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他山の石以って玉を攻くべし 攻玉社で磨く男子の素養

inter-edu's eye

江戸時代の末期に蘭学塾として創立され、東京都内でも稀有な海軍中学校に改称した後も、幾多の逸材を輩出してきた伝統を持つ男子校「攻玉社中学校・高等学校(以下、攻玉社)」。そのルーツを現代に反映した印象的な詰襟の学生服で知られる進学校ですが、皆さんは攻玉社にどのようなイメージをお持ちでしょうか。毎年、現役の東大・医学部合格実績を積み重ねている現場の実態を、インタビュー取材を通してご紹介します。

切磋琢磨から生まれた伝統の男子教育

教頭・広報企画部長の岡田貴之先生から、攻玉社の教育理念についてお話しいただきました。

岡田 貴之先生
岡田 貴之先生
Q

建学の精神として掲げられた「他山の石以って玉を攻くべし」にはどのような意味が込められているのでしょうか。

岡田先生

岡田先生

本校は個々の生徒が持つ個性や長所を伸ばし、その違いを認めながら互いに切磋琢磨させることをモットーとしています。建学の精神には、多様な才能を持った者同士が集まることで、新たな価値観や生き方について気づける人材に育ってほしいという願いが込められています。
大人になる前の段階にたくさんのチャレンジを通して成功や失敗を繰り返すことで、これからの時代を支えていける芯の強い男子になる準備段階として、本校の6年間を過ごしてほしいですね。

生徒のようす
Q

創立当初から理数教育に力を注いできたと聞きましたが、特別選抜試験の「算数1科入試」について教えてください。

岡田先生

岡田先生

一般学級の入試後となる2月5日に実施する算数1科入試は、4教科の受験を不得手とする受験生にも本校への入学を諦めてほしくないという気持ちで、基礎学力と応用力の両方を計る問題を設定しています。当然、この入試で入学した生徒は他教科の力を伸ばすことで、4教科型で入学した生徒と同じ学力以上になっている生徒がたくさんいます。

髙木先生

生徒の視点に立った6年間の指導

最難関の国立大への進学を目指す高校3年生の安藤さんと、教務主任・数学科教諭の髙木基之先生にお話しいただきました。

安藤さん
Q

攻玉社はどのような魅力を持った学校だと思いますか。

安藤さん

安藤さん

長い伝統のある学校なので、両親も安心して通わせてくれました。良いクラスメイトに恵まれたと思いますが、みんな優しくて向上心の高い人たちが多いですね。受験勉強の際でも、ライバルというよりは、僕と同じ志を持った仲間として励まし合っています。帰国生が所属する国際学級の生徒が、中3の選抜学級から一緒に授業に加わるのですが、海外生活を経験してきた彼らの自由な発想に感心させられることもありました。
勉強面で言えば、髙木先生からは模試の過去問などで実践的な授業をしていただきました。英語と数学の進度が早いので、同じ間違いをしないことに気を付けながら、苦手な数学を克服するために基礎へ立ち返って問題数をこなすことを徹底するようにアドバイスを受けました。生徒に寄り添ってくれる先生方の存在が大きな助けになったことを実感しています。

生徒のようす
Q

非常に優れた合格実績を上げていますが、学習指導の工夫を教えていただけますか。

髙木先生

髙木先生

とにかく良い授業をして、生徒に学習内容を理解してもらうことを第一としています。男子ならではの指導法の1つとして、授業のプリントに時々難問を挟むことがあります。生徒が自分自身で問題を解決できるように、自立心を持って取り組んでほしいとの願いから、そのような方法をとることもあります。また、家庭学習の課題はあえて長めのスパンで定期試験の出題範囲を問題集で取り組ませることで計画的に学習する姿勢を身につけさせるなど、様々な男子の特性を考慮した指導を実施しています。

