースもあります。社会人になってからも、初心を忘れずに成長したいという気持ちを持ちたいのであれば、理学療法学科は希望とともにチャレンジする価値があります。社会貢献はもちろんのこと、自己研鑽を積んでいきたいという皆さんを応援しています。

1日のタイムスケジュール

8:00 出勤、患者さんの情報をチェック
着替えの時間を考慮して早めに出勤し、予約が入っている患者さんのリハビリ内容を把握しておきます。

8:30 朝礼、診療科別のカンファレンス
朝礼後、すぐに診療科別のカンファレンス(症例・臨床試験等の情報共有)に参加します。

9:00 患者さんのリハビリ
症状についての具体的な問診や、各種検査・効果についての測定を行います。

休憩

13:00 午後の患者さんのリハビリ
午前と同様に、担当になった患者さんの問診・検査・測定を行います。

17:00 カルテ記載、勉強会資料の作成
本日の治療結果や施術内容をカルテに記載。余った時間で勉強会の資料を作成します。

18:00 勉強会に参加
資料をもとにして、最新の医学情報を共有します。場合によっては英語の文献を使用します。

19:00 退勤

勤務先

国立がん研究センター中央病院

日本のがん医療の旗艦病院として、患者さん一人ひとりに最適な世界最高レベルの医療を提供する国立がん研究センター中央病院。

目白大学 保健医療学部

目白大学 保健医療学部

住所:〒339-8501 埼玉県さいたま市岩槻区浮谷320
電話番号:048-797-2222(入試課)
募集定員:理学療法学科 85名/作業療法学科 60名/言語聴覚学科 40名

リハビリ職の夢をかなえた社会人インタビュー 理学療法士編

山﨑仁先輩

家族や親友に支えられて踏み出せた理学療法士への道
受験生に知ってもらいたい志望校の選び方

植草学園大学
保健医療学部
リハビリテーション学科
理学療法学専攻3年 山﨑 仁 先輩

医療現場を目の当たりにした経験が
自らの天職を見いだすきっかけになった

高校時代に親友の家族が長期入院することになり、お見舞いで何度も病院に通っているうちに、使命感を持った多くのスタッフがチーム一丸となり医療現場で働く姿を目にしたことで、憧れにも似た思いを持つようになりました。お年寄りの面倒を見るのが好きなので初めは介護職を検討していましたが、一生を捧げることになる職業として幅広く調べているうちに、患者さんが抱えるつらい症状を改善したり、根本的な治療に関わったりすることができる仕事として最終的に理学療法士へ行きつきました。

患者さんと時間をかけて向き合いながら信頼関係を築き、健全な生活が実現できるまで頼っていただけるような存在になりたいと考え、思い切って家族に相談したところ、人を支える仕事に就いてほしいという両親の強い願いにも沿い、大賛成を受けて正式な進路として決めることにしました。

病院の仕事を知るきっかけになった親友も同じタイミングで作業療法士を目指すことになり、お互いが医療のプロになって社会に貢献するという共通の目標を持てたことで、入学してから3年経った今でも当初の熱い思いを忘れることなく、大学生としての毎日を過ごすことができています。

志望校選択のポイントは少人数制クラスと
実際に足を運んだオープンキャンパス

理学療法学を学べる学校はたくさんありますが、自宅から通える距離で、かつ専門知識を身につけながら実習に取り組める4年制大学を受験することに決め、たどり着いたのが少人数制クラスを実践している植草学園大学です。

開学以来、千葉県内外の多数の学生が集まっており、入学した高校時代の先輩からアドバイスをいただく機会もありました。指定校推薦の枠を利用して、学校推薦型選抜入試にチャレンジするため、志望動機を明確に伝えられるように面接の練習を繰り返しました。そうした練習を通して、理学療法士になる決意が強固なものに変わっていったように感じます。そして、学科専攻で学ぶ講義内容や、大学生としての過ごし方を肌身で感じ取るために、3月に実施されているオープンキャンパスに参加しました。それまでは漠然としていた入学後のイメージや職業観も、個別質問コーナーで熱心に説明いただいた先生方のおかげで明確になり、安心して入試の準備に取り組むことができました。

入試を経験した先輩としてアドバイスするならば、まずは資料をしっかり読み込んでそれぞれの学校の特長を抜き出していきましょう。そうすれば、ある程度は学校を絞り込めるはずです。入学後の未来を想像して、毎日通える距離も大切な要素になります。もちろん、オープンキャンパスには必ず参加しましょう。きれいな校舎、しっかり学べる環境や施設・設備、気持ちをしっかり受け止めてくれる先生方、キャンパスで快活に過ごす先輩方の様子を確認できれば、入試に向かって気持ちを高めていくことができますよ。

人体模型
模型を使って学ぶことで、表面から見えない人体構造を理解することが可能です
実習室
日常生活活動学で使用する実習室では、あらゆるシーンを想定した実習を行います

