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「使える英語」が武器になる! 未来につながる麴町学園女子の高大連携

inter-edu’s eye

皇居を望む好立地にあり、創立114年を迎える伝統校の麴町学園女子中学校高等学校(以下、麴町学園女子)。山本三郎校長先生が就任し、「フロンティア(先駆)」をテーマに教育改革を進めて5年目。英検取得者が急激に増加するなど確実な成果が表れ始めています。さらなる改革を進める麴町学園女子では、生徒の第一希望の進路の実現に向けて高大連携を強化。さらに来年度からはダブルディプロマプログラムも始まります。今回は、生徒の未来につながる麴町学園女子の教育に迫ります。

未来に近い学校づくり
麴町学園女子の教育改革

校長 山本 三郎 先生
校長 山本 三郎 先生

2015年、山本三郎校長の就任と同時に始動した麴町学園女子の教育改革。就任当初の生徒の印象について山本校長は「おとなしくて素直で真面目な印象。あとは、生徒たちに自信を持たせれば伸びるのではないかと考えていました」。自己肯定感を高めて、自分自身で将来をデザインする。未来に近い学校を目指して教育改革が進められています。

山本校長が掲げているのは「3つの保証」

  • 1

    女子校としての安心・安全

  • 2

    見える学力・見えない学力

  • 3

    進路

の3つです。

特に②の見えない学力に関しては、キャリア教育やアクティブラーニング、グローバルプログラムに加え、「使える英語」を身に付けるアクティブイングリッシュを導入しています。
英語は、文部科学省「英語教育の在り方に関する有識者会議」委員である安河内哲也先生を英語科特別顧問として迎え、「使える英語」を徹底して指導しています。進路の保証については、高大連携を図り、大学で学ぶ内容を理解したうえで、生徒の第一希望がかなえられるようサポートしています。
今年で改革5年目を迎え、生徒たちに変化がみられています。特に英語は、英検取得者が劇的に増えたことで、自信を持つ生徒が増えてきました。今後は、小論文にも力を入れて、さらなる改革を進めていきます。

未来につながる高大連携

東洋大学グローバルコースのようす

山本校長が「進路の保証」の一つとして打ち出した高大連携。その中で特徴的な取り組みが高1生からの「東洋大学グローバルコース」です。英検2級取得などの3つの基準を上回れば原則として東洋大への進学が可能なコースです。
そのほか東京女子大、共立女子大、女子栄養大、成城大とも連携協定を締結しています。また、本校オリジナルの「大学連携講座」では、大学の講義を受けたり、キャンパス内を見学したりするなど大学生活をイメージする時間を設けています。

山本校長は「生徒の第一志望をかなえることが目標です。英語教育の強化も、将来の選択肢を広げるための一つであると考えています」と話しました。「大学連携講座」を受けた経験のある、高1生の安達美咲さんは「まだ学んだことのない未知の世界を知ることができて楽しいです」と話し、神雛乃さんも「大学は遠い存在でしたが、講義を受けたことによって身近な存在になりました」と大学進学に対してイメージしている様子でした。

英検取得率急上昇!
「使える英語」を学ぶ
アクティブイングリッシュ

教育改革の一つである「使える英語」を身に付けるアクティブイングリッシュ。
実際にどのような内容なのでしょうか。引き続き安達さんと神さんに話を聞きました。
安達さんと神さん

高校1年生 安達 美咲さん
水泳部に所属。

高校1年生 神 雛乃さん
コーラス部に所属。

麴町学園女子のアクティブイングリッシュは、どのような特徴がありますか。

安達さん

毎朝10分間、プロジェクターに映された英単語を発音したり、洋楽を歌ったりして英語に親しむ音声活動があります。続けていると自然と英語が入ってくるので気付かぬうちに英語力が上がっていました。

安達さん

神さん

4技能をバランスよく学ぶので、テストも「KEPT」という独自のものがあります。4技能それぞれ25点ずつで評価されるのですが、「話す」は普段の授業で発言するたびに1点が入る制度になっています。

さん

実際に麴町学園女子で英語を学んでいかがですか。

神さん
安達さん

4月に英語合宿があって、安河内先生から指導を受けたのですが、リズムよく英語を学ぶことができて身になっていると感じます。塾に行かなくても英検3級を取ることができました。最終的には準1級を目指したいです。

安達さん

神さん

英語経験がゼロで入学したのですが、学校で英語を学んだだけで2級を取ることができました。英語を使う機会が多い学校ですし、とにかく授業が楽しいです。

さん

最後に麴町学園女子の魅力を教えてください。

安達さん
安達さん

先生との距離が近いことですね。英語だけでなくほかの授業でも発言しやすい環境があると思います。分からないことをすぐに聞けて解決できるので理解が深まると思います。

安達さん

神さん

校内のどこにいても英語があふれている学校だと思います。国際交流が積極的にできているのは麴町学園女子のおかげですし、卒業後も続けていきたいです。

さん

選択肢をさらに広げる「ダブルディプロマプログラム」

麴町学園女子では、2020年度から「ダブルディプロマプログラム」を導入します。
最大の特徴は、留学先の国と期間を選択できること。
アイルランド1校とニュージーランド3校の提携校に1~2年留学し、
現地の卒業資格(ディプロマ)を取得します。
同時に麴町学園女子の卒業資格も得ることができます。
山本校長は「海外に留学するということにこだわったプログラムです。
2か国の卒業資格を得ることで海外の大学への進学を目指すだけでなく
日本国内の大学受験でも英語を武器にできると考えています」とメリットを話しました。

インターナショナルラウンジ

編集者から見たポイント

「3つの保証」を掲げた麴町学園女子の教育改革。「生徒には、22歳の自分のイメージを明確にして第一希望を実現してほしい」という山本校長の強い思いが詰まった内容であることが分かりました。英語教育の充実で成果をあげた麴町学園女子が次に力を入れるという小論文教育にも大注目です。

2019年イベント日程

  • 第6回 中学校説明会要予約

    2019年11月9日(土) 10:00~

  • 第7回 中学校説明会要予約

    2019年11月23日(土祝) 10:00~

  • 中学校入試説明会&
    入試模擬体験①要予約

    2019年12月8日(日) 9:00~

  • 中学校入試説明会&
    入試模擬体験②要予約

    2019年12月15日(日) 9:00~

  • 第3回 高校説明会要予約

    2019年11月2日(土) 14:30~

  • 個別相談会 東洋大学
    白山キャンパス開催要予約

    2019年11月4日(土) 11:00~

  • 第4回 高校説明会要予約

    2019年11月16日(土) 14:30~

  • 第5回 高校入試説明会要予約

    2019年11月24日(日) 10:00~

  • 第6回 高校入試説明会要予約

    2019年11月30日(土) 14:30~

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:麴町学園女子中学校高等学校