英語力を自分の財産に!純心で学ぶ“伝える英語”
inter-edu’s eye
「英語の純心」との呼び声が高い、東京純心女子中学校・高等学校(以下、純心)。基礎から応用まで網羅する英語教育を展開し、卒業生からも「純心で英語を学べてよかった」という声が多く聞かれます。今回は、昨年開始されたターム留学の参加生徒2名と英語科の先生2名にお話をうかがい、純心の英語教育の魅力と生徒の思いに迫ります。
学んだ英語がそのまま使えた! 英語浸けのターム留学
学年の垣根を越えた英語イベントや、少人数クラスによるきめ細かい指導がそろう純心は、6年間を通して質の高い英語教育を受けられる学校です。今回お話をうかがったのは、今年の2月から3月にかけてオーストラリアにある姉妹校「キャロライン・チザム高校」にターム留学した生徒2名。彼女たちは何を感じ、何を得てきたのでしょうか。
インターエデュ(以下、エデュ):ターム留学への参加を決めたきっかけを教えてください。
佐藤さん:最初は知らない場所に行くのが恐くてあまり乗り気ではなかったのですが、ターム留学から帰ってきた先輩方の経験談を聞き、日本の教育とは全く異なる学生生活を体感してみたいと心が動きました。
小林さん:もともと英語を話せることに憧れがありましたが、英語の得意な知り合いが、コンビニで困っている外国人をサッと助けてあげていたのを見て、自分もそうなりたいと思ったのが決め手になりました。
エデュ:留学生活で一番大変だったこと、困ったことは何ですか?
佐藤さん:すべての授業が英語で行われるので、社会や宗教など、専門用語の多く出てくる科目は、ついていくのが特に大変でした。ただ、姉妹校の生徒たちが簡単な英語やジェスチャーで教えてくれたり、先生が私たち専用の宿題を出してくれたりと協力的だったので、理解できました。
小林さん:佐藤さんがお休みだった日が一日だけあり、たまたまその日に私のホストシスターも早退してしまったため、頼れる人がいなくなって慌てました! 担任の先生や姉妹校の友人に聞いてなんとか乗り越えましたが、今思い出してもドキドキします(笑い)
エデュ:その苦労も留学でしか経験できないことですね。反対に、楽しかったことや面白かったことを教えてください。
佐藤さん:体育の授業が楽しかったですね。言葉が通じなくても、スポーツでいいプレーができると「グッジョブ!」とみんなが声をかけてくれて、自然と仲良くなれた気がします。
小林さん:社会の授業で、何千年も前に凍ったまま亡くなった人の身体をポスターに模写する「アイスマン」という課題が面白かったです。ここに傷があるからこんな生活をしていたんだとか、写真を見るだけでは分からないことも、自分が主体となって取り組むことで頭にスッと入る感じがしました。
エデュ:留学生活の中で、純心で学んだ英語が活きたと感じたことはありましたか?
小林さん:純心の英語は単語や熟語の小テストが多くノルマもあるので、普段は本当に大変なんです。でも、勉強した言葉を留学先のホストファミリーが実際によく使っていたので、理解できたのが嬉しく、勉強していてよかったと思いました。
佐藤さん:失礼な言い回しや、「I want~」は子どもっぽい表現だから「I would like~」の方が敬意が伝わるよ、といった実用的なことまで授業で教わっていたので、現地の人とも気持ちよく会話ができたと思います。
将来どこへでも羽ばたける英語力と自信を与えたい
続いて、英語科主任の三田浩子先生、高2英語担当の新井華子先生に、ターム留学の目的や生徒お2人の成長についてうかがいました。
エデュ:改めて、ターム留学を新設した目的をお聞かせください。
三田先生:海外研修からさらに踏み込んだ形で、英語力だけでなく多様性の中で生きる経験をしてほしいという思いから新設しました。
エデュ:今回ターム留学に参加された佐藤さんと小林さんは、先生方から見てどのように成長されましたか?
新井先生:佐藤さんはもともと控えめなところがありましたが、留学では意見を求められることが多かったようで、相手の意見を聞きながら自分の考えも伝える力を身につけて帰ってきました。
小林さんは好奇心が強い一方で、途中で自信をなくしてしまう出来事がいくつかありましたが、留学後は何事にも動じなくなりましたね。彼女は生徒会に所属していますが、文化祭でアクシデントがあっても、動じずに周りの生徒を引っ張っていたのを見て成長を感じました。
エデュ:これぞ「英語の純心」といえる一番のこだわりは何ですか?
新井先生:リスニングや発音といった音声面が強みです。英語特有の発音に慣れるよう、中1の早い段階から声を出しているので、模試でもリスニングなどは全国平均を超えているんですよ。高3にもなると、昨年は英検2級取得者が学年全体の約半数、そのうち7名が準1級を取得しています。表面上のやり取りではなく、一つのコミュニケーションツールとして使いこなせる英語力を身につけられるのが純心の英語だと思います。
エデュ:純心での6年間で身につけた英語力は、将来どのように活かしてほしいですか?
三田先生:場所や時代に関係なく、自分らしく生きていくため、かつ周りの人を幸せにするための財産にしてほしいです。そして、自分の可能性を広げるために使ってくれたら本望ですね。
純心のグローバル教育をもっと知る ≫編集者から見たポイント
純心への取材を重ねていると、生徒たちがとても英語が好きであることに驚かされます。英語で自分の思いを伝えられないもどかしさや、スピーチコンテストでの対抗心、外国の文化や歴史の魅力など、生徒たちはさまざまなきっかけで英語を好きになるようです。純心だからこその英語教育が、生徒たちの中に深く根付いているのを感じました。
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