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~本物を究める教育~ 生徒たちが創り上げる 学園生活

inter-edu’s eye

一生涯の土台となる“よく生きる”力を育み、よりよい未来を創り出す力を育てる教育を目指している自由学園では、男子 部、女子部それぞれの生徒たちが主役です。実際に生徒たちは、学園でどのような生活を送り、充実した毎日を過ごしているのでしょうか。生徒が語る自由学園のリアルライフを紹介します。

自由学園はどんな学校?公式サイト

自分らしく主体的に生きる術を学ぶ学園自分らしく主体的に生きる術を学ぶ学園

はじめに、学園の柱となる教育理念について高橋和也学園長にインタビュー。自由学園ならではの特色ある学びについてお話しをうかがいました。

真の「自由人」が意味するものとは

自由学園では、親や時代からの要求ではなく、困難に立ち向かってでも自分の人生に納得できるような人、真の「自由人」になってほしいという思いを持って指導にあたっています。
生徒自らが目標を立て自身の手で道を切り拓いていく。その力を自由学園で身につけてほしいと考えています。生徒には、多少遠回りをしてでも目指した先に歩み続けるタフさを持ってほしいですね。先の見えない時代であっても、ぶれない軸を持っていれば、自分らしい生き方をすることができると思います。
およそ100年前の学園創立者は「自分の命をつかってよく生きる」と言いました。周囲の人と手を取って、どんな社会をつくるのかを考えていくことが幸せにつながるのだと理解しています。
学校にいるうちに、良い社会をつくることを考えることができ、自らの生き方を問う生徒になってほしいと願っています。

高橋 和也学園長 自由学園は、幼児生活団・初等部・中等科/高等科(女子部・男子部)・最高学部・リビングアカデミーで構成されています。 高橋 和也学園長 自由学園は、幼児生活団幼稚園・初等部(小学校)・中等科/高等科(女子部・男子部)・最高学部(大学部)・リビングアカデミー(45歳以上の方の学校)で構成されています。

本学園の特色は、1日24時間、毎日の学園生活が「アクティブラーニング」であるということです。一般的なアクティブラーニングは、仮の問題を設定してから解決策を模索することが多いですが、自由学園では、生活や共同作業の中から問題を発見し、解決を図っていきます。毎日の生活の身近なこと全てが課題になるわけです。

また、学園の教育の土台は、生徒に対する「信頼」から成り立っています。だからこそ行事や寮生活の運営は、生徒自らが行います。責任を与えられた生徒たちは、役割を任せられる前と比べて人が変わったように自主的に動きます。このように24時間の生活、学校そのものの運営や自治を“学び”としたのが自由学園の教育です。

国内外の社会の多様性を理解しながら行動できる人を育てる。これが近未来の学園像です。本学園での実体験を通して学び得たことを生かし、世界の人と共に社会をつくる人を育てていきたいと考えています。

毎日の学園生活すべてがアクティブラーニング

自由学園が実践するアクティブラーニング

問題の本質を見抜く力、答えが一つではない問いへのアプローチ、協働して問題解決に取り組む姿勢。生徒たちが飛び立つ社会では、多様性や変化に対応する「生きた力」が求められています。
教科教育では、知識の習得だけでなく、自分で課題を発見し、自分の頭で考え、自分で解決できる高いレベルの知性を身につける教育を実践しています。クラスを二分した少人数制で一人ひとりをじっくり指導。リベラルアーツの基本方針のもと、コース制の無い授業が組み立てられています。生活の中にあらゆる要素を生きた教材として活用し、更に得た知識を実生活に活用できる力を育てています。
生徒自身が学校づくりの主体となり、すべての実生活上の課題解決を通じて力を養う24時間のリアル・アクティブラーニングが学園中で行われています。

自由学園が実践するアクティブラーニング

在校生に聞く!「自由学園」での学び在校生に聞く!「自由学園」での学び

毎日の生活がアクティブラーニングになる自由学園での生活。生徒たちは、どのような毎日を送り、成長しているのでしょうか。女子部、男子部の生徒たちにお話しをうかがいました。

女子部 生徒インタビュー

インターエデュ(以下、エデュ):学園生活はいかがですか?

S.Oさん:授業が楽しくて、国語、地理、体操、スポーツどれも好きです。先生と距離が近いので、何でも話せるし、友だちともお互いを高め合える環境だと思っています。入学直後には、上級生もいろいろと助けてくれました!

エデュ:食に関することを担当されていますが、大変ではないですか?

