大学進学に直結する充実のサポートと高大連携の取り組み

大学進学に直結する充実のサポートと高大連携の取り組み

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東京純心女子中学校・高等学校(以下、純心)は、校内外の充実した進学サポートや、生徒の主体性を重視した進路指導も魅力の一つ。今回は進路部部長の中村剛先生にお話をうかがい、大学進学実績を振り返っていただくとともに、進路選択に繋がる高大連携の取り組みについてご紹介します。

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2020年度大学進学実績から見る純心の特色

大学進学実績から分析する近年の傾向について、中村先生からお話しいただきました。

進路部部長兼、高校1年2組副担任の中村剛先生。地理歴史科の地理をご担当で、バドミントン部の顧問でもあります
進路部部長兼、高校1年2組副担任の中村剛先生。地理歴史科の地理をご担当で、バドミントン部の顧問でもあります

文系は語学系が人気! 芸術系も安定して輩出

昨年度の卒業生は79名で、文系と理系は例年通り2:1の割合でした。文系では、英語や韓国語などの語学系学部や国際系学部に進学する生徒が多くおり、純心で蓄積した英語の学びを、大学でさらに深めたい、活用したい、と考えてくれているようです。早い段階から進路目標が明確な生徒も増えてきており、叡智探究セレクトデザインコース(以下、セレクトデザイン)在籍者の中には、日本語教師を目指して在学中から校外ボランティアで経験を積み、広島大学教育学部に見事合格した生徒もいました。また、芸術系学部への進学者も例年一定数おり、2020年度も音楽系に2名、美術系に2名進学しています。

理系は農学・医療技術系への進学が増加

例年通り薬学科や看護学科への進学者が多くいた一方、ここ数年志願者がいなかった獣医学科への進学者が出ました。近年は農学や医療技術系の学科(臨床検査・作業療法・理学療法・診療放射線技師等)への進学者も増えており、「いのちと向き合う純心」としてのさまざまな取り組みが生徒に浸透してきているのではないでしょうか。また、叡智探究特進プログラムコース(以下、特進プログラム)では長崎大学医学部保健学科看護学専攻への合格者もおり、国公立大学への進学も今後増えていきそうです。

特進プログラム1期生が国公立大学へ果敢にチャレンジ

2020年度は、特進プログラム1期生が卒業した年でもあります。早速、国公立大学への合格者が例年よりも増加しました。特進プログラムの設置によって、国公立大学へ挑戦し、合格できる土台が形成されてきたと感じます。同時に、地方の国公立大学にチャレンジする生徒も増えており、「この大学でこの内容を勉強したい」という明確な志望をもつ生徒が増加している証だと考えています。特進プログラムの生徒たちは、GMARCHにも一般選抜で数多く合格しています。

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進路に直結するキャリア教育の工夫

生徒たちが悔いのない進路を選択するために、純心の先生方が校内で実施するキャリア教育についてお伝えします。

生徒が「自ら選ぶ」ことを重視する進路指導

ここ数年、入試制度の複雑化や文理融合学科の増加など、進路や入試に関する選択肢が大きく多様化・複雑化しています。生徒たちには早い段階で高い進路意識を持ってほしいと同時に、与えられた情報だけでなく、自ら情報を集めて取捨選択し、将来について自分で考え尽くしたうえで、自信を持って進路選択をしてもらうことが大切だと考えています。

校内大学説明会や在卒懇談会で進路を考える

情報を掴む機会を数多く提供
各大学に依頼して、保護者も参加可能な大学説明会を校内で実施したり、主要大学の大学案内を中学2年以上の各教室に配架しています。また、これまで進路指導室前の掲示板に掲示していた進路情報を、Google WorkspaceのClassroomを活用してデジタル形式で見られるようにし、申込みフォームなどに直接アクセスできるようにしました。ただし、この掲示板を見るには「クラスコード」を入力する必要があります。たった一手間ではありますが、進路情報を”与えられる”のではなく、自ら”探しに行く・得る”意識を育てるための工夫です。

