人と関わり、成長する 聖学院の6年

人と関わり、成長する 聖学院の6年

inter-edu’s eye

1906年に創立された聖学院中学校・高等学校(以下、聖学院)は、キリスト教教育を標榜する伝統ある男子校です。キリスト教教育の男子校で、男の子はどんな学校生活を送り、成長するのでしょうか。そこで連載第1回は、卒業生の保護者にインタビューし、母親目線で語られたリアルな男子校生活をご紹介します。

伝統ある男子校の学校生活とは? ≫

なぜ男子校? 聖学院を選んだきっかけ

インタビューに答えてくださったのは、この春、聖学院を卒業した生徒のお母さまです。角田秀明校長と松野寛先生とともに、聖学院を語り尽くしてくださいました。

インターエデュ(以下、エデュ):入学のきっかけや、決め手になったことを教えてください。

聖学院を今年卒業するお子さまを持つお母さま

聖学院を今年卒業したお子さまを持つお母さま
左:根本さん 右:田澤さん

田澤さん:塾の先生から、長男に合う学校として薦められたことがきっかけで、説明会に出席しました。決め手は蝶ヶ岳登山やタイの研修旅行など、貴重な体験ができる行事があったことです。

根本さん:体験授業や記念祭に足を運び、きれいな校舎や、小さな子どもに優しく接する高校生の姿を見て、学校にいい印象を抱きました。また、数学講師をしていた経験から、算数の入試が良問で構成されていたことにも好印象を持ちました。

エデュ:男子校について、どうお考えでしたか。

田澤さん:思春期の息子が伸び伸びと育つために、男子校がいいと思っていました。女の子を気にして背伸びしたり、「こんなことを言ったら馬鹿にされるかも」と縮こまる必要がないからです。

根本さん:共学校にも合格していましたが、女の子がいると主導権を握られがちなので、男子校を選びました。

松野先生と角田校長

左:松野先生 右:角田校長

角田校長:小学校では女の子に遠慮して一歩引いていたけれど、入学して全部自分でやるようになり、ものの見方が変わったという男の子は多いですよ。

松野先生:男子校では、いろいろなことに挑戦したかった男の子の気持ちを解放してあげることができるようですね。

周りの目を気にせず様々なことにチャレンジできる ≫

人間を形成する学びの場

聖学院の学びについて語る一同

聖学院の学びについて語る一同

エデュ:学習面について、どう感じますか。

根本さん:息子は中学2年から高校1年まで、校内放課後学習の「Evening 特別講座」に通いました。その教室で他学年の生徒と交流し、先輩が勉強する姿を見ることができたので、いい居場所を与えていただけたなと思いました。

田澤さん:子どもが自分で気づき、考え、決断することが重要で、学びとは授業だけでなく、学校生活の全てだと私は考えています。その観点からすると、聖学院は、いずれ社会に出るための人間形成に適した素晴らしい学びの場であったと思います。

根本さん:授業参観で世界史の小瀬先生の授業を見たとき、すごいスピード感で迫力ある語り口と、指名して答えられなかった生徒をどんどん立たせていっても変な雰囲気にならない明るさに驚きました。とても刺激的な授業でした。

田澤さん:各科目に求心力のある先生がいて、「理系にはあの先生がいるから進もう」と、科目を担当する先生の魅力に生徒が引きつけられている印象があります。

根本さん:内田真哉先生や相沢睦先生による「みつばちプロジェクト」もそうですよね。先生が興味のあることに生徒が引き寄せられるスタイルが、とてもいいと感じました。

みつばちプロジェクト

校舎の屋上でミツバチを飼育し、採蜜・加工・販売する「みつばちプロジェクト」

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聖学院流・思いやりある男への成長

エデュ:お子さまの成長ぶりや、成長する要因について教えてください。

根本さん:いい行事があることです。糸魚川農村体験学習などの行事は、子どもへの影響が大きいと思います。

聖学院の行事はとても大きな影響力があると話す根本さん

聖学院の行事はとても大きな影響力があると話す根本さん

田澤さん:高校受験のない一貫校なので、子どもには何か1つのことを続けてほしいと思っており、長男は野球部に6年所属しました。足のけがをおして出場した息子の最後の試合は、後輩のエラーが原因で敗戦に。でも試合終了後、ファーストを守っていた息子は、足を引きずりながら、守備位置から動けずにいたその後輩を迎えに行ったんです。仲間を思いやれる人間に成長した息子の姿を見たとき、聖学院に入学させてよかったと心から思いました。

田澤さんの息子さんのエピソードはまさに聖学院らしい成長のひとつ

田澤さんの息子さんのエピソードはまさに聖学院らしい成長のひとつ

エデュ:受験生やその保護者へメッセージをお願いします。

根本さん:どんな子も過ごしやすい学校です。そして、親子が6年間ともに成長し、楽しめる学校だと思います。

田澤さん:自分が好きなものを堂々と「好き」と言える環境があります。部活動とは別に、好きなものを通して先輩・後輩がつながることのできる学校です。

松野先生:聖学院では体育会系・文化系の分け隔てなく、生徒が学校生活を楽しんでいます。

角田校長:悩みの多くは、人との競争により生じます。本校には、競争なく、自分がいいと思うことを存分にできる環境があります。人と関わる中で自分の良さである賜物(タラント)を探し、見つけたものを伸ばしていく。そのチャンスが、あまたある学校だと自負しています。

聖学院が育む人間教育を詳しく見る ≫

編集者から見たポイント

お母さま方に好評だった蝶ヶ岳登山や糸魚川農村体験学習は、学校を代表する伝統行事です。キリスト教というぶれない土台を持ち、長い年月をかけて受け継がれてきた行事と校風により、聖学院の生徒は思いやりを育みながら伸び伸びと育つことが、今回の取材からうかがえました。学校説明会や公開行事に参加すると、より具体的に学校生活をイメージすることができます。興味のある方はぜひ出席されてみてはいかがでしょうか。

聖学院中学校・高等学校公式サイトへ ≫
イベント名 日時 概要
男子中フェスタ 6月3日(日) 8:30開場 @京華中学校
第1回学校説明会 6月9日(土) 10:30〜 学校紹介
授業見学会 6月22日(金) 10:30〜 学校紹介、授業見学ツアー