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保護者も納得! 城北中高の「ターム留学」の魅力に迫る!

inter-edu’s eye

都内有数の男子進学校、城北学園 城北中学校・高等学校(以下、城北)。生徒が勉強面だけでなく人間的にも成長できるきっかけを多く用意しており、面倒見の良い学校としても評判です。
そんな城北で、昨年度よりスタートした「ターム留学」。
留学を経験した生徒の成長について、実際にお子さまを送り出した保護者と国際教育委員会委員長の紫藤先生にうかがいました。

城北のターム留学とは?

生徒にとって留学はプラスになるものの、期間が短いと語学の習得には物足りなく、長いと進級に関する心配があり、参加へのハードルは高くなりがちです。そこで城北では、2018年度から高1の1~3月という期間のターム留学を導入。英語力に加えて、コミュニケーション能力やチームで問題解決にあたる能力を身につけ、地球のどこにいても活躍できるグローバル人材になるための土台を作るのが城北のターム留学です。

ターム留学

ターム留学に送り出した保護者の声

高校1年生のお子さまをターム留学に送り出した堀内さんにお話をうかがいました。

お子さまから留学したいと聞いたときはどう思いましたか。

堀内さん

元々、留学に興味があるようには見えなかったので驚きました。高校2年生になる直前の3か月は受験生にとっては貴重な時間なので、成績がどうなるか少し心配もありました。でも、本人が行きたいと言うのであればと送り出しました。

ターム留学にはどのような期待を持っていましたか。

堀内さん

まずは英語力、対話力の向上です。それから、現地で多様な文化・価値観に触れ、外から日本を見るという新たな視点の獲得も期待しました。日本では当たり前のことが、海外では通用しないこともありますから。さらに留学生活では1人の時間が増えるので、自分の将来についてじっくり考える良い機会になるのではとも考えました。

堀内さん

お子さまが留学中、不安はありましたか。

堀内さん

当然、どのような生活を送っているか心配でした。ですが、息子に通訳をしてもらい、ビデオ通話でホストファミリーと話せたことで、息子の生活環境もわかり安心しました。

留学を終えたお子さまからはどんな変化を感じましたか。

堀内さん

英語に対するモチベーションが格段に高まったように見えます。現地で自分の英語が通用しないことを痛感し、このままではだめだと思ったのでしょう。一度日本の生活から離れることでリフレッシュし、本格的な受験勉強へシフトする良いきっかけにもなったようです。出発前は成績の低下に不安がありましたが、帰国後の息子の勉強に対する姿勢を見て安心しました。

留学中

お父さまの立場から感じる城北の良さを教えてください。

堀内さん

城北は進学校でありながら、勉強だけではなく人間的に成長できる場を設けている学校です。社会では知識を付けるだけなく、その知識を活かして周囲と協力して問題を解決する力が必要です。城北はそういう力も伸ばしてくれる学校だと、ターム留学からより強く感じるようになりました。
息子は城北が大好きだと言っています。年々その気持ちは大きくなっているようなので、本当に良い学校なんだなと親子共々感じています。

多様性に触れた3か月間

ターム留学を経験した3人の生徒にも、それぞれの経験を振り返ってもらいました。

徳野くん
徳野くん

将来の夢に役立つと思い参加
アメリカ サンディエゴ

帰国して思ったのは「日本には日本人しかいない」ことと、日本人はシャイで受動的だということ。アメリカでは発言が自由で個人のアイデンティティが重視されていました。これからは授業などでも、失敗を恐れず能動的に取り組もうと思います。

堀内くん
堀内くん

校内の告知を見て参加
ニュージーランド

留学前に現地で使えるフレーズを練習しましたが、ネイティブの発音を聞き取るのには苦労しました。現地では、アジア圏からの留学生とも交流できたのが良かったです。単語力は足りなくても、コミュニケーションは何とかなるなと感じたし、留学を通して将来について真剣に考えるようになりました。

呉くん
くん

留学経験者である姉の後押しで参加
アメリカ サンディエゴ

留学先の学校が宗教色の強いところでした。著名人を招いた講演では、自身の体験を聖書の一部に引用した話などを聞ける機会が多くありました。最初は英語が聞き取れなくて何度も聞き返しましたが、留学のおかげで英語脳になった気がします。アメリカでの価値観などを取り入れたことで自分の考え方も変わりました。留学を悩む人がいたら「悩むならとりあえずやってみろ」と伝えたいです。

先生も確かな手応えを実感!

生徒の成長について、紫藤先生にうかがいました。

学習サポートについて

留学期間中の受けられなかった授業のサポートとして、留学期間に授業で使ったプリントは帰国後にまとめて渡し、つまずきやすい数学では、面倒見の良い先生たちが休日でも登校して補習を行っています。生徒たちも留学前から授業内容を先取りするなど努力しているので、帰国後もみんな授業についていけています。留学後の生徒たちは、より積極的に学習に励むようになり、その熱意に応えてくれる先生がいるので心配はいりません。

学習サポート

ターム留学の特徴について

城北のターム留学の特徴としては、留学プログラムの作成を業者任せにせず、本校の生徒が満足できるものを目指したことです。また、留学前にもホストファミリーとの生活がうまくいくようスキット練習をしたり、留学先の文化などを学んだりと十分な準備期間を設けました。留学後はパワーポイントを使い親御さんもいる場で発表会を行います。お子さまの成長を目の当たりにし、涙される方もいらっしゃいました。

ターム留学の特徴について

留学後の生徒の成長

ターム留学を終えた生徒たちは、人として、男として、大人になったと思います。自分が将来やりたいことを重視し、より自分のビジョンとマッチする進学先を、国内外問わず考えられる生徒が増えてきました。

留学後の生徒の成長

これからの社会では、様々な国の人々が集まる中でも円滑なコミュニケーションを図り、リーダーシップを発揮できる人材が求められてきます。ですから、語学力だけでなく人間力そのものも磨かなければなりません。ターム留学はまだ始まったばかりですが、確かな手応えを感じています。

編集者から見たポイント

「これからの社会は地球規模になり、国際的な視点が必要になってくる。」と紫藤先生は話します。ターム留学に参加した3人は、それぞれ価値観や将来への向き合い方が変わったと言います。英語力の向上だけでなく、海外で多様な文化に触れて自分の将来像がより明確になる。城北のターム留学には単なる言語習得にとどまらない深い学びがあることが分かりました。

2020年度入試日程

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企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:城北学園 城北中学校・高等学校