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実力が身につく完全中高一貫校 獨協生の自信と誇り

inter-edu’s eye

今年、創立135年を迎える獨協中学校・獨協高等学校(以下、獨協中高)は、完全中高一貫の男子校で6年間を同じ仲間と志をひとつにして、切磋琢磨しながら未来への扉を開いていきます。長い歴史と伝統から生まれた「獨協中高らしさ」とはどのようなものなのでしょうか。卒業生と在校生へのインタビューから獨協中高の魅力に迫ります。

獨協中高にいたから今がある 卒業生インタビュー

卒業生代表として、難関大への進学を果たした小野田郁哉さんと村松秀紀さんに、在校時の過ごし方や進路決定のきっかけ、6年間を過ごした母校の魅力についてお話を聞かせてもらいました。

(左)東京大学文学部でイスラム学を専修する小野田さんと(右)東京工業大学物理学部で大学院に進む予定の村松さん。

──在校時代の思い出を教えてください。勉強への取り組み方はいかがでしたか。

小野田さん
小野田さん

中2のころは勉強ができなくて大変でした。でも、勉強を教え合う仲間のおかげで学力が身についたと思います。質問に答えることで初めて気づく機会もたくさんありました。

村松さん
村松さん

高校の物理の先生に憧れて、国立の単科大学である東工大の物理学部を目標に、とにかく勉強していましたね。

吹奏楽部のようす
獨協中高時代、小野田さんは吹奏楽部でサックスを担当しながら生徒会長を務め、村松さんは選抜クラスで勉学に勤しみながらもソフトテニス部で活躍しました。

──目標を定めたきっかけや当時の過ごし方を教えてください。

小野田さん
小野田さん

進学先よりも、まずは目標を三大難関試験(国家公務員、司法試験、公認会計士)に定めて勉強していました。国立大に進学して国家公務員試験を目指そうと考えたのですが、高3の個人面談で先生に勧められて東大を目指しました。それからは、放課後の自習や、早朝の講習を受けていました。校内テストでもライバルの存在にやる気をかき立てられました。楽しむ時は思いっきり楽しんで、勉強するときは集中して勉強する。メリハリをつけた生活を過ごせたことが良かったのだと思います。

村松さん
村松さん

とにかく朝から夜までずっと学校にいたような気がします。それぐらい楽しかった。不思議とずっと学校にいられましたね。男子校だからということもあったのかも知れません。

──印象に残っている学校行事はありますか。

小野田さん
小野田さん

高3の時に参加したマラソン大会が一番の思い出です。運動部に所属している友達とどちらが先にゴールするかを勝負したんです。吹奏楽部の僕が勝った時、得も言われぬ達成感がありました。

村松さん
村松さん

高2のハワイ修学旅行ですね。観光目的では考えもつかないコースだったのですが、それがとても面白かったです。マウナケア山頂での天体観測や日没観察もしたんですよ。それに、注目すべき天体現象に応じて開催された天文系のイベントが印象深いです。一生に一度しか見られない金環日食をみんなで見るなどしたのが楽しかったです。

卒業式のようす

──獨協中高での生活が今に活かされていることはありますか。

小野田さん
小野田さん

いろいろなことに興味を持たせてくれたことですね。今、大学で講義を受けていても「この話は獨協中高の先生がしていたな」と思い出すことがあります。いろいろなことに興味を持って取り組めているのは母校のおかげです。

村松さん
村松さん

どんなことにも先入観を持たず、壁を作らないのは獨協中高で身についた考え方です。中高時代はソフトテニス部だったのですが、東工大では演劇を始めました。新しいことを始めるのに抵抗がないのは、母校で過ごした毎日があったからだと思います。

──卒業生だからこそ見えてくる「獨協中高らしさ」はどんなところでしょうか。

村松さん
村松さん

自分がやりたいことを自由にできることだと思います。それぞれがやりたいことや目標にしたことを頑張り、それを見ている友達が応援する。それが当たり前に感じられる学校ですね。獨協中高に入学したら、純粋に6年間を楽しめると思います。

