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自己発信 特選 リベラルアーツ 十文字の広報委員が高校新コースの魅力を発信!

inter-edu's eye

2022年度に創立100周年を迎えた十文字中学・高等学校(以下、十文字)。4月から高校のコース制度が刷新され、生徒は各々の適性に合ったコースで学んでいます。自己発信、特選、リベラルアーツの3コースで、生徒はどんなことを学んでいるのでしょうか。1学期が終わろうとする7月、広報委員を務める各コースの高1生が率直な感想を語ってくれました。

3コースの充実の学び

K.Yさん

K.Yさん
吹奏楽部所属でクラリネット担当。
趣味は愛犬と遊ぶこと

自己発信コース

コースの目標

自ら学び、行動し、未来社会に貢献できる力を養う

コースの特徴

ディスカッションやリサーチ、プレゼンテーションをしながら探究活動に力を入れる

I.Nさん
報道部所属。趣味はK-POPなど韓国の情報を集めること

I.Nさん

K.Yさん

自己発信コースを選んだのはどうしてですか。

I.Nさん

高校生の姉が探究活動の研究発表でタイに行き、その姿を見て「私も姉のような勉強がしたい」と思っていました。だから学校説明会で自己発信コースの説明を聞いたときに「ここだ!」と即決。また、小学生の頃から人前で発表することが得意だったので、自己発信コースなら自分の長所を伸ばすことができると感じました。

生徒たち

K.Yさん

1学期にはどんな取り組みがありましたか。

I.Nさん

コース独自の取り組みとして「Jスキル」「Jラボ」の時間があります。JスキルはPowerPointの使い方やディスカッションの仕方など、発表や探究に必要なことを学び、Jラボで実践します。クラスで発表をしたり、外部の方と連携して企画を立てたりしました。

パソコンをする生徒

K.Yさん

外部の方とのイベントについて教えてください。

I.Nさん

自己発信コースでは、日本政策金融公庫が主催する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」に参加しています。これは、高校生のビジネスプランを競う大会で、5月には来校した日本政策金融公庫の職員の方からビジネスの基礎を教わりました。そして、「自分たちでビジネスプランを考える」という事前課題が出ていたので、その発表もしました。発表に対して、職員の方から直々にアドバイスしてもらえたことは貴重な経験でしたね。

授業の様子

K.Yさん

探究学習の軸となるPBL型学習について教えてください。

I.Nさん

課題解決型の学びです。自分たちで課題を見つけて、なぜ問題が起きているのかを探り、どうすれば解決できるのかを話し合います。そして、一つひとつの解決方法のメリットとデメリットを挙げていき、最適な解決方法を導き出します。考えることが多くて大変ですが、他者の考えを知ることで自分の考えの幅も広がっていきます。

生徒たちが発表をする様子

特選コース

コースの目標

難関大進学による自己実現を目指す

コースの特徴

高校1年次から「理数特選」「人文特選」に分かれ、3年次では演習中心の授業を受ける

A.Hさん
吹奏楽部所属でクラリネット担当。「理数特選」コース。趣味は読書

A.Hさん

K.Yさん

特選コースを選んだのはどうしてですか。

A.Hさん

高校ではしっかり勉強したいと思っていて、特選コースならクラスメイトと協力して勉強できる環境があるのではないかと思ったからです。

K.Yさん

1学期、特選コースの皆さんはどのように勉強しましたか。

A.Hさん

朝や放課後、帰宅後に勉強する機会がありました。朝は1時間目が始まる前の30分間、教室の自分の席で静かに勉強します。教え合いなど、誰かと話をするときは廊下の広いスペースに置かれた机に移動します。午後は授業が終わった後や、部活動の後に自主的に勉強する人がいますね。帰宅後は、Google Meetのオンライン自習室を利用できます。夜10時までならいつでも入室でき、利用者が多いのが夜8時から10時くらい。私もその時間帯によく利用します。家だとついダラダラしてしまうので、オンライン自習室で勉強している人の存在を知ることで、「自分も頑張らなきゃ」と奮起します。

A.HさんとI.Nさん
O.HさんとK.Yさん
廊下の広いスペースには机とイスが置かれています

K.Yさん

そうした日々を送っていると学力向上が期待できそうですね。

A.Hさん

朝の30分と放課後、そしてオンライン自習室を利用することで、日常的な学習習慣が身についたことが何よりうれしいです。「みんなで学力アップを目指そう」という雰囲気をクラスメイトみんなでつくっているので、寂しくないし、心強いです。テスト前はクラスメイトと問題を出し合ったり、教え合いをしたりします。7月に期末テストがあり、そのときはクラスで班ごとにテストに向けた目標を立てて、「達成に向けて頑張ろう!」と勉強に励みました。テストがクラスの一体感を高めてくれています。

A.Hさん

K.Yさん

ほかにどのような取り組みがありましたか。

A.Hさん

知識の幅を広げることを目的に、特選コースで見学会を実施しました。上野の国立科学博物館に行き、特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」を見学したんです。今後は別のコースの生徒も参加して開催するようです。

リベラルアーツコース

コースの目標

幅広い活動を通して、自らの進路を切り拓くための汎用的な思考力を育成

コースの特徴

高校1年次は基本を学び、選択は理科(物理・地学)と芸術(工芸・美術・書道・音楽)のみ。2年次からは希望の進路に合わせて、文・理系はもちろん、芸術系や保健体育系など幅広い分野から授業を選択できる