専門性の高い講義から感じた未来への可能性
クラスメイトとの関係や学習環境にも大満足

入学後に実感したことは、少人数制クラスであることのメリットです。1クラス約40名、同じ志を持つクラスメイトが集まる環境は仲間づくりに最適で、期待と不安が入り交じる入学直後からすでに「支え合う」という雰囲気がありました。患者さんと直接接する理学療法士を目指しているだけあって、親切でコミュニケショーンを大事にする学生ばかりです。

私の場合は、専門性の高い講義内容や実習室で初めて見る機器・装具の数々に圧倒されてからというもの、新しい知識の習得や技術の向上を目指して勉強に打ち込む毎日を過ごしてきましたが、中にはサークル活動と勉強を両立しているクラスメイトもたくさんいて、中高時代とは異なる環境で、自己責任のもとに充実した大学生活を送っています。各々の個性は当然異なりますが、仲間意識を持って一緒に勉強を頑張ろうという気持ちを共有しています。

日常生活活動学の実習では、座学から得た知識をみんなの前で披露しながら、あらゆる症状を評価して治療・介助の改善点を出し合います。どのような治療が合っているのか、患者さんの状態を想定して解決策を見いだす難しさを感じました。また、知識だけでなく先生方の経験から学ぶケースも多く、一回一回の実習を大切に繰り返すように心がけています。

3年次の冬は病院勤務で患者さんを担当する長期実習が始まりますが、病院勤務の前に面談で不安を解消してくれるなど、この大学ならではの面倒見の良さを実感しています。

山﨑 仁先輩

大学入学だけで慢心せず卒業後に目指すのは
社会から頼りにされる医療のエキスパート

4年間通うことになる大学生活の最後には、国家試験が待ち受けています。そこでは基礎知識の積み重ねはもちろんのこと、自分が経験してきた事柄から見識を広げることが大切なポイントになると考えています。他者に治療意図や方向性をしっかりと伝えられてこそ初めて技量が身についたと言えるのですが、医療に関する知識は非常に奥が深く、個々で異なる症状のすべてを教科書やテキストだけでは覚えきれるものではありません。普段の講義や実習で学んだすべての要素を組み合わせる必要があるため、一人前として成長するのは決して楽な道のりではありませんが、挫けそうになったら医療に携わろうと考えた初心と覚悟を思い出すようにしています。理学療法士は患者の人生に責任を持つと同時に、希望を持たせることもできる有意義な職業ですから、大学での4年間を一瞬たりとも無駄にせず学び続けたいと考えています。

オープンキャンパスなどの機会で受験生の皆さんが植草学園大学を初めて訪れる際は、広大なキャンパスの規模や未知の学習内容に気後れすることがあるかもしれませんが、学習支援・実習環境・頼れるクラスメイトなど、すべてが整っている学校ですので安心してください。私自身も、期待と不安が入り混じった気持ちで入学しましたが、この学校を選んで良かったと心底思っています。あなた自身の選択肢を信じて進めば、きっと道は開けてくれるはずです。

キャンパスおすすめスポット

日常動作訓練室

日常動作の訓練実習に使用します。和室もあり、より実践的な支援方法を身につけます

日常動作訓練室

治療室

運動機能障がいの改善を目的とした「運動器系疾患理学療法学」の実習などを行います

治療室

Ku-SuKu-Su(食堂)

光あふれる明るいレストランスペースでゆっくりランチを楽しむことができます

Ku-SuKu-Su(食堂)

植草学園大学 保健医療学部 リハビリテーション学科

植草学園大学 保健医療学部 リハビリテーション学科

住所:〒264-0007 千葉県千葉市若葉区小倉町1639番3
電話番号:043-233-9031(代表)
募集定員:理学療法学専攻 40名/作業療法学専攻 40名

村上綾先輩

多様な現場実習で知る「将来のキャリアに必要な資質」
保育 × 理学療法の分野を開拓したい

昭和大学
保健医療学部
理学療法学科(2023年度よりリハビリテーション学科に編成) 村上 綾 先輩(4年)

スポーツに関わりたい!
キャリア形成を考えて理学療法士の道へ

高校時代、女子バレーボール部のマネージャーとして選手のケアに務めたことが、理学療法士を目指すきっかけになりました。けがのリハビリをサポートした選手が活躍している姿を見ると、うれしい気持ちがこみ上げてきます。そうした経験があって、最初はスポーツ関係の民間資格を取得して仕事にするつもりでいました。しかし、東京オリンピックで選手を支える医療者のチームの中に理学療法士の方がいると知り、進路選択に影響を受けました。スポーツに深く関わっている点はもちろんですが、将来のキャリア形成まで考えたときに、国家資格を持ち、専門性の高い仕事を担う職種であることに大きな魅力を感じました。

昭和大学を選んだ決め手は、さまざまな附属病院で実習をするため、多様な現場を見る機会があることです。そこは大学選びの絶対条件でした。そのほかに、学生の人数が他大学に比べて少ないことにも惹かれました。同じ学年の全員の顔と名前が一致するのは、医療を学ぶうえでプラスに働きます。校内の演習でも現場の実習でもチームワークが大切です。自分の苦手なところは人に頼り、得意なところを活かして人のサポートするなど、互いに支え合っています。

