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リハビリ職の仕事ガイド

理学療法士(PT)
Physical Therapist

「リハビリ職」の代表格
基本動作の機能回復を支援

理学療法士イメージ写真

理学療法士(「Physical Therapist」略してPT)は身体を自由に動かせなくなった患者さんが「立つ・座る・歩く」といった基本動作を行えるよう、医師の診断のもとにプログラムを作り、ほかの職種と連携してリハビリにあたります。
理学療法には、マット・平行棒・バーベル・固定式自転車などを用いて筋力を回復させる「運動療法」、水の浮力を利用して行う「水治療法」、低周波の電気や光線による刺激で筋肉の萎縮や痛みを和らげる「電気・光線療法」、麻痺した部分を温め刺激を与える「温熱療法」などがあります。理学療法士は一人ひとりの状態に合わせ、これらを駆使して治療を進めます。
主な勤務先は、総合病院、リハビリ施設などの医療機関で、全体の6割を占めています。介護老人保健施設、デイケアセンターなど介護関連は2割程度ですが、高齢化社会の進行によって需要が高まることが予想されます。また、最近はスポーツトレーニング、健康増進の分野でも理学療法が用いられるようになり、理学療法士の活躍の場は広がっています。

国家試験概要

試験日 2月下旬の日曜日
試験科目

一般問題
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)、臨床医学大要(人間発達学を含む)および理学療法

実地問題
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む)および理学療法

配点・
合格ライン
165点以上/275点満点
※2021年実施結果
総得点の60%以上で合格。そのうち実地問題で35%以上の得点が必要

資格取得までのプロセス

理学療法士の資格取得までのプロセス

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