英会話や難問にも対応! 双方向型のオンライン授業

英会話や難問にも対応! 双方向型のオンライン授業

inter-edu’s eye

「櫻イノベーション」の一環として、ICT教育に力を入れている日本大学櫻丘高等学校(以下、日大櫻丘)。新型コロナウイルス感染症対策のための休校期間中においては、普段からのICT教育への取り組みが、充実したオンライン授業を可能にしました。連載第1回は、各教科のオンライン授業のようすを通して日大櫻丘のICT教育に迫ります。

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iPadを使った学習経験と細かい配慮が成功のカギ

国の非常事態宣言および休校要請に伴い、日大櫻丘は3月より休校措置を取りました。そして、5月11日からはオンライン授業を開始。オンライン授業へスムーズに移行できた背景には、日頃から培ってきたICT教育のノウハウや環境があります。

日大櫻丘では、普段の授業においてもClassiやロイロノート、スタディサプリなどの学習支援ツールを積極的に利用しており、生徒たち自身もiPadを使った自主学習に慣れています。生徒に貸与しているiPadは、家庭に無線LAN環境がない場合も問題なくデータ通信ができるセルラーモデル。さらに、アクセス不具合を見越して動画の視聴方法を2パターン用意することで、家庭でのスムーズな受講を可能にしたのです。

iPadを2画面に分割して学習することもできる。
iPadを2画面に分割して学習することもできる。

動画の強みを活かしたアイデア授業を紹介!

生徒たちは、月曜から金曜まで1日最大5時間のオンライン授業を受講し、視聴後には課題に取り組みます。通常より受講時間が短いのは、演習時間や、解答したノート画像の提出作業の負担を考慮しているため。授業に加えて課題を出すことで、通常授業と変わらない生徒の学力定着を図っています。ここでは、実際に配信された3教科のオンライン授業を紹介します。

オンラインでも理解しやすいよう、各教科の先生方が工夫を凝らして動画を作成。先生によって工夫の仕方も異なり、画面を通してもその熱量が伝わってくる。
オンラインでも理解しやすいよう、各教科の先生方が工夫を凝らして動画を作成。先生によって工夫の仕方も異なり、画面を通してもその熱量が伝わってくる。
オンライン授業に奮闘する先生方のようす ≫

「日本史特講」~難易度の高い問題も分かりやすく解説~

①先生が問題を提示
授業の始めに、論述問題や史料問題など難易度の高い問題を先生が提示します。生徒は一度動画を止めて、問題に取り組みます。

②先生の解説を見る
問題を解き終わって動画を再生すると、先ほどの問題に対する先生の解説が始まります。

問題用紙にマーカーやメモを書き加えたり、教科書や図説を投影しながらの解説はとても分かりやすい。
問題用紙にマーカーやメモを書き加えたり、教科書や図説を投影しながらの解説はとても分かりやすい。

③課題の解答を提出・フィードバック
授業後、生徒は自分で取り組んだ課題の解答を先生に送ります。先生は生徒から送られてきた解答を添削してコメント付きで返信し、一人ひとりに的確なアドバイスを行います。

「英会話」~自分で作った文章を録音・録画して提出~

①文法の確認
英語で話す上で必要不可欠な文法を、授業の始めにネイティブの先生が解説します。

②課題の提示
先に学習した文法の内容を織り交ぜながら、自分なりの文章を考えるという課題が出されます。自分で作った文章を話しているようすを録音・録画し、提出します。

    
    

③授業の振り返り
最後に、先生から提示された「Activities Checklist」で自分の理解度をチェックします。英会話に限らず、授業内容の理解度を自分で確認しながら学習を進めることを重視しています。

さらに、今後はオンライン会議アプリを使用した「英会話レッスン」(希望制)を実施予定。普段学校で接しているネイティブの先生と、自宅にいながらリアルタイムで英会話を楽しむことができるようになります。

「生物」~アニメーションで視覚的な理解を促す~

①授業プリントの投影
あらかじめ生徒に配布したプリントを画面に映し、先生が書き込みながら解説していきます。

②アニメーションの活用
教科書やプリントでイメージしづらい現象は、アニメーションを活用して解説。実験動画を織り交ぜた授業なども展開し、しっかりと仕組みを理解できるよう工夫を凝らしています。

アニメーションを使った解説動画には、先生が声をアフレコして説明を加える。
アニメーションを使った解説動画には、先生が声をアフレコして説明を加える。

③オリジナル問題解説動画も配信
授業後は、今回の授業内容に沿った課題に取り組みます。問題集の解説だけでは理解が難しい発展問題に対しては、先生がオリジナルの解説動画を作成し、授業動画とは別に配信を行います。

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自分のペースで進められるから理解が深まる

動画は何度でも見返せるため、自分の理解度に合わせて進められるのがメリットです。授業動画のほかにも、ロイロノートを利用して先生に直接質問を送ることができたり、Google Meet(オンライン会議アプリ)で直接先生とやりとりすることもできます。

生徒たちも、オンライン授業を楽しんで受講しているようです。オンライン授業に対する生徒たちの感想を一部ご紹介します。

●自分のペースで停止、再生ができるから理解が深まった!
●何回も見直せるのがよい!
●新鮮で楽しい!
●授業が始まって、勉強に集中できるようになった!

編集者から見たポイント

どの教科も一方的な配信にとどまらず、通常授業に劣らぬ双方向型授業を展開している日大櫻丘。授業だけでなく、昼休みや放課後にネイティブ教員と英会話ができる「SAKURA Cafe」のオンライン開催には、多くの在校生や新入生までも参加しました。優れたICT環境と積み重ねてきた経験が、非常時にしっかりと活かされていました。

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学校説明会・イベント日程

イベント名 日時
第1回入試学校説明会(要予約) 2020年9月26日(土)
授業公開 2020年9月予定

※コロナウイルスの影響で今後中止・変更となる可能性がございます。詳しくは学校公式サイトをご確認ください。

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