O.Hさん
バレーボール部所属。将来の夢は環境に関わる仕事に就くこと

O.HさんとK.Yさん

K.Yさん

リベラルアーツコースを選んだのはどうしてですか。

O.Hさん

学校説明会のコース紹介で、文理関係なく科目を選択できると聞いて、自分に合う環境だと感じたからです。探究活動に興味があったので自己発信コースと迷いましたが、リベラルアーツコースでも探究の時間はあると聞いて決断しました。

K.Yさん

私も文系・理系のどちらに進みたいのかまだ決まってなかったので、幅広い分野を学べるリベラルアーツコースは自分にぴったりだと思いました。

生徒たちが発表する様子

K.Yさん

リベラルアーツコースでは、1年次に理科と芸術の選択授業があります。何を選択しましたか。

O.Hさん

私は芸術で音楽を選択しています。1学期には歌唱とリコーダーの練習をして、みんなの前で発表しました。歌ったのは「カーロ・ミオ・ベン」という歌で、リコーダーでは「見上げてごらん夜の星を」を演奏しました。理科は地学を選択しています。

K.Yさん

私は芸術で工芸を選び、1学期にはフランス刺繍をしました。初めて聞いた刺し方が多く、友達と教え合いながら楽しく制作できました。2学期は鍵編み、3学期はパッチワークに挑戦します。

O.Hさん

K.Yさん

来年から、どんな種類の科目を選択していきたいですか。

O.Hさん

大学で環境保全について学びたいので、文系を中心に選択して、小論文作成の経験を積みたいです。

K.Yさん

私は十文字に入学してから経済学に興味を持つようになりました。経済学は、いろいろな分野とつながる学びであることに魅力を感じています。このため、2年生からは文系の科目を中心に選択するつもりです。

K.Yさん

座談会スタート!みんなで語る「十文字のここが好き!」

生徒主導によるコース紹介はここまで。続いて4人に学校生活について聞きました。

皆さんは高校から入学していますが、一貫生との交流はありますか。

A.Hさん

特選コースはクラスの人数が36人で、そのうち一貫生が24人、高入生が12人です。一貫生は積極的に話しかけてくれるし、学校のことをいろいろ教えてくれます。

I.Nさん

自己発信コースは一貫生と高入生の人数が同じくらいですね。一貫生はすごくフレンドリーで、テスト前はGoogle Meetを利用して、自宅にいながらみんなで一緒に勉強しました。

K.Yさん

リベラルアーツコースは学年に4クラスあって、3クラスは一貫生、1クラスが高入生のクラスですが、2年次から混合になります。

O.Hさん

クラスには一貫生はいませんが、廊下で「どのクラブに入部したの?」「何か分からないことある?」と気さくに話しかけてくれます。

授業の様子

学校の好きなところを教えてください。

O.Hさん

思いきり部活動ができて、でも勉強がおろそかにならないようサポートしてくれるところです。

K.Yさん

きれいな施設が好きです。校舎には吹き抜けがあり、学校全体が明るく、廊下が広いです。光が差し込むカフェテリアは特に明るくて大好きな場所です。

A.Hさん、K.Yさん、I.Nさん、O.Hさん

I.Nさん

生徒も先生も親しみやすいところです。授業などで関わることがない先生方も、廊下ですれ違うときに話しかけてくれて、「生徒に関わろう」という気持ちが伝わってきます。

A.Hさん

クラスの居心地が良いところです。一貫校の女子校に高校から入学して馴染めるのかな、やっていけるのかな、と不安がありましたが、そんな心配は全然必要ありませんでした。

編集後記

学校の魅力を存分に伝えてくれた広報委員たち。3コースそれぞれに独自の取り組みがあり、生徒は伸び伸びと思いきり好きなことに打ち込んでいる様子が伝わりました。なお、リベラルアーツコースで1年次に行われる「芸術選択」は、自己発信コースでも1年次に、特選コースでは3年次に行われます。特選コースのI.Nさんは芸術選択をとても楽しみにしていると教えてくれました。

イベント日程

中学校

イブニング説明会
2022年9月30日(金)17:00
学校説明会
2022年10月9日(日)10:00
2022年10月22日(土)14:00
2022年11月5日(土)14:00
2022年12月3日(土)14:00
2022年12月17日(土)10:006年生対象
2022年12月17日(土)14:005年生以下対象
ミニ見学会
2022年10月29日(土)14:00
2022年11月26日(土)10:00
2022年11月26日(土)14:00
入試体験会
2022年11月13日(日)10:00
2022年12月11日(日)10:00
個別相談会
2022年12月26日(月)10:00

高校

入試説明会
2022年9月17日(土)14:00
2022年10月15日(土)14:00
2022年11月12日(土)14:00
2022年12月10日(土)14:00
イブニング個別相談会
2022年9月30日(金)17:00
ミニ見学会
2022年10月29日(土)10:00
2022年10月29日(土)14:00
個別相談会
2022年12月26日(月)10:00

十文字の先生からのメッセージ

公開イベントでは受験生が在校生と触れ合う機会が豊富です。ぜひお越しください!

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:十文字中学・高等学校