卒業生の経験談や100校以上の指定校推薦で強力サポート
年2回「在卒懇談会」を開催し、卒業生から受験勉強の経験や大学での学びについて聞く機会を作っています。生徒にとっては、自分と同じ環境で過ごした先輩の話が最も心に響くようです。また、コース制が導入されたことで、学校推薦型選抜(指定校)を受験できるのはセレクトデザインの在籍者のみとなりました。昨年は、24名(全体の30.4%、セレクトコースの42.1%)が活用し、GMARCHには8名合格しています。例年、全国100を超える大学から指定校推薦を頂戴しており、幅広い進路選択の一助になっていると感じています。

春には大学1年生を、秋には大学3年生を招き、進路を決めたきっかけや大学での学習内容を聞きます
春には大学1年生を、秋には大学3年生を招き、進路を決めたきっかけや大学での学習内容を聞きます

大学と連携した特別授業でイメージが膨らむ

多くの大学と積極的に連携しているため、在校中から大学での学びに触れられるのは純心の大きなメリット。その取り組みの一部をご紹介します。

東京純心大学の特別授業は単位認定もあり

併設の東京純心大学には看護学部看護学科と現代文化学部こども文化学科があり、2学科とも高校3年セレクトデザイン生を対象に、通年で受講できる講義を開講していただいています。さらに、受講生徒が東京純心大学に進学した場合は、その1単位を卒業単位として認定してもらえます。受講生徒の満足度も非常に高く、昨年看護学科の授業に参加した生徒は、他大学の理学療法学科などに進学しました。

東京純心大学看護学部看護学科の授業の様子。大学教授から直接指導を受けられます
東京純心大学看護学部看護学科の授業の様子。大学教授から直接指導を受けられます

東京女子大学の「純心生だけのオープンキャンパス」

8月3日には、本校の全学年の生徒と保護者を対象にしたオープンキャンパスが実施され、大学の説明や施設見学をさせていただきました(感染症対策のため、人数制限あり)。このイベントをきっかけに、純心の強みである英語や探究学習と関連した講義体験など、連携事業を数多く進めていきたいと考えています。

東京女子大学に在籍する純心の卒業生2名が、大学の魅力を説明してくれました
東京女子大学に在籍する純心の卒業生2名が、大学の魅力を説明してくれました
キャンパスツアーも実施され、生徒たちが将来を考えるきっかけになったようです
キャンパスツアーも実施され、生徒たちが将来を考えるきっかけになったようです

東京薬科大学や北里大学との高大連携も強化

東京薬科大学とは、2019年より高校2年理系選択の生徒を対象に実習体験を実施しています。大学の設備を利用した本格的なもので、化学実習では「アスピリンの合成」、生物実習では「線虫の走化性実験」を行います。また、医学部、薬学部、獣医学部、海洋生命科学部など、「いのち」と関わる学部を多く擁する北里大学とも、「いのちと向き合う純心」と関連した教育事業を計画しています。こうした大学での実践的な経験が、生徒の進路意識を高め、勉強へのモチベーションに繋がっていると感じています。なお、両大学とも2021年に高大連携協定を締結しました。

東京薬科大学での実習体験の様子。「最初は恐る恐るだった生徒たちも徐々に慣れて、真剣に取り組んでいます」と中村先生
東京薬科大学での実習体験の様子。「最初は恐る恐るだった生徒たちも徐々に慣れて、真剣に取り組んでいます」と中村先生

東京純心大学の学園内入試では優遇制度も!

東京純心大学への「学園内選抜試験」(通称「学園内入試」)では、入学検定料や入学金は全額免除となり、学校推薦型選抜(公募)の出願資格は、両学科とも一般に公表されている学習成績の状況より優遇されています。また、併願制で出願する場合、看護学科は学校推薦型選抜(公募)と一般選抜の1回目、こども文化学科は全試験において、入学手続き期間(学費等納入期間)を一般受験生よりも延長していただいており、他大学受験の生徒たちの安心感にもつながっていると感じています。

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編集者から見たポイント

校内や校外で進路に直結するイベントを多数実施している純心。特に、特別授業や体験実習で大学の学びを実際に経験できるのは、進路を明確にする上でまたとない環境ではないでしょうか。在校中から実感をもって自分の進路を組み立てられる学校だと感じました。

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学校説明会・イベント日程

イベント名 日時 ご予約
純心祭(個別相談) 2021年9月26日(日) 9:00~13:10 要予約
純心祭(学校説明会) 2021年9月26日(日) 13:15~13:45 要予約
学校説明会  2021年10月16日(土) 10:30~12:00 要予約
イベント予約はこちらから ≫

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