「芝が大好き」といえる学校に 先生が語る中1生への思い

「芝が大好き」といえる学校に 先生が語る中1生への思い

inter-edu’s eye

伝統ある進学校の芝中学校・芝高等学校(以下、芝)には、今年度294人の生徒が入学しました。いま、中1生はどんなようすで学校生活を送っているのでしょうか。学年主任の中川先生と、副主任で担任の田口先生に学校生活のようすや生徒への思いを聞きました。

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友だちと着実に歩み始めた中1生

6月13日(土)より分散登校が始まり2週間後、全面登校をスタート。そして3週間が経過した7月21日(火)に中1生のようすについて話をうかがいました。

インターエデュ(以下、エデュ):登校が始まってからの中1生のようすはいかがですか。

田口先生:今年度は休校措置によりオンライン上で初めての顔合わせとなりました。ぎこちなさがないか心配していたのですが、生徒たちは自然に仲良くなって良好な関係性が作れていると感じます。今の中で最大限、彼らなりに学校生活を楽しんでいますね。

田口先生
田口先生

エデュ:休校中は、生徒とどのようにコミュニケーションを取っていましたか。

中川先生:早く生徒に会いたいという気持ちは担任副担含め14人の学年教員全員が強く思っていました。ただ、焦らず着実に良好な関係を築いていこうと共通認識を持って、生徒たちに接してきました。休校期間中は週2回の学年だよりから始まり、生徒へのメッセージを書いたデジタル色紙、教員のメッセージビデオを経てオンラインで交流するというように順を追って関係性を構築していきました。

中川先生
中川先生

田口先生:年齢や授業の進め方など何気ないことですが、生徒から質問を受けてやりとりをしていました。オンラインで密にコミュニケーションを取っていたおかげで、会った時の距離感も近かったです。教員側も生徒から元気をもらっていました。

エデュ:実際に生徒と接する際に心掛けていることはありますか。

田口先生:まずは生徒が健康で安心して学校生活を送れること。そして、芝に入って良かったと心から思ってもらえるように、生徒の小さな変化を見逃さず、きめ細やかに声をかけるようにしています。

中学一年生の学校生活

入学式のようす
手洗いをする生徒たち
スライドを使った授業のようす
積極的に手を挙げる生徒たち
お昼休みのようす
真剣に授業を受ける生徒たち
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生徒も教員も「芝が好き」といえる学校

エデュ:今年度の教育方針を教えてください。

中川先生:1学年担当の教員で話し合い、「規則正しい生活を身につけよう」「自分で考え、判断して行動しよう」「仲間も自分も大切にしよう」という3つの柱を掲げました。

田口先生:定期的に発行する学年だよりにも生徒に対する思いが込められています。今年のタイトルは「芝歩(しばふ)」です。一歩一歩着実に先生、生徒全員で声を掛け合いながら歩いて行こうという思いを込めました。

エデュ:生徒にはこれからどのように成長してほしいと考えていますか。

田口先生:彼らは素晴らしいポテンシャルを持っているので、自分を信じて可能性を広げ、活躍できる場所を見つけてほしいですね。生徒のためにも机上の教育と人として成長する教育をバランスよく展開したいと教員全員が強く思っています。

エデュ:最後に受験生へメッセージをお願いします。

中川先生:芝には穏やかな生徒が多く、彼らはのびのびと学校生活を送っています。その中で私たち教員は、人間教育と勉強面の教育両方のバランスをとりながら指導しています。ぜひ、学校説明会や芝のアプリなどを通して、芝の雰囲気を味わってください。

田口先生:「芝が大好き」。大人になってもそう言い続けられる場所です。のびのびと自分のやりたいことに打ちこめる環境があり、本当に楽しい学校です。受験生の皆さん、踏ん張ってぜひ芝を目指してください。待っています。

田口先生、中川先生
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編集者から見たポイント

「生徒に会いたかった」と休校期間を振り返っていた中川先生と田口先生。従来とは異なる環境の中でも生徒同士すっかり打ち解けているようすが伝わってきました。また、その環境を先生方が全力でサポートしていることも分かりました。中学生活はまだ始まったばかり。中1生は、これからたくさんの思い出を仲間や先生たちと作り、そして芝という居心地の良い場所を築いていくのではないでしょうか。

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