掲載日:

生徒の希望の進路を実現する恵泉女学園の教育

inter-edu’s eye

近年、大学合格実績が伸長している恵泉女学園中学・高等学校。その背景には、生徒の個性を尊重し、希望の進路を叶える進路指導がありました。「恵泉にいたから志望大学に合格できた」と生徒が話す、恵泉の進路指導と魅力的な学園生活に迫りました。

難関大学合格実績が上昇中

合格率の推移・進路状況

GMARCH以上の合格率グラフ2015
GMARCH以上の合格率成長 GMARCH以上の合格率グラフ2016
進学先分野別(2016年3月卒業生)

恵泉では近年、海外大学・国公立大学・早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・ICU・東京理科大学・GMARCHへの合格実績が伸長しています。文系だけでなく、理系、芸術系と幅広い分野へと進学している生徒たち。お互いの個性を認め合う環境の中、生徒同士刺激を受けながら自分の進路を決めています。
グローバルな視点で将来を見つめる生徒も多く、今年度は海外の大学へ進学する生徒が増えました。

進路指導の考え方

恵泉の進学サポート

卒業生のほぼ100%が大学に進学している恵泉。高い数字が維持できる理由は、きめ細やかな進路指導にあります。始まりは中学1年から。自分の将来に向けて目標を設定し、その目標に向かって生徒が努力できるようサポートしています。生徒自身に「将来何がしたいのか、何に向いているのか」を常に意識させるよう促し、目標達成に向けてどのような準備をすればよいかを、毎日の学校生活の中で指導しています。具体的な将来に向けて、生徒自身で努力し未来をつかむ。主体的な学びがほぼ100%の進学を可能にしているのです。

生徒インタビューで分かった
志望校に合格した理由

志望校に合格した恵泉の生徒たちはどのような学園生活を過ごし、希望の進路を叶えたのでしょうか。この春、大学生になる高校3年生に話を聞きました。

黒田ひなさん
阿部沙蘭さん

黒田ひなさん(高3)
国際教養大学に合格。ダンス部に所属し、中学時代は部長を務める。海外在住&留学経験もあり、TOEFL101・TOEIC920のスコアを持つ。

阿部沙蘭さん(高3)
東京女子医科大学に合格。ハンドベル部に所属し、文化祭や礼拝で演奏を行う。医師であるお母さんに憧れ、将来は医師を目指す。

試験につながる!ためになる!恵泉の授業

阿部さん

──合格おめでとうございます! まずは、進学先の志望理由を教えてください。

黒田さん将来は海外で活躍したいという思いと、恵泉での園芸の授業で食に興味を持ち、食に関する仕事もしたいという思いの、どちらも叶えられるのが国際教養大であることを知り、進学を決意しました。

阿部さん両親が医師ということもあり、医療関係の仕事に就きたいと考えていたのですが、恵泉で女性の自立について学んでいく中で、母のような小児科医になりたいと思い、医学部の受験を決めました。女子大を選んだのも恵泉で過ごした環境が良かったからです。

──受験をするにあたり、どのような対策を取りましたか?

黒田さん英語の小論文対策として、ほぼ毎日エッセイを書いてネイティブの先生に添削してもらいました。ただ、授業で扱ったテーマが大学の小論文試験のテーマになったぐらいですから、英語の授業を受けているだけでも十分に受験勉強になっていると思います。

阿部さん小論文は、国語の先生が親身になって、何度もやり取りをしてくださったので、論文の書き方がしっかりと身についたと思います。また、医療関係の本をメディアセンターでたくさん読んで理解を深めました。

黒田さん

──試験に向けて役に立った学校の取り組みはありましたか?

黒田さん昨年、英語のディベートの大会に出場したことが、結果的に面接試験に役立ちました。論理的に物事を考えるようになりましたし、相手と英語でやり取りをする事で、予想外の質問があっても、落ち着いて返せるようになりました。

阿部さん入試ではグループ討論という試験があったのですが、私が進行役を買って出たんです。恵泉の教育では、自分の意見を話す機会が多く、その経験が本当に役に立ちました。

「自分らしさ」が見つかるスクールライフ

阿部さんと黒田さん

──中高6年間、恵泉で過ごして成長したと実感したことはありますか?

黒田さん礼拝での「感話」が私を成長させてくれたと実感しています。自分の思いを書くことで自分と向き合い、人前で述べることで自分自身を受け止める。自分の核になるものが恵泉でできたと感じています。

阿部さん小学生までは内気だったのですが、恵泉の校風や雰囲気が、自分の心を開かせてくれました。周りを気遣ってくれる友人のおかげで積極的になり、両親からも「恵泉で大きく成長した」と言われました。

礼拝での感話

フェロシップホール

「感話」は、生徒が日頃考えたり、感じたことを、礼拝の中で皆の前で話す、恵泉ならではの取組み。生徒たちにとって、年に3回程ある特別な機会です。

恵泉の魅力の一つでもある「フェロシップホール」での生徒礼拝等で行われます。

恵泉の「感話」とは

──恵泉の魅力を教えてください。

黒田さんためになる授業、キレイな校舎、優しい先生、すべてが魅力的です!
私は園芸の授業が大好きで、野菜を育てることで食への関心が生まれました。英語の授業も、文章に関連した動画を見せてくれたり、時事英語を学んだり、飽きることなく学べたと思います。自分らしくいられる充実した日々のおかげで、将来が明確になりました。

阿部さんありのままの自分をさらけ出すことのできる場所が恵泉なのだと思います。女性の自立のための講演や平和教育が私にとって刺激になりましたし、今の私の考えを構築してくれるものになりました。
他にも、将来を考える“きっかけ”になるような学校行事がたくさんあるのも恵泉の魅力ですね。

編集部から見たポイント

「恵泉が自分の居場所」と語ってくれた2人。恵泉女学園中学・高等学校の魅力は前回の記事でもお伝えをしましたが、普段の授業や行事など、学園生活すべてが希望の進路を実現する“きっかけ”となっていました。とりわけ授業が入試対策にもなり、志望大学の合格につながったことが、伸長する進学実績に大きく関わっていることが分かったインタビューでした。

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:恵泉女学園中学・高等学校