学習習慣が定着! 卒業生が語る桜丘の指導とは

学習習慣が定着! 卒業生が語る桜丘の指導とは

inter-edu’s eye

進学実績を伸ばしている桜丘中学・高等学校(以下、桜丘)では生徒の学習習慣づくりに力を入れています。中学1年生から高校2年生全員を対象に、毎日の学習計画と実際の学習内容を記録する専用のノートを配布。このノートは「Self-Study」の頭文字を取って「SSノート」といい、学習内容を生徒に決めさせることで興味・関心を育てます。今回は、卒業生のお2人と藤岡和宏先生から桜丘の学習指導について聞きました。

学校公式サイトへ ≫

「SSノート」「家庭学習帳」とは

ある生徒のSSノート
ある生徒のSSノート。分単位で学習時間を記録し、反省も記入する。赤字は教員からのコメント。

「SSノート」(=写真参照)は、学級担任が定期的にチェックしてコメントを返す他、生徒との個別面談やホームルームで声掛けをする材料にもなります。また、生徒たちが自習に使うノートも「家庭学習帳」という専用のもの。こちらは毎日担任に提出します。
2つのノートを使って何を学習するかは生徒が決めますが、先生は学習に使うページの枚数を指定。未達成の場合は学校に居残って自習を進めることになります。

今回、インターエデュは卒業生のお2人にインタビュー。「SSノート」「家庭学習帳」の活用方法について聞きました。

卒業生のA・Nさん
A・Nさん 2020年3月卒業
一橋大学 社会学部
卒業生のG・Nさん
G・Nさん 2019年3月卒業
埼玉大学教育学部

インターエデュ(以下、エデュ):在学中に「SSノート」と「家庭学習帳」がどう役に立ったかを教えてください。

A・Nさん:「SSノート」の記録から、教科ごとの学習時間が分かり、バランスよく学習をする習慣が自然と身に付きました。
「家庭学習帳」は勉強が楽しくなるきっかけにもなっています。中学1年生のときに、生徒同士が自分のものを学年全体で見せ合う機会があり、ほかの生徒が興味のあることを突き詰めて学習していることが分かり、刺激を受けました。

G・Nさん:振り返ってみると、中学1年生から毎日、しっかりと勉強する習慣が身に付いたから、大学受験への気持ちの切り替えもできたと思います。

桜丘の充実の学習指導 ≫

「勉強の楽しさ」「教科のつながり」モチベーションに

エデュ:中学受験のために勉強していた頃と桜丘在学中を比べると、勉強の姿勢はどう変わりましたか。

A・Nさん:中学受験時代は、親や先生から試験の成績を褒められたいといった気持ちがモチベーションだったように思います。しかし、入学してからは自分で学習内容を決めるので、好きな教科・科目を勉強することが楽しくなりました。そこからさらに、自分の好きなことが色々な分野に関係していることに気づきました。
というのも、「家庭学習帳」は全教科を1冊で学ぶため、学習を進めているうちに複数の教科のつながりが分かるからです。そして、私は「勉強は自分に馴染みのない知識を得る面白いもの」だと前向きに考えるようになりました。

G・Nさん:在学中は中学受験時代と違い、強化すべきところを自分自身で探りながら勉強してきました。その方法が一番効率的に成績を上げると感じています。

エデュ:桜丘の魅力を紹介してください。

A・Nさん:勉強以外にも「地道にコツコツやること」が身に付く学校です。派手ではありませんが、簡単なことではないでしょう。何事にも活かせる一生の財産だと思っています。

G・Nさん:桜丘では調べ物や先生への質問が自由にでき、中学校の早い段階から自分で考えつつ学習する習慣を身につきます。勉強しやすい学校ですよ。

桜丘の教育の特色 ≫

「学習習慣の賜物」日東駒専以上の大学合格者4倍に

学習を生徒主導で進める効果として、お2人からはこの他にも、「日常生活にメリハリを付けるようになった」「部活動でも細かくプレーを見直すようになった」こともご紹介いただきました。こうした生徒の成長を藤岡和宏先生から説明してもらいました。

藤岡和宏・進学指導部副部長
藤岡和宏・進学指導部副部長
担当教科:社会(地理)

エデュ:学習指導によって生徒はどう成長しますか。

藤岡先生:学年が上がるにつれて、学習時間をただ記録するだけだった生徒も目標から逆算して学習計画を組み立てるようになります。教員や保護者から言われて勉強するのではなく、積極的に「なりたい自分」を思い描くようになるのです。

エデュ:学習習慣を定着させる重要性をどう考えていますか。

藤岡先生:中学受験をする子どもたちの多くは、保護者の意思で塾に通って勉強していた面が否めません。そのため、能動的に学習する姿勢に変わることが必要です。大学受験でも、自分自身の課題を探り、自ら考えを深めていくことが求められていると感じています。すでに出題傾向もいたずらに知識を問うものから、思考力を問うよう変わりつつあるからです。
2020年春の中高一貫生の実績を見ますと、日東駒専以上の偏差値の学校・学部の合格者数は2018年と比べて4倍になり、国公立大への進学者も増えています。生徒の学習習慣の賜物でしょう。

エデュ:受験生が桜丘に入学したらどのように学んでほしいですか。

藤岡先生:勉強を目的にしないよう、学ぶ目標を持ってもらいたいです。その上で、仲間とともに勉強することが大切だと気づいてほしいと思います。学力を上げる一番の近道は「コツコツやること」。桜丘はお子さんが着実かつ効率よく学ぶよう、しっかりと見守ってまいります。

編集者から見たポイント

桜丘の生徒さんの実践する「自分から学ぶ」ことは簡単ではありません。自律的な姿勢を身に着けることは、大学進学後もアドバンテージになることでしょう。

学校公式サイトへ ≫

イベント日程

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、予定変更の場合があります。
詳細は学校ホームページでご確認ください。

イベント名 日時
第1回 学校説明会 2020年6月14日(日) 10:00~12:00
説明会&給食体験
第2回 学校説明会 2020年7月11日(土) 14:00~16:00
説明会&授業体験
第3回 学校説明会 2020年8月10日(月・祝) 10:00~12:00
説明会&授業体験
第4回 学校説明会 2020年9月13日(日) 10:00~12:00
説明会&給食体験
イベント日程を確認する ≫

このページをシェアする

連載コンテンツ

勉強に本気になれる! 在校生が語る「充実の学習サポート」

桜丘中学校・高等学校は学習サポートが充実していることがその特色で、大学合格実績も上昇を続けてきました。その一方で、豊かな人間性を育む教育活動にも力を入れています。今回は在校生のリアルな声をお聞きし、桜丘の魅力をご紹介します。記事を読む≫

手厚い学習サポートで伸びる! 「塾なしで国立大合格した秘訣」を保護者が語る

「中学入学から高校卒業までの間に、学力が大きく伸びる」と評判の桜丘を取材。国立大学に現役でこの春合格した卒業生の保護者3人にインタビューし、その魅力をお聞きしました。記事を読む≫

スペシャル動画