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日藤祭を4年ぶりの大規模開催!心の彩があふれる祭典をレポート

inter-edu’s eye

日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校(以下、日大藤沢)は4年ぶりに、「受験生親子が来場できる文化祭」を開催しました! 活気に包まれたイベントはSNS世代のセンスが光る映えスポットも多数。お子さまとの写真撮影を楽しむ保護者の姿も目立ちました。今回はその模様をレポートするとともに、運営を担った生徒会長・先生にインタビュー。「新しい日常のイベント」を模索してきた道のりを辿ります。

生徒の個性=彩を映すキャンパス実は開場前から最高潮!?

第69回「日藤祭」は6月17・18日の2日程で、出展・パフォーマンス披露に参加した有志団体・部活動は50以上。生徒たちは来場者を笑顔で歓迎し、温かいムードに包まれました。

SNS世代のセンスが光るフォトスポット・装飾は、モチーフ、世界観がさまざま。今回の文化祭のテーマ「彩~Let your colors shine!~」にふさわしく、キャンパスは生徒の個性と多彩さを鏡のように映していました。

ゲームを楽しめる企画では、生徒たちが幼いお子さまをサポート。部活動のパフォーマンス披露や制作物展示では、日々の活動の積み重ねを伝えます。
実はこの活気にはワケが。初日の開場前に生徒のみ参加のオープニングセレモニーがあり、待ちに待った祭典の始まりをバンド演奏とチアダンスが告げました。司会者は芸能界で活躍するMCの方が務め、コールアンドレスポンスで生徒のテンションは最高潮に達していました。

Photo gallery

インスタ映えスポットが多数!

全力おもてなし! 新しい日常の訪れを告げる日藤祭

日藤祭の運営を担った生徒会長にお話をうかがいましょう。

生徒会長 高校3年生 藤村静香さん
生徒会長 高校3年生
藤村静香さん
Q.

日藤祭を終えたご感想を教えてください。

藤村さん
藤村さん

目立つトラブルがなく終わることができたので安堵しています。そして、来場者と生徒の笑顔を見ることができて本当に良かった。この二つの思いでいっぱいです。

Q.

4年ぶりに大規模な文化祭となりました。
生徒の意気込みはいかがでしたか。

藤村さん
藤村さん

コロナ禍前の文化祭の姿に戻せるところは戻しつつ、新しいものを作りたい。その意志が強く伝わってきました。また、生徒の企画には感染症対策のために一部制限があったのですが、その分いろいろな工夫を凝らしてくれたと思います。パフォーマンスを披露する部活動も多くなりました。

Q.

来場者と接するときに気をつけたことを教えてください。

藤村さん
藤村さん

生徒会は受付業務も担当したので、「私たちが日大藤沢の第一印象になる」という意識で臨みました。実は去年、生徒会役員はおもてなしを学ぶために、テーマパークのキャストの方から研修を受けていたのですが、その経験が役立ちました。

来場者と接するときに気をつけたことを教えてください。
文化祭に表れていた学校の魅力を教えてください。
Q.

文化祭に表れていた学校の魅力を教えてください。

藤村さん
藤村さん

生徒数が多いことで大きな活気が生まれるし、部活動もバリエーションが豊かなことが来場者に伝わればうれしいです。男子と女子の人数比も偏りがないことにも気づいていただけたかもしれません。みんなのびのびと学校生活が送れます。

Q.

一般来場者が学校に来ると決まったときの反響を教えてください。

藤村さん
藤村さん

受験生にお会いできるのはもちろん、卒業生も来場可能となったことも生徒はよろこんでいました。自分たちがお世話になった先輩をおもてなしできる充実感は大きいですよね。

Q.

日藤祭の準備はいつから始めましたか。

藤村さん
藤村さん

どのくらいの規模感で開催できるのかが不透明ながらも去年の6月から企画を検討してきました。装飾は制限なくできるので、そこから固めていったという流れです。コロナ禍前の運営方法の資料が残っておらず、卒業生に相談しながらスケジュールの組み立て方などについて助言を受けてきました。

Q.

中高時代に迎えたさまざまな制限があった時期を振り返って思うことを教えてください。

藤村さん
藤村さん

「行事が開催できて良かった」という声を聞くために生徒会活動をこれまでがんばることができました。
6年間を振り返ると、一時期は昼食時の会話ができなくなったり、生徒同士で近づくことにも遠慮があったりしました。そのとき感じていた窮屈さはまだ抜けきっていません。
でも、今回「感染症対策と両立しながら、新しい形態で楽しい学校生活を実現できる」ということに気づけました。これからの日大藤沢の生徒にも、できることを少しずつ見つけていってほしい。そう願っています。

学校最大の自慢は「生徒」先生の思いは

日藤祭にかけてきた生徒たちの熱い思い。見守ってきた先生からもお話をうかがいます。

生徒会指導部主任 苗村佳則先生
生徒会指導部主任
苗村佳則先生
Q.

生徒たちがどのように日藤祭に取り組んできたか教えてください。

苗村先生
苗村先生

「感染症対策をしながら、規模を大きく、来場者も招く」という目標に向けて、解決しなければならない課題がたくさんありました。学校側と対話を重ねながら、さまざまに工夫しようとする生徒の姿は自主性を強く感じさせました。これだけのイベントを成功させることができたことに教員として感激しています。

Q.

今回のイベントは生徒の心に何を残したと思いますか。

苗村先生
苗村先生

教科学習では育めない資質、自分から一歩踏み出そうとする力を伸ばすきっかけが得られた生徒も多いことでしょう。今回、来場者を招いたことも大きかったと考えています。日藤祭は、やはりお客さまがいて完成するもの。学校に興味があっていらっしゃった方をおもてなしする体験は生徒にとっても非常に有意義です。

今回のイベントは生徒の心に何を残したと思いますか。
今回、改めて感じた日大藤沢の生徒の長所を教えてください。
Q.

今回、改めて感じた日大藤沢の生徒の長所を教えてください。

苗村先生
苗村先生

学習も部活動も行事も全部に本気になれる環境で、生徒たちは自分らしさに磨きをかけていきます。今回の日藤祭に関しても、行事に対して強い期待感、「こんな行事にしたい」という希望を素直に伝えてくれました。
受験生の皆さん、その保護者の皆さんには、ぜひ生徒と直接会ってみてほしいと思います。キャンパスの広さやスポーツ環境、大学との連携などがまず注目されがちですが、私が一番自慢したいのは生徒です。

企画・編集:インターエデュ・ドットコム

提供・取材協力:日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校