昭和学院小学校

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近年の躍進には理由があった 理系学部に実績多数の神奈川学園

inter-edu’s eye

「思いやりのある子に育ってほしい」「自分の頭で考えられる力を身につけてほしい」——そんな保護者の想いに応えるのが、昭和学院小学校の6年間。東京近郊からも通いやすいこの学校では、“人が育む、人と歩む”をキーワードに、やさしさと考える力を学びの中で育てていきます。子どもたちは問いを立て、自分の言葉で表現し、学び続ける姿勢を身につけていきます。いま、新しい学びを実践する昭和学院小学校についてご紹介しましょう

人が、未来。人は、誰かを想うことで成長する。

私たちはどんなに時代が変わっても、失ってはいけない
“力”があるといつも考えています。
“教わるのではなく、自ら学ぶ力”
“友達のことを思いやり、認め合える力”
“失敗しても試行錯誤を繰り返し、答えに向かって行動できる力”
私たちはこの“力”を、子どもたちに身につけてほしい。
ここに通う子どもたちの未来は希望で溢れています。
そして、その希望の先には、大切な誰かが必ずいます。
人と人が出会い、未来をつくっていく。
昭和学院小学校での日々の学びで成長するこの“力”が子どもたちの明るい未来につながると信じて。

学び続ける力とやさし心を育てる

生涯にわたって豊かに生きる力を

先行き不透明な時代の中、人生百年と言われています。
この長い人生を豊かに、幸せに生きていくためには、常に自分自身を更新していくことが大切です。
自分らしさを発揮し、自分の「好き」を見つけて
興味関心を抱き続けること。それが「生きがい」です。
これから出会う様々な人たちと心を通わせ共に楽しく生きていくこと。
そんな長い人生の礎を築くのが「いま」なのです。
私たちができるのは、安心、安全な環境と、冒険や発見の機会をたくさん与えること。興味関心を広げ、感性を磨く場をつくること。生涯にわたって学び続けることのできる力と自分にも周りの人にもやさしくできる心を育てること。
子どもたちの夢と可能性を伸ばしながら、生涯にわたって豊かに生きる力の基礎を育んでいきます。

マナビ

自分の頭で考え、伝える力を養う

子どもたちが自ら考え、行動し、自分の意見を発信する。友だちの意見を聞いて、さらに自分の考えを発展させる。そんな“主体的で発展的な学び”が、昭和学院小学校の学びのスタイルです。

大事なことは「伝えること」
伝えるための何かを「考えること」

英語教育

未来を生きる子どもたちにとって、コミュニケーションツールとしての英語力は必要不可欠です。グローバル社会においては、どんなに素晴らしい考えをもっていても、英語が使えなければ、それを伝えるすべはありません。
昭和学院小学校では、20年も前から英語教育を導入し、1年生から6年生まで週3時間のオールイングリッシュの授業を行っています。脳も耳も柔らかい低学年のうちからたくさんの英語に触れさせ、母語と同じようなプロセスで自然に英語が身につくように工夫されたカリキュラムを採用し、生きた英語コミュニケーション力を育成しています。ただ英語が理解できる、簡単な会話ができるだけにとどまりません。
英語で考え、英語で話を組み立てる力、英語で自分の意見を発表し、相手と議論ができる、互いに言葉で理解し合える力も身につけます。

読み、書き、言葉で考え、表現する
すべての基本となる力

国語教育

学力、思考力の土台は言語能力にあります。確かな表現力を身につけるために、昭和学院小学校ではすべての教科において「話す力」「聞く力」「書く力」「読む力」を伸ばす活動に力を入れています。とりわけ注力しているのが、読書活動です。図書館を学校の中心におき、授業や行事の中で活用するだけでなく、日常的に本に触れ、読書が好きになる仕掛けをたくさん用意しています。
たとえば、読書習慣を身につける試みとして、低学年では1年間で本を100冊読むことを奨励し、達成した子どもには表彰をしています。子どもたちは本を読み終えると「本読みカード」に自分の言葉で感想を記録します。最初は短い文章しか書けなかった子どもも、1年後には長い文章を苦もなく書けるようになります。読書を通して、読む力と書く力を同時に育てているのです。
子どもたちが本好きになるきっかけとして「読み聞かせ」も大切な教育活動と位置付けています。楽しみながら国語力を高めていくために、国語の授業では辞書引き大会や百人一首大会、校内読書感想文コンクールなど、子どもたちのやる気を引き出すイベントもたくさん準備しています。

科学的な見方、考え方を培い、学んだ知識を世の中のために活かせる人を育てる

理科教育

物事を科学的に見たり考えたりする力をつけるために、実証性(自分の仮説を実験などで確かめる)、再現性(条件を変えて実験を繰り返し同じ結果を得られる)、客観性(実証と再現によってより多くの人に承認される)の3つの要素を意識して、授 業を組み立てています。これによって、子どもたちは本やインターネットで調べて済ませるのではなく、自ら観察や実験をして疑問を解決するようになっていきます。また、他者の意見にも耳を傾け、より客観性を求める態度が培われていきます。
昭和学院小学校の理科は、知識を習得するだけにとどまらず、習得した知識の活用ができるまでを目指しています。そのため、日常生活と結びつけたり、学んだ知識を使って目の前の現象を説明したりするといった学習を多く取り入れています。例えば3 年の「磁石」の学習では、「磁石は鉄を引きつける」「異極は引き合い同極は退け合う」などの知識を学びますが、そこで終わりにせず、磁石の性質を利用したおもちゃを作ってみる、磁石の性質を自分で説明するなどアウトプットまでを求めます。「知識」とは活用できてこそはじめて本当の意味での「知識」となり得ると考えているからです。

