「昭和学院を良くする会」をご紹介します

「昭和学院を良くする会」をご紹介します

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昭和学院中学校・高等学校(以下、昭和学院)は、新コース・新制服・新入試など「令和の昭和プロジェクト」と題し、新たな取り組みの多い中高一貫校です。改革の波は先生が主導する学習面のみならず、生徒たち自身で学校生活を充実させようとする独自の試みがあると聞き、関係する先生と生徒の皆さんにお集まりいただきました。

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「昭和学院を良くする会」とは

「昭和学院を良くする会」は生徒会や先生方と連携しながら、より良い学校生活のために活動している有志グループです。その全貌について、詳しく伺いました。

安嶋義之くん、鍋田櫂くん、林志桜くん、杉山菜々子さん
(左から)「昭和学院を良くする会」代表の安嶋義之くん(高2)、活動をサポートする生徒会副会長の鍋田櫂くん(高2)、受験勉強の傍ら、活動に精力的な林志桜くん(高3)、同じく杉山菜々子さん(高3)

インターエデュ(以下、エデュ):「昭和学院を良くする会」(以下、「良くする会」)について、ご紹介をお願いします。

安嶋くん:学校をより良くするためのアイデアを持つ生徒が集まり、オンラインで話し合いながら学校生活の改善策を企画・実行していくという組織です。固定されたメンバーではなく、誰かが新規のプロジェクトを立ち上げると、みんなに通知が届くので、同じ目的意識のある生徒が随時、参加していくというような柔軟な仕組みで運営しています。

安嶋くん
「良くする会」は表現力や実行力が身に付きますと語ってくれた安嶋くん。全体のリーダーを務めています
「良くする会」と生徒会のミーティング風景
「良くする会」と生徒会のミーティング風景。プレゼンテーションのスキルアップにも繋がっているようです

エデュ:これまで、どのような改善に取り組んだのでしょうか。

林くん:僕はICT関連のプロジェクトを進めています。オンライン授業が始まってからというもの、ICTに触れる機会が急速に増えました。そこでICTをどのように授業に取り入れてもらいたいか、生徒側の意見を集約して、先生側にお伝えする役割をしています。
例えば「配信される課題を管理しやすいように、ファイル名の付け方にルールを設けてほしい」など、クラス単位、学年単位で共通したルール策定にも貢献しました。

ICT活用マニュアル
林くんはICT活用マニュアルも作成。学内のITリテラシー向上に一役買ってくれています

杉山さん:私はシーズンごとに、学校内の装飾を担当しています。最近の一大イベントとしては、今年3月の卒業式には在校生の参加がかなわなかったため、感謝の気持ちを伝える場をほかの場所で作れないかと動いたことです。在校生の有志に声を掛けて、卒業する先輩方へ宛てたメッセージカードを書き、壁一面にレイアウトしました。後日、卒業された先輩方からお礼のメッセージを動画でいただくことがあり、とても嬉しかったです。

メッセージボード
卒業式に合わせ、杉山さんが中心となって制作したメッセージボード。卒業生への感謝が綴られています
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学校内で「実社会のように学ぶ」生徒たち

エデュ:活動していくうえで、大事にしていることを教えてください。

安嶋くん:生徒会との協力関係です。「良くする会」は学校生活を改善したいという生徒が集まっていますが、プロジェクトの実現は学校全体の意思に沿って活動することが求められます。そのため、選挙で選ばれている生徒会メンバーとは、ポジティブな意見交換ができるように心がけています。

鍋田くん:僕は生徒会副会長を務めていますが、「良くする会」には会員に準じる立場で、連携窓口の役割を担っています。「良くする会」と生徒会とで意見が食い違ったときも、お互いの意見がどういう考え方から出たものなのかを探っていくと、実りある話し合いに発展できて、着地点も見えやすいですね。

鍋田くん
生徒会、「良くする会」以外でもアプリ制作などを通して学校改革に貢献する鍋田くん。取材時は「食堂にお弁当を注文するアプリ」を開発中でした

エデュ:活動の糧となるような、学習経験はありますか。

鍋田くん:社会に出てからも直面するような、いろいろな問題の解決策を考え、提案し実行する経験を積んでいます。昨年などは、コロナ禍で売り上げの悪化した校内のコンビニ(Yショップ)に着目し、どうにかして売り上げを回復させる手立てがないかを思案しました。その一環で、大手企業のコンサルタントの方から、相手を説得するためのコミュニケーション手法など、多くのことを学ぶことができ、解決に向けて具体的なアイデアも出せるようになりました。

