入試直前情報
※こちらは2018年度の情報です
中学校入試問題の特徴
国語
両コースともに読解問題は物語と説明文を1題ずつ出題します。物語は小学生、中学生が主人公となっているものが中心です。説明文は自然科学を題材とした文章と人文科学を題材とした文章のどちらかを出題します。物語、説明文ともに3,000字前後あるので、文章を速く読む練習が必要です。数十字で説明する設問がありますので、書く練習をしておくとよいでしょう。
特進コースでは特に、漢字やことばの意味などの基礎力を養いましょう。ここで養われた力は、中学生に必要な国語力の土台ともなります。毎日こつこつと学習を進めておいてください。
算数
生徒に求めているものは計算力です。四則演算、分数、小数、カッコの計算が自由自在にできる力が大切です。中学校入学後の授業についていくためにも、計算力が大きな土台となります。次に、基本的な単位の問題は中学校でも重要な基礎部分となるので繰り返し演習をしてください。
その他、特殊算、平面図形、空間図形についても出題する可能性は高いので十分練習をしてください。また、最終問題は公式等を使う問題ではなく、思考力を見る問題なので、チャレンジ精神を持ち、あきらめず取り組んでください。
理科
物理分野、化学分野、生物分野、地学分野の4分野から1題ずつ出題します。本校の理科教育で求めるものは「考える力」です。基本的な知識を問う問題に加え、グラフを読み取る問題、身近な現象について考察する問題等を出題しています。計算問題や文章で解答する問題もありますので、様々なタイプの問題を解き、学習を進めておきましょう。
社会
地理、歴史、公民の分野からそれぞれテーマを限定して出題します。いずれも教科書レベルの基本的な知識問題が中心です。時事問題の割合が多いので、日頃から新聞やテレビのニュースに関心を持つようにしましょう。
その他、説明問題や自分の考えを文章で表現する問題(30字程度)を各分野で出題します。入試対策としては、過去問を通して出題傾向をつかみ、問題集を使って学習していきましょう。
英語
英検3級から5級程度の様々なレベル形式で出題します。また、リスニングテストも実施します。理科、社会との選択になりますが、英語に自信がある人はぜひ受験してください。
未来力入試の特徴
公立中高一貫校と併願しやすい入試です。
思考の基礎力検査
- 計算問題を速く正確に解く力、工夫して解く力
- 文章や図、グラフなどを正確に理解する力
上記の力を検査します。出題は、特定の知識を必要とせず、その場で問題文などの情報から正解を導き出すことが可能な問題です。
思考の展開力検査
- ものごとを深く考える力
- 課題を解決する力
- 自分のことばで表現する力
物語(童話など)を読み、要約をしたり、自らの考えを文章で表現する問題を出題しています。
高校入試問題の特徴
国語
大問は小説、評論、古文の3題で構成され、全て選択肢式の出題です。
小説については「行動」「会話」「情景描写」などから「心情」を読み取る問題や、逆に「行動」の理由を「心情」に問う問題を主に出題しています。また、語句の意味を問う問題も出題しています。
評論は、「論理的読解」を主とし、指示語や対比関係、接続詞等を正確に読み取り、文中に解答根拠を探す客観的姿勢を評価しています。そのため最終問としては正誤問題を毎年出題しています。また、文中の漢字を問う問題も評論から出題されます。
古文は「説話」、「歌物語」、「随筆」と幅広いジャンルから出題しますが、内容はオーソドックスなものです。中学校の教科書に出てくる語句の意味や、月の異名、係り結びの法則は頻出ですので、しっかり準備をしておいてください。
以上のように本校の国語の問題は、3年後のセンター試験を視野に入れた構成になっています。入試勉強は、入試だけでは終わらないもの。これからに関わる大切な勉強ですので、それを忘れずに努力を積み重ねてください。
数学
中学数学全般にわたって出題されます。特に本校の生徒に求めるものは計算力です。したがって、第1問は必ず重要な計算問題が出題されます。第2問目以降は確率、平面図形、関数、空間図形も高校入学後に必要な分野なので出題する可能性は高いです。基本的な問題を確実に解ける力、計算力、思考力を身につければ、高得点をねらうことができます。
英語
大問は①文法(4択問題)、②空所補充、③語句整序、④文整序、⑤会話文、⑥英文要約、⑦英語長文、の7題で構成されています。
読解力や文法力、語彙力を問う形式の問題もありますが、ただ暗記力を問うような問題だけではなく、論理的思考力を問うような入試問題の内容となっています。速読力を求められますので、ぜひ、本校の入試過去問題集をご覧になり準備をしてください。