目指せ医学部合格! 生徒の素質を伸ばす伝統の指導

目指せ医学部合格! 生徒の素質を伸ばす伝統の指導

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首都圏でも有数の医学部合格者を輩出している秀明中学校・高等学校(以下、秀明)。驚くべき実績の背景には、伝統に培われたノウハウをはじめ、カリキュラムに組み込まれた多くの医学部受験対策があります。今回は、合格の夢を現実にする秀明の指導に注目します。

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医学部受験を意識した学習指導の数々

1978年の開校以来、医学部・歯学部などの難関大で高い合格率を誇る秀明では、中1の時点で既に進路を意識した「医進・特進コース」や「スーパーイングリッシュコース」、「総合進学コース」といった3つのコース制が用意されています。さらに、私立大医学部への現役合格を目指す「医学部進学コース」が高1から設置され、実績に裏打ちされたカリキュラムを実践しています。このコースでは小論文や大学別面接対策をはじめ、志望する大学に合わせた受験指導を進めています。また、医療講演会を定期的に開催。社会で活躍する医療関係者や医学部に進学した卒業生の話を聞き、医療現場の知識を深めるとともに職業観を学ぶことができます。医学部進学コースのほかに「難関国公立大学進学コース」「総合進学コース」もあり、生徒の多様な進路をサポートしています。

模擬医療体験のようす
埼玉県総合医局機構が主催した「高校生の志」養成事業に応募し、埼玉医科大学総合医療センターでの模擬医療体験や若手医師との懇談会に参加する秀明生たち。
コース別指導の特色とそのねらい ≫

秀明の6年間で身につく知力と人間力

実際に医学部進学コースに通っている秀明生はどのような学校生活を送り、医学部合格の切符を手に入れたのでしょうか。今回は、高3生で聖マリアンナ医科大学医学部に合格した斉須未沙さんにインタビュー。普段の学校での学びや寮生活について話を聞きました。

医師になるのを志したのはいつごろからですか。

斉須さん:3歳のころ、テレビ番組で治療している医師の姿を見て、人の手で命を救うことのすばらしさに感動したのがきっかけです。以来、ずっと医師として活躍することに憧れていました。

医学部進学コースでの学びはいかがでしたか。

斉須さん:医師になりたいという強い思いはあるものの、入学当初は医学部に合格できる実力が足りませんでした。アルファベットの順番も覚束ないような私が医学部に合格できたのは、秀明で先生方から学んだおかげだと思っています。

幼少の頃から医師として活躍することを夢見てきた斉須さん
幼少の頃から医師として活躍することを夢見てきた斉須さん。生徒会副会長やテニス部で活動をしながら、見事に聖マリアンナ医科大学の医学部医学科に合格し、夢の第一歩を踏み出しました。

秀明のどのような授業やカリキュラムが合格につながったと思いますか。

斉須さん:医学部に合格した先輩がたくさんいるので、勉強内容や時間の使い方に具体的なアドバイスをいただいたり、たくさんの過去問を解いたりする中で、着実に学力を身につけていけたと思います。医学部合格への道を一歩ずつ歩んでいったというイメージです。

クラスの雰囲気はいかがでしたか。

斉須さん:同じ目標を持った仲間同士なので、協力しながら目標に向かっていくことができました。医学部進学コースには当然、親が医師という仲間もいましたので、医療現場の話を聞かせてもらったり、職業観についても話し合うことができて、将来へのイメージがしっかり固まったと思います。

苦手な教科はどのような対策を取りましたか。

斉須さん:理系が苦手でしたし、英語も得意ではなかったのですが、負けず嫌いな性格もあり定期テストで上位の成績を取ろうとモチベーションを高めました。英語を教えていただいた山本先生に弟子入り志願し、どんどん質問していったことも学力アップにつながったと思います。

斉須さんと山本先生
インタビュー取材を一緒に応じていただいた山本先生と一緒に、入学当時の思い出をたくさん語ってくれた斉須さん。

秀明の寮生活はいかがでしたか。

斉須さん:私にとってかけがえのない時間になりました。寮での生活は、まるで家族と過ごすように居心地が良かったです。もう寮から出てしまったので今はとても寂しいです。寮で培ってきたコミュニケーション能力や自立した生活の経験は、医師になってからも必ず役に立つと思っています。

大学ではどのようなことを学びたいと考えていますか。

斉須さん:今の時点では、心臓血管外科医を目指しているので、そのために必要な知識や社会のことなど、さまざまなことを学んで吸収していきたいです。

医学部を目指ざしている後輩や、秀明の入試に挑戦する受験生のみなさんにメッセージをお願いします。

斉須さん:秀明に入学していなかったら医学の道をあきらめていたと思います。実力が足りなかった私を先生方は見捨てずに助けてくださった。寄宿舎舎監のみなさんも家族のように支えてくださった。志があれば、夢が夢じゃなく現実になります。だから秀明を信じて、頼ってほしいと思います。

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着実に実力を身につける指導

斉須さんが身につけた確かな学力。結果を出すためには、具体的にどのような指導が進められるのでしょうか。英語科教諭の山本恭子先生からお話をうかがいました。

医学部へ進学したたくさんの生徒たちを育ててきた山本先生
医学部へ進学したたくさんの生徒たちを育ててきた山本先生からは、既に活躍している先輩が在校生のロールモデルになっていると教えていただきました。

秀明ならではの教育の強みを教えてください。

山本先生:中学入学当初の基礎学力の定着から、早い段階で進学先を意識した入試対策まで、生徒の実力に応じた指導を進めていくのが特徴だと思います。放課後のフォローや個別指導が充実しているので生徒一人ひとりが確実に実力を身につけていきます。

医学部進学コースの特徴を教えてください。

山本先生:大学受験講座や英検対策、月~木に行われる夜間学習や個別指導など、基礎学力から徐々に発展していくための指導を進めています。定期考査では医学部入試の過去問を出題したり、重要なポイントになる小論文や面接、さらには集団討論の練習をしながら、受験本番で役に立つスキルを身につけていきます。医学部に進んだ卒業生が先輩として良いロールモデルになっているので、合格するためには何をやらせたら良いのかを、生徒個々の現状に合わせて具体的に指導することができます。

ほかのコース生とは異なる授業を行うのでしょうか。

山本先生:コースは分かれていても、教育課程は基本的に同じです。夜間や放課後のコース別授業で、それぞれに応じた学習内容を展開しています。

毎年多くの医学部合格者数を出している理由をどう分析していますか。

山本先生:開校以来、累々と受け継がれている医学部受験対策のノウハウや定期的に行われるチェックテスト、進学先に合わせた特殊な講座、夜間学習、推薦入試を意識した多数の資格試験など、さまざまな要素が合格につながっていると考えています。論文・面談重視の対策を講じたり、医学部に進学したOB・OGとの交流ができたりという環境も向学心につながっていると感じます。

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編集者から見たポイント

生徒会で副会長も務めたというしっかり者の斉須さん。「医師になって命を救いたい」という強い思いと先生方や寮の方々のサポートを力に変えて、自らの手で合格の切符をつかんだということが分かりました。インタビューでは、一つひとつの質問に丁寧に答えている姿から、近い将来に医師となって患者さんに分かりやすく説明している斉須さんの姿が想像できました。医学部に進むための実力だけではなく、医者になるために必要とされる人間力を育む環境にあるということが、秀明の大きな魅力の一つではないでしょうか。

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