授業のようす
Q

6年間を2年ずつの3ステージに分割する「3ステージプログラム」の狙いについて教えてください。

髙木先生

髙木先生

第1ステージとなる中1・中2の段階では、学習習慣の定着を重視しています。毎日の学びへの姿勢や、どんな学習法が自分に合っているのかを試行錯誤する2年間ですね。第2ステージとなる中3・高1の段階は、自分を深く見つめる2年間としています。中3から選抜学級が編成され、高1からは一般学級に国際学級の生徒が混ざり身近な目標ができることで、クラスが活性化されています。最後の第3ステージの段階は、クラス数を増やし、きめ細かく指導することで、さらに磨きをかけることを目標にしています。
このように、選抜学級や国際学級との統合によって、他者から受ける刺激を糧にして絆や人間性を深めていくことができる6年間となっています。

運動会のようす
生徒
Q

勉強ばかりではなく、学校としての楽しみ方が他にもあるそうですね。

安藤さん

安藤さん

攻玉社の名物行事で全学年が参加する「耐久歩行大会」は大変だった分、強い思い入れがありますね。体育大会の騎馬戦では騎手を務めたり、京都・奈良への修学旅行は大人数の部屋に宿泊するなど、学校行事を通してたくさんの経験を積んできました。この学校でなければ今の自分はなかった、と言えるくらい、仲間たちの存在が僕の人生の一部になっています。

髙木先生

髙木先生

私も攻玉社の卒業生ですから、学校行事や部活動を通して人間的に成長する生徒の様子を自分自身に重ねてみることができます。本校の生徒たちは、一見して線が細く見えますが、実のところは冷静沈着、真面目で負けず嫌いなところが特徴です。周りからは「厳しそう」「固そう」といったイメージを持たれているようですが、実際には生徒本人が持つ強い思いをしっかりと支える指導を心掛けています。
どの教員も生徒の目指す自己実現を一番に考え、コミュニケーションしやすい環境を用意しているので、安心して中学入試に挑んでほしいと願っています。

中学受験にチャレンジする皆さんへのメッセージ

最後に、岡田先生と髙木先生から、中学受験へチャレンジする受験生・ご家庭の皆さんに向けた応援メッセージをご紹介いたします。

髙木先生と安藤さん
岡田先生

岡田先生

受験自体が大変な試練であることは十分に承知していますが、12歳の受験生にとっては、合格よりも入学した後の過ごし方がとても重要になってきます。一緒に受験を乗り越えてきた家族の絆が力となることでしょう。
また、本校の一般学級入試は、第1回と第2回を続けて受けると熱望組としてボーダーラインを考慮します。本校でどのような6年間を過ごすのか、親子で想像しながら勉強に取り組んでみてはいかがでしょうか。
皆さんの笑顔を見られる来春を心待ちにしております。

髙木先生

髙木先生

中学受験には受験生の強い思いが必要になります。しかし、ご家庭のサポートも同じくらい大事だと考えています。お子さまの様子を気にかけてあげて必要だと思われたときに、本人の気持ちをしっかり汲み取れるように、日々の変化を見てあげながら、受験シーズンを乗り越えていってほしいと思います。

inter-edu's eye

凛々しい学生服と卓越した進学実績が目を引く攻玉社ですが、勉強面以外にも魅力あふれる中高6年間の一端を垣間見ることが出来たインタビュー取材でした。最寄りの東急目黒線「不動前駅」から徒歩1分の好立地ですから、親子一緒に通学経路を確かめる等をしながら入学後のイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。

イベント日程

学校説明会

一般生徒・父母対象

事前申込不要

5年生以下対象

第1回2020年10月24日 (土) 14:00~1号館講堂

入試説明会※各回とも説明内容は同じです。

一般生徒・父母対象

事前申込不要

6年生対象

第1回2020年10月24日 (土) 10:20~1号館講堂

第2回2020年12月12日 (土) 10:20~1号館講堂

第3回2021年1月16日 (土) 10:20~3号館大教室

土曜説明会

第1回2020年10月10日 (土) 11:00~本校

第2回2020年11月21日 (土) 11:00~本校

第3回2021年2月20日 (土) 11:00~本校

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:攻玉社中学校・高等学校