inter-edu’s eye
「芝って楽しい!」取材をして真っ先に感じたのはそれでした。これまでの連載で生徒たちの“楽しい”をお伝えしてきましたが、その楽しさを受験生も体験できるのが学園祭です。足を運んだら、ますます芝中学校・芝高等学校(以下、芝中高)のファンになること間違いなし! 今年の学園祭を徹底レポートします。
在校生と楽しく触れ合えるから“憧れ”や“目標”が芽生える!
受験生で賑わっていたのは、中1有志による企画。「友だちは何人できた?」「好きな女優は?」など、学校生活や趣味といった在校生の日常が分かるアンケート結果をコミカルに紹介したり、一緒に定規落としのゲームをしたりと“ちょっと上のお兄ちゃん”が学校の楽しさを一生懸命伝えていました。
一方、ラジオ部の企画では、部員がプログラミングしたゲームによるゲームセンターができていてびっくり。「自分が作ったものを遊んでもらえるのは本当にうれしいです。僕も受験生のときにラジオ部のゲームをやって、スゴイと思ったから入学したんです」と制作した生徒さん。
生徒と触れ合える学園祭は、子どもたちに強い憧れや目標を芽生えさせてくれるのですね。
大変な盛り上がりを見せた学園祭
大変な盛り上がりを見せた学園祭
110年の歴史が詰まった「芝ミュージアム」がオープン
学園祭の初日9月10日には、学園の歴史を紹介する資料室「芝ミュージアム」がオープンしました。
「芝中高が発展してきた歴史を、先輩方がお元気なうちに受け継いでおく必要があるということから作られました。」と案内をしてくれた先生。
数ある展示物の中には、OBのお父さま必見のデジタル化された古い卒業アルバムも。遊びに来た卒業生のお子さまが、お父さまが若いころの写真を探す一幕もあったそうです。
「ここに自分の足跡が残っていることが、卒業生の誇りになると考えています。ミュージアムはいつでも戻ってこられる場所なので、卒業生同士が集まるときに、『ちょっと寄っていこう!』となったら嬉しいですね。」
お母さまも! お父さまも! 親子で楽しむ学校生活
「楽しんでいるのは息子たちだけではありません」のキャッチコピーに、とりわけ入念に取材をしたのは、芝学園PTAによる「シバメシ(お弁当)」を紹介する企画「絶妙な親力vol.2」。
芝中高の“親力”を表すもの、それは毎日大変だけど、楽しんで作っている「お弁当」だそうです。子どもたちの好きなおかず1位はから揚げ、2位は焼肉、3位はハンバーグとのこと。そして、お父さまがお弁当を作るご家庭も多いとか。
「学食がないので、基本は毎日お弁当を食べることになります。だから、手分けして作る家庭が多いです。」とPTAのお父さま。展示には、お父さまが作るお弁当の写真もたくさんありました。