身のまわりの事象に潜む問題に気づき、問題解決に向けて粘り強く立ち向かう力を育てる

算数教育

算数の授業では、問題を発見する力、問題を解決する力、問題を広げる力を育てます。それは、単に「問題が解けるようになる」ことではありません。大事なことは、子ども自身が数理的な事象に対して問題意識を抱くことであり、その問題解決に向けて粘り強く取り組むことです。そして、問題を解決した後も、自らすすんで問題の条件を変えて追究したり、新たな問題を発見しようとしたりする態度を育てることも重視しています。数学の定義や数学の用語は教えるものです。しかし、数学的な見方・考え方や原理は、気づきをもとに子ども自身が構成し、表現できるものです。算数を学ぶことの本質は、このような過程を子どもたち自身が実際に体験するところにあります。そのため、定型的な問題を解き進めていく授業ではなく、教材を工夫し たり、新しい教材を開発したりして、低学年の段階から問題発見や問題解決という学び方自体の獲得を目指した授業づくりを行っています。
計算練習も計算ドリルを解いて終わりにせず、子どもが主体的に計算に取り組める工夫を取り入れています。

ココロ

異なる個性を認め、他人を思いやる心を育てる

【心の教育】
感動する、助け合う、分かち合う。授業以外も、すべてが学びの時間

「人に優しくしなさい」と言うことは簡単です。だけど、その言葉だけで本当に心が育つでしょうか。「困っている人を助けたい」「ありがとうと言われたら嬉しい」「弱い存在を守ってあげたい」…人はみな、優しい心をもっています。心を育てるとは、人が本来もっている心の優しさを発見し、それを育てていくことだと考えます。
昭和学院小学校では、学校生活のすべてが心の教育の時間だと考えています。
たとえば、さまざまな行事や児童会活動、遊び、学習活動の中で、異学年の子どもたちが兄弟のようにともに過ごす「たてわり活動」を行っています。活動の中で、教師が何も言わなくても上級生が下級生を助けたり、面倒を見たりする姿がよく見られます。お兄さん、お姉さんに優しくされた下級生は、自分も大きくなったら小さい子の面倒を見てあげたいと、学年が上がることを心待ちにしています。思いやりの心とともに、人の役に立ちたいという気持ちも育っていくのです。

ココロ

挑戦し、失敗もし、たくましく成長する

何ごとにも前向きに取り組み、挑戦すること。苦手なこともがんばって、たくさんの「できた!」を経験すること。その喜びが自信を育て、もっと難しいことにもチャレンジする勇気を与えてくれます。

【体育・課外活動】
失敗をおそれずに何ごとにも挑戦する。そこから学び、もっと強くなる

学校は、楽しいところでなければなりません。しかし、楽しいだけでは、心身ともにたくましい子どもは育ちません。勉強や先生との関係、友だちとのトラブル…辛いこともあるけれど、前向きに取り組んで乗り越えていく。一人で抱え込まず、先生や友だちと共有し、ともに解決策をさぐっていく。がんばって乗り越えた先には「できた!」という喜びがあります。その喜びが子どもたちを育てていくのです。
昭和学院小学校では、さまざまな課外活動を通じて、友だちと協力することの大切さや、感動を共有する喜びを体験します。宿泊体験やスキーなど、未知のことにも果敢にチャレンジしていきます。たくさんの時間をともに過ごす学校の友だち同士だからこその連帯感、信頼感を育んでいきます。家族以外の信頼できる仲間たちの存在は、子どもたちのこれからの人生の中で、大きな支えとなっていくことでしょう。

昭和学院のICT活用 教育×ICTで今まで見たこともないような授業をつくろう

本校では、10年以上前からICTを授業に取り入れ、どのような場面でICT使用することが効果的かを研究してきました。その中でわかってきたことは、「ICTはあくまで学習ツールにすぎない」ということ。「ICT環境があるから使わなければ」ではなく、ICTにしかできないことやICTのほうがより効果的な場面で使用する。紙などアナログツールのほうが効果的であればそれらも併用する。目的によって自由に選択できることが理想です。

明敏謙譲 明朗にして健康自主性に富んだ子ども 謙虚で個性豊かな人間

昭和学院小学校は、「明敏謙譲」すなわち、明朗にして健康、自主性に富んだ子ども、謙虚で個性豊かな人間を育てることを建学の精神とし、「学び続ける力とやさしい心」を教育目標に掲げています。
子ども一人ひとりの個性を伸ばし、可能性を広げる教育の推進に努め、笑顔のあふれる学校にしたいと考えています。