T.Hさん:料理をはじめ、鍋やフライパンなどの調理器具の管理まで私たちで分担して行うのですが、みんなで協力してできるので、大変ではないです。でも、リーダーが休んだときは、自分たちでやらなくてはならなくて責任の重さを痛感しました。

(左から順に)中1生S.Oさん、高3生A.Mさん、中3生T.Hさん 三人揃って「食の委員」を担当。毎日欠かせない大事な“仕事”を任されています。

エデュ:学園で得た学びを将来どのように活かしていきたいですか?

A.Mさん:入学当初は、順位付けされる環境がない自由学園にとまどいを覚えましたが、毎日を過ごしていくうちに自分が何を目指しているのか、どんな性格なのかという自分探しができました。
公園のように豊富な自然に囲まれた学園生活を送る中で、色彩をはじめとする芸術に興味を持ったので、英語を勉強して卒業後にはデンマークに留学したいと考えています。

皆さん、どちらが手入れされた鍋なのか、わかりますか? 次に使う人の気持ちを考えて食器の管理もきちんとされています。

男子部 生徒インタビュー

エデュ:好きな授業はありますか。

H.Nくん:面白い先生が多いのでどの授業も楽しいですが、特に理科が好きです。あとは、豚を世話したり、畑を耕したりする「産業」というプログラムがあるのは自由学園らしさがあると思っています。

エデュ:まだ入学して間もないですが、これからの目標を教えてください。

Y.Hくん:人前で話すことや文章で表現することが苦手なので、国語を勉強して苦手を克服したいです。学園でいろんなことを たくさん経験して、自分が本当にやりたいことを見つけたいです。

(左から順に)中1生N.Hくん、高3生T.Kくん、中1生Y.Hくん寮生活では学年の枠を超えて、助け合いと思いやりの心を育む人間関係について学び合うことができます。

エデュ:最上級生として成長を実感している点はありますか。

T.Kくん:寮長として責任ある立場を任されたことで、下級生に対する接し方や気遣い、言葉使いなど、対人関係を円滑にする能力が大きく伸びたと思います。寮をもっと安心できる家のようにしたいという気持ちが芽生え、みんなに対して実際に行動できたことは、今後の人生にとても役立つと思います。

中1生も、食卓にのぼる豚の世話から「いのちをいただく」ことを学びます。

フォトギャラリー
画像をクリックもしくはタップすると、スライドショー形式で画像が大きく見られます。

男女別学が基本ですが、体操会や学業報告会では互いに力を合わせて頑張ります。 自由学園の広大な敷地はまるで森林公園のよう。公開行事は必見です。 敷地内に点在する多数の池では、エビの希少な在来種が棲んでいるそうです。 男子部体操館は、他の多くの建物同様に、東京都選定歴史的建造物に指定されています。 日本の四季を常に実感できる自然に囲まれた環境は、自由学園ならではの魅力です。 みんなが食べる食事を用意するのも大事な学びのひとつです。 食を通して、感謝する心と教養を身につけます。 ティーチングアシスタントとして、イギリス人英語助手を招聘しています。 選抜された男子部生が毎年2名、ウィンチェスター・カレッジで研修を実施しています。 英文原稿によるスピーチ・プレゼンテーションのコンテスト。スライドも生徒自身が作成します。

男子部公開行事

7月15日(土)
17:00~
寮宿泊体験
(15日~16日)
7月16日(日)
17:00~
寮宿泊体験
(16日~17日)
7月16日(日) 学校説明会
7月17日(月・祝) 学校説明会
8月26日(土)
13:00~15:30
夏休み課題研究会
ご予約はこちらから

女子部公開行事

7月16日(日)
10:00~14:00
体験授業
(小学生対象)
7月16日(日)
17:00~
寮宿泊体験
(5・6年生対象)
8月5日(土)
10:00~14:00
体験授業
(中学生対象)
9月16日(土)・
17日(日)
女子部
「野の花祭」
ご予約はこちらから

■共通行事
10月7日(土)10:00~15:00 自由学園体操会

編集者から見たポイント

自由学園の学びは、知識を習得するだけではなく、毎日の生活から生まれた課題や問題を自分たちで解決することも重要な要素になっています。さらに、学園長からは「サスティナブルスクール」(持続可能な社会をつくる学び)が今後のテーマであるとお聞きしました。仲間たちと生活を共にしながら自分探しを実現した卒業生が世界中で活躍しています。加えて、都心部でも稀有なほど自然豊かな環境で密度の濃い時間と貴重な経験が得られるのは、生徒の人生に大きな財産になることでしょう。

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:自由学園