ついに始まった次世代型の最先端教育

ついに始まった次世代型の最先端教育

inter-edu’s eye

唯一無二の人間教育を実践してきた聖学院中学校・高等学校(以下、聖学院)では、2021年度から高校Global Innovation Class(以下、GIC)がスタートしました。この新クラスでは、知的好奇心を満足させるユニークな授業が展開中です。新たな学び方や今後の展望、生徒が受けた授業の感想などを幅広くご紹介します。

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3本柱となる授業の魅力と進行状況

GICの土台となるのが一般教科での学びとリベラルアーツであり、さらに特徴的な授業として、Immersion、STEAM、PROJECTが実践されます。具体的な授業例について、高校新クラス設置統括長としてさまざまなプログラムの立ち上げに関わっている佐藤充恵先生からお話しいただきました。

佐藤先生
学習者のサポートから力を引き出すことが教員の使命と語る佐藤先生

インターエデュ(以下、エデュ):英語でSDGsを学ぶImmersionの授業内容について教えてください。

佐藤先生:世界的な視野に立って、英語そのものを学びながらも知識をインプットし、あらゆる問題をディスカッションしながら考え出された解決策をアウトプットするのが一連の流れとなっています。最近のテーマは「フェアトレード」などを扱いました。現在ある世界をより良くしていくためにある考え方がSDGsだと捉えているので、校外に向けた情報発信が必要です。そのためにも日本語ではなく、英語で学ぶという授業を進めています。

エデュ:サイエンス・デザインを軸としたSTEAMの授業内容について教えてください。

佐藤先生:授業のテーマである「人を幸せにするものづくり」を体現するために、当たり前の日常を非日常に変えて、新しい視点から世界を見つめ直す学びを目指しています。五感を使った空間デザインに1年間かけて取り組んでいきますが、ユニークな授業として既にスタートしているのが、「Makey Makey」というプログラミングができる基盤ツールを使った取り組みです。シンプルな基盤に身近なものを繋ぐだけでそれ自体を楽器にできるツールにより驚きや新たな発見を体験することで、今までに無かった世界観を広げることを体験できたと思います。教科横断型の学び方やIoT(インターネットを活用した先端テクノロジー)にもチャレンジし続け、最終的には生徒自身がMakey Makeyのようなツールを活用した実験授業を提案してほしいと願っています。

授業の様子
授業の様子

エデュ:ゼミ形式で学内外と連携した研究を進めていくPROJECTの授業内容について教えてください。

佐藤先生:PROJECTでの学びは、GICの集大成に位置付けられています。生徒自身が選んだテーマについて複数人がゼミ形式で研究を進め、学内のみならず外部の方とも連携して導き出した成果を発信していくことをゴールとしています。加えて、社会問題や物事の本質を考えながら、本来あるべき理想の状態と現状との差を埋めるためのアイデアを、動画のようなメディアで表現する取り組みも模索しています。

授業の様子

エデュ:期待を受けて始まった授業の手応えを教えてください。

佐藤先生:前述のMakey Makeyを使った授業の中間発表では、チームを組んで作品を紹介しました。作品に対して外部から招聘したデザイナーからアドバイスや意見をいただき、生徒も少なからず新たな発見があったようです。こうした授業を重ねていくたびに、ディスカッション時の意見交換が活発になり、自分自身の価値観までもが表現できるように変わってきました。もちろん教科教育にも力を入れているので、授業ごとに気持ちの切り替えが必要になりますが、すぐにそれにも慣れてきたように見受けられます。

エデュ:今後の取り組みについて教えてください。

佐藤先生:ICEモデルを導入し、既に一般教科もアップデートが始まっています。この教育モデルは、Idea(考え)、Connection(繋がり)、Extension(応用)の3つで構成されており、そのゴールは①生きて働く「知識・技能」の習得、②未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成、③学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性」の涵養となっています。社会との繋がりを意識した学びの本質を深く追究するレームワークとして、教員間でもこの概念を共有していきます。また、未来のための学習者を育てること、成功や失敗よりも学び自体の喜びを共有できることを目指した教育理念を校外に向けて発信していきます。

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生徒が感じたGICの魅力

実際に受けてわかった授業の奥深さや魅力について、高1生のお二人から詳しく紹介していただきました。

高1の西くんと樋原くん
(右から順に)高1の西くんと樋原くん

エデュ:GICに入った理由や面白かった授業内容を教えてください。

西くん:一人ひとりが自由に研究活動に集中できる学び方に魅力を感じたので、このクラスを選びました。独自科目の型破りな授業の面白さが想像以上でしたね。一方的に受けるのではなく能動的に学んでいく授業が気に入っていますが、何よりも周りのみんなが高いモチベーションを持っていることが嬉しいです。Makey Makeyを使った授業ではサッカーのゴールポストにボールが当たると音が鳴る仕組みを作りました。こうしたアイデアを実現するためにグループメンバーが積極的に動いてくれたことに感謝しています。
これから本格的に始まるPROJECTの授業を楽しみにしています。今の目標は、高齢者や子育て世代の方が生活するうえでの課題を発見し、問題を解消できるイノベーションを生み出すことです。

樋原くん:将来の夢を見つけるために視野を広げる必要性を感じていたところ、今までとは全く異なる学び方ができる新クラスを知ったことが入学のきっかけです。最近の授業では、定められたルールに基づいてグループごとにパスタを積み上げたタワーの高さを競い合いました。大抵は失敗するのですが、積み上げを成功させるために協働しながらメンバーの知恵を結集させるプロセス自体が、本当の学びに繋がるのだということに気づかされました。
高2で訪れる沖縄での平和学習では、現地の歴史や文化背景を知り、興味のある沖縄空手のことも知れたら良いですね。本当の平和とは何か、社会と関わるというのはどういったことかを知るきっかけにもなると考えています。

授業の様子

エデュ:樋原くんが受けた高校入試について教えてください。

樋原くん:英語試験は英検の勉強を通して備えていました。思考力試験は「おもちゃ」に価値や役立たせる方法を見出すといった問題で、意見を懸命に伝えるようにしました。自己表現と面接の時間は、自分がどう変わっていきたいのかといった熱意を見せられました!

エデュ:在校生の視点から、聖学院の魅力を教えてください。

西くん:やっぱり自由にやらせてもらえる環境が一番です。先生との相談でも、否定されることはありません。生徒同士の会話でも同じなので、一緒に頑張っていこうという気持ちになれますね。やりたいことにチャレンジできるおかげで、勉強の枠を超えた大切な事柄を考えるチャンスを生むことができますよ。

樋原くん:公立の中学校では満足できなかった深い学び方を体感できました。また、先生方との会話で自己肯定感が高まってきたように感じます。いろんな個性が集まって賑やかな学校ですが、偏差値では判断できない良さがあることが聖学院の魅力です。

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編集者から見たポイント

生徒の個性を最大限に発揮できるGICの魅力は、佐藤先生が語った「子どもたちにそれぞれの賜物がある」という言葉に集約されているように感じます。わが子が望む未来像に沿った学び方を実践する聖学院の今後にご期待ください。

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イベント日程

イベント名 日時
オンライン帰国生・国際生学校説明会 2021年7月31日(土)
学校説明会(学校体験) 2021年8月28日(土)
校内見学会 2021年9月11日(土)
学校説明会(学校体験) 2021年9月25日(土)
校内見学会 2021年10月2日(土)
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