小野田さん
小野田さん

自分自身も気づいていないような可能性を伸ばしてくれるところでしょうか。ぼくの場合は、当初はやりたいことが特に見つからなかったのですが、いろいろなことを体験させてもらい、選択肢を出してくれたおかげで今があると思っています。実を言うと、生徒会は積極的に参加したわけではないのですが、やってみたらたくさんの収穫がありました。自主性に欠けていた僕の背中を先生が押してくれた。人生の4分の3は母校で決められたと感じています。

自由な校風から自立心が生まれる 在校生インタビュー

続いて、学校に通っている在校生だからこそ分かる“獨協中高の良さ”について、高2で硬式テニス部に所属する岩谷健人さんと、同じく高2でバスケットボール部キャプテンの幸治拓也さんにお話を聞きました。

(左)岩谷さんと(右)幸治さん。光と風をテーマに設計された開放的な校舎で、中高一貫の男子校生活を過ごしてきました。

──入学を決めたきっかけを教えてください。

岩谷さん
岩谷さん

進学のことを考えたら、獨協中高に入学するのが一番だと思い入学を決めました。

幸治さん
幸治さん

自宅から近いことと、文化祭で学校に来たこともあって生徒の雰囲気も分かっていたので入学しようと思いました。

岩谷さん
岩谷さん

実際に入学してすぐに分かったのは、全体に活気があふれる学校だということです。みんな一緒に盛り上がることのできる雰囲気があります。

幸治さん
幸治さん

学習面でも分からないことがあれば、友達同士で教え合うことができる校風だと思います。異なるクラスでも関係なく仲良くできるのが楽しいです。学年全体の行事でいろんなクラスのメンバーと交流できたのが良い思い出になっています。

授業のようす

──普段の学校生活はどのように過ごしていますか。

岩谷さん
岩谷さん

授業で聞き逃したことや、理解できなかった内容があったら、休み時間や放課後になるべく先生に質問するようにしています。

幸治さん
幸治さん

バスケ部は中学生も合わせて60人ほど在籍しているのですが、キャプテンとしてメンバーをまとめる役目を務めています。部活動と勉強を両立するために、朝早く起きて数学の復習をしています。

──獨協中高に入って良かったと感じることはありますか。

岩谷さん
岩谷さん

明るくて自由な校風を持つ素晴らしい学校だなと思います。目標を持てば素晴らしい生活を送ることができると思います。

幸治さん
幸治さん

獨協中高はにぎやかで意見交換が活発です。小学校の頃はさまざまなルールがあったのですが、獨協中高はその頃に比べたら自由だからこそ、自律する心が大切だと思っています。

編集者から見たポイント

今でも年3回ほど母校を訪れているという小野田さんは、中高一貫の良さを「部活動を通して縦のつながりができる」と話していました。今でも6歳上の先輩や卒業した後輩たちと会っているそうです。村松さんも、「母校で恩師に出会えたからこそ東工大に入学できた」と話してくれました。意識を高く持つ者同士が集まり、自己研鑽を重ねながら過ごす6年間が、獨協生としての自信と誇りに満ち、社会で活躍する大人へと成長させてくれるのでしょうか。みなさんのお話を聞きながら、きっとそうなのだろうと思えたインタビュー取材となりました。
学校の魅力を知るには現地に赴くのが一番です。学校説明会や体験会などの機会に、男子校の日常風景を確かめてみてはいかがでしょうか。

学校説明会・学校体験会

開催日時 イベント名
10月14日(日) 10:00~12:00 第1回 学校説明会
11月3日(土・祝) 9:00~12:00 プレミアム学校体験会
11月11日(日) 13:30~15:30 第2回 学校説明会
12月23日(日・祝) 10:00~11:15 入試問題説明会
12月23日(日・祝) 11:30~12:30 第3回 学校説明会
2019年 1月13日(日) 10:00~12:00 第4回 学校説明会

※学校説明会は各回とも内容は同じです。終了後、校舎見学があります。
(第1回・第2回は説明会と同時間帯に体験授業があります。)
※プレミアム学校体験会は小学4年生~6年生が対象です。
※入試問題説明会では、国・算・社・理の各教科出題担当者が入試心得をお話しします。終了後、校舎見学があります。
(図書館に教科ごとの質問ブースを設けます。)

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:獨協中学校・獨協高等学校