林くん:ほとんどの教科で、プレゼンテーションの機会がたくさんあります。たとえば、できるだけ多くの生徒から協力を得たいというときに、自分のアイデアをいかに伝えて共感を得るか。そのために必要な表現力を、授業で身に付けることができたと思います。

A・Tさん
「生徒と先生、両者にとって快適なICTの活用を」と語ってくれた林くん。高3になってからも、こまめに時間を見つけて活動しています

エデュ:今後の活動で、取り組みたいことを教えてください。

安嶋くん:学校の委員会組織全体の改革です。現状、どちらかといえば高校生がメインという印象があるのですが、中学生がもっと前面に出られるようにしたいです。実現すれば、学校の雰囲気がもっとアクティブになると思います。

杉山さん:高校3年生として、最後に学校をより良くして卒業できた、と胸を張って言える思い出を作りたいです。それこそが、最高の記念になると思っています。活動の中で、たくさんの後輩たちと関わる機会があり、より良い学校を引き継いでいきたいという思いが強くなりました。

杉山さん
「良くする会」を通して、後輩たちとの交流を深めた杉山さん。卒業までに、「良くする会」PRにつながる掲示制作を計画中です
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「将来の働き方」を疑似体験できる学校自治

積極性の高い生徒たちが集まる「良くする会」。ご担当の篠塚進雄先生からも、お話を伺いました。

篠塚先生
「生徒が自発的にICTを使って意見交換し、そのアクティブさに舌を巻いています」と語る篠塚先生

エデュ:「良くする会」が設置された経緯を教えてください。

篠塚先生:昭和学院は、昨年度から教育活動全体をゼロベースで見直していて、生徒自治に関しても新しい取り組みを打ち出すことになり、生徒がより主体的になれるよう「メンバー構成が柔軟で、生徒の判断で動ける有志グループ」を立ち上げました。立ち上げたときは、私やほかの若い教員たちが声を掛けるところから始まったのですが、今や立派な自治組織として成長しつつあります。

エデュ:活動している生徒を見て、感じていることを教えてください。

篠塚先生:当初は考えてもいなかったことですが、「将来社会の働き方」を実践しているように感じています。将来社会では「組織から仕事を与えられるのではなく、プロジェクトを計画し、実現のために仕事を創出する」という働き方が広がっていくと考えられていますが、「良くする会」に参加している生徒たちが、そういった新しい社会を疑似体験できているとしたら、とても大きな価値があるのではないでしょうか。

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受験生へのメッセージ

最後に、中学受験生への応援メッセージをお願いします。

安嶋くん:趣味でプログラミングをやっているのですが、きっかけは昭和学院のICT教育があったからこそだと思います。知らなかった自分を発見できる学校ですよ!

鍋田くん:受験を乗り越えるには、強い気持ちが必要です。「なんで自分は勉強するのか」を考えてみてください。答えが出れば、不安に勝てると思います。

林くん:室内プールや体育館、蔵書約7万冊の図書館など、昭和学院は施設が素晴らしいです。ぜひチェックしてください。

杉山さん:昭和学院は面白い先生が多くて、授業が退屈しません。きっと皆さんの受験に向けた頑張りを、将来の可能性に変えてくれます。

篠塚先生:新しい時代に対応した教育を、教職員一丸となって追求しています。ぜひ一緒に成長していきましょう!

編集者から見たポイント

多くの中高一貫校が将来社会に対応できるようにと様々な教育活動を取り入れる中で、生徒会とは別の組織を立ち上げ、学習面以外にも目を向けた昭和学院の取り組みは斬新なものがあります。ぜひオープンスクールなどで、学校の雰囲気をご覧ください。

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イベント日程

イベント名 日時
オープンスクール ①7月25日(日)9:30~11:30
②8月21日(土)9:30~11:30
※中学受験生対象、要web予約
桜和祭(文化祭)公開日 9月19日(日) 10:00~15:00
※小学生のみ見学ツアー、入試相談あり
入試説明会 ①10月30日(土)14:00~16:00
②11月20日(土)14:00~16:00
③12月11日(土)14:00~16:00
※中学受験生対象、要web予約
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