仲の良い友達も多く、実技の練習でもさまざまな人とグループを組んで取り組みました。学習以外の場面でも、学生同士の関係の良さを感じる場面が数多くあり、草野球チームを結成している学生もいます。自由に学校生活を送りながら、お互いに干渉しすぎないという雰囲気です。

教科書にない学びは現場で
幅広い実習先での体験談

全学生が昭和大学の附属病院で実習を行いますが、関連病院以外で実習する機会もあります。多くの医療機関と連携している規模の大きな病院から地元密着型の病院まで、幅広い現場を訪れることで「将来の自分に何が必要なのか」が次第に見えてきました。そして、教科書に載っていない知識も得ることができました。

ある実習先では身元不明の患者さんを受け入れる場面に立ち会いました。行政とどう相談すべきか、本人のプロフィールをどう推測するか…、こうした問題を次々と解決していく医療者の姿を目の当たりにして、現場でしか分からない学びを得たと思います。

医療系大学の実習はいつも大変です。しかし、苦だと思ったことはありません。患者さんは一人ひとり違う存在。これまでの生き方も異なり、同じ物事でも捉え方がまったく違います。だからこそ、面白いし接していてやりがいが感じられます。もちろん個々人に合わせて処置を検討すること、そのために必要な知識を集めていくのは簡単ではありません。しかし、それ以上の楽しさがあります。「人と向き合うことを仕事にしたい」という気持ちを持っている私に理学療法士はピッタリの職種だろう。そんな自信も実習の中で少しずつ身についたと思います。

聴診器の使い方を練習するトルソー
聴診器の使い方を練習するトルソーは学生たちに「ミスター・ラング」と呼ばれています
実習室
身体の動作を確認する機材が揃う実習室。ここで練習を積み重ねていきます

国家試験へ向けて
自分のペースで進む日々

実習は大変なイメージで語られがちですが、個人的には人とコミュニケーションを取る場面もあり、体も適度に動かすので苦手意識はありません。私は反対に、座学で苦労します。興味深い内容であっても集中して話を聞き続けるのが難しいことがあります。

大学の講義は高校のときより時間も長くなり、密度も増すのですが、これまでを振り返ると先生方の親身な指導が大きな支えになっていると思います。先生方が常駐している学科室は気兼ねなく出入りできて、勉強の分からないところは何でもすぐに相談できるし、他愛ない会話も楽しめる場所です。そして、普通に接しているだけでも先生方が学生を一人の大人として尊重していることが伝わってきます。

今は国家試験に向けて勉強を進めています。先生方からのサポートも受けていますが、基本的には自分自身で頑張らなくてはいけません。モチベーションを高く保つためにはマイペースを貫くことが一番です。周りの仲間の成績が良くても、動じないことが学習を習慣にしていくために大切だと感じています。自分で設定した中間目標をしっかり達成できるように、ストレスを溜めないようにしながら取り組んでいます。

村上 綾先輩

子どものリハビリテーションに携わりたい
未開拓分野を目指して

もともとはスポーツがきっかけとなって理学療法士を志しましたが、大学入学後は目標も変わってきました。将来の目標は「医療 × 保育の仕事をすること」です。

アルバイトで保育や学童保育、幼児スポーツ教育に携わり、子どもの笑顔は両親の笑顔により生まれると感じました。「忙しい毎日に追われるうちに、子どもに対して自然と厳しくなってしまった。自分の時間がとれず、心のゆとりがなくなっている」そんなお話を聞いたこともあります。このような経験を通し、「医療的支援が必要な子どもがいる家庭では、より親自身の時間が少ないのではないか」と考えるようになりました。特に未就学児のリハビリは担い手不足という問題を抱えており、これから開拓していかなければならない分野なので、私もその一助になりたいと考えています。訪問型や託児保育など、さまざまな形式が考えられますが、たくさんの家庭の幸せにつながるように頑張りたいです。

これまで子どもたちと接する中で、大きな充実感がありました。自分が大人になる過程で忘れてしまったものを思い出させてくれると感じることが多々あります。大人のリハビリと違って機能を回復させるだけではなく、新たに習得していかなければならないことも多いです。きちんとサポートできるように学び続け、日々進歩・成長できるこの道を進みたいと思っています。

現在、リハビリ職を考えている皆さんには「楽な学生生活ではない」ということと、「でも、興味があることを勉強するのは苦にはならない」ということを知ってほしいです。素直に自分がやりたいことに向き合い、進路を決めてください。

キャンパスおすすめスポット

物理療法学実習室

水治療法を学ぶ実習室です。水の浮力を活用した運動療法を演習します

物理療法学実習室

運動療法学実習室

実際の医療現場で活躍する最新機器を使って、ハイレベルな実習が学内で受けられます

運動療法学実習室

学科室

いつでも気軽に相談できるのも魅力。相談に来た学生たちを先生方が温かく迎えます

学科室

昭和大学 保健医療学部 リハビリテーション学科

昭和大学 保健医療学部 リハビリテーション学科

住所:〒226-8555 神奈川県横浜市緑区十日市場町1865
電話番号:045-985-6500(代表)
募集定員:理学療法学専攻 35名/作業療法学専攻 25名

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