大学付属校でありながら、毎年難関校にも数多くの生徒を送り出す、立教新座中学校・高等学校(以下、立教新座)。人気校がひしめく都心やその近郊では学校見学の選択に迷いがちですが、立教新座のオープンキャンパスは内容の充実ぶりで他校を圧倒しています。リピーターも多く訪れるというオープンキャンパスに、突撃取材してきました。
学校公式サイトまるで大学!
人気のキャンパスツアー
昨年は約3,000人が訪れたオープンキャンパスの一押しプログラムが、在校生が校内を案内するキャンパスツアーです。1日5回開催され、所要時間は約20分。在校生の誘導で歩き始めると、行く先々で参加者から「きれい!」「広いね」「立派な建物」と感嘆の声が。本館・2号館・3号館からなる校舎は、隣接する立教大学と同等の設備になっていて、まるで大学のようです。道中、在校生が「ここで中学生は友達とよくお昼を食べます」などと、場所ごとの具体的な情報を教えてくれました。

交流ラウンジ
先生と生徒の交流の場。同じフロアには高校生の教室があり、3年生はここで卒業論文について相談します。
図書館
参加者が「大学みたい」と称えた2階建ての図書館。16万冊もの蔵書や資料が集まる館内では、台に乗って本を探している男の子の姿も。
野球場
両翼99mの野球場で、3塁側には室内練習場があります。練習中だった野球部員は、ツアーの列に気付くと帽子を取って元気に挨拶してくれました。その礼儀正しさに参加者は感心することしきり。
チャペル
ステンドグラスが持つ温かみと荘厳な雰囲気を併せ持つチャペルでは、礼拝を体験できるイベントや、パイプオルガンの演奏と聖歌隊のコンサートが行われました。

キャンパスツアーに参加して
ツアーに参加したことで、パンフレットや学校サイトでは把握しにくい、施設の規模や充実度が分かり、またキリスト教の教えが息づく環境を体感することができました。
交流ラウンジ
先生と生徒の交流の場。同じフロアには高校生の教室があり、3年生はここで卒業論文について相談します。

図書館
参加者が「大学みたい」と称えた2階建ての図書館。16万冊もの蔵書や資料が集まる館内では、台に乗って本を探している男の子の姿も。

野球場
両翼99mの野球場で、3塁側には室内練習場があります。練習中だった野球部員は、ツアーの列に気付くと帽子を取って元気に挨拶してくれました。その礼儀正しさに参加者は感心することしきり。

チャペル
ステンドグラスが持つ温かみと荘厳な雰囲気を併せ持つチャペルでは、礼拝を体験できるイベントや、パイプオルガンの演奏と聖歌隊のコンサートが行われました。

キャンパスツアーに参加して
ツアーに参加したことで、パンフレットや学校サイトでは把握しにくい、施設の規模や充実度が分かり、またキリスト教の教えが息づく環境を体感することができました。
全23種類の講座で立教新座の学びを体験
オープンキャンパスでは、小中学生の興味を引く多様な体験講座が開かれます。23講座の中から3つをピックアップしてご紹介します。
いろいろな元素
元素の実験をする体験授業。
会場は高校生も使う化学実験室で、専門器材が数多く揃っています。安全メガネと白衣を着用した参加者は、水溶液などを用いて元素の性質の違いや取り出し方を学びます。試験管の中身に変化が表れると、子どもたちはもう夢中。
担当の渡部先生は化学の教科書を執筆しているベテラン教諭で、教室で配られた資料には、体験後に夏休みの自由研究のネタにできそうな情報が盛り込まれていました。

親子インタビュー
●お母さま
自分が学生に戻ってやり直したくなるくらい楽しい授業でした。子どもは実験室に入れることが嬉しかったようです。
●小学4年生
中学校を知りたくて来ました。試験管に鉄を入れたところと、水の色が変わったところが楽しかったです。好きな元素は金です!

中1英会話体験授業
英会話の教室にはネイティブの先生が登場。
参加した小学生は英語で自己紹介したり、数字ビンゴをして数の数え方を学びます。そこから「How old are you?」と年齢を聞く会話が始まり、学んだことを少しずつ会話で使う授業内容に。
先生の明るい表情とユーモラスな語り口が小学生の緊張を徐々にほぐし、英会話を楽しむ雰囲気を作り出していました。

親子インタビュー
●お母さま
授業が分かりやすいし、緑が多くて施設が優れていると感じました。敷地が広いので、ここなら男の子が伸び伸びと過ごせると思います。
●小学5年生
先生が面白かったです。今日は積極的になれなかったけど、中学生になったら授業でたくさん発言したいです。

気になる! 〇〇の確率
参加者とその保護者で教室から人があふれていた数学の体験授業では、サイコロを使った確率の実験が行われました。サイコロの6が5回出る確率について、班ごとに実験するという内容です。
参加した小学生は一生懸命サイコロを振り、ようやく終わるかという頃に、「検証にはまだ足りないからもう1度」という先生の指示が。すると小学生は「100回も振ったのにまだやるの!?」と再びサイコロを手に取り、教室は笑いに包まれました。結果、実験で出た確率と、計算で出した確率が近いことが判明し、実験は終了。授業中、先生の話が宝くじの当たる確率に転じたときは、保護者の笑いも誘いました。

親子インタビュー
●お父さま
先生の話に引きつけられるし、楽しく取り組んで、考えることもできる授業でした。参加した子どもたちが生き生きしていました。
●小学4年生
先生の話が分かりやすくて授業が楽しかったので、来てよかったです。立教新座は面白いところだと思いました。

学校生活には欠かせない! クラブ活動体験
立教新座のオープンキャンパスの特長は、屋内外の豊富なクラブ活動にも参加ができること。
男子にとって、学校生活におけるクラブ活動の比重は大きいですよね。それをこんなにたくさん体験出来るのはとても貴重です。
7月の青空の下、セントポールズフィールドでは大柄な高校生に果敢にタックルする小学生の姿がありました。彼らにとって運動施設をただ眺めることと体を動かすことは、天と地ほどの違いがあったことでしょう。一方、テニスコートにいた小学6年生の少年は、これまで3回も訪れているオープンキャンパスのリピーター。テニス部の実力を見定めに来たと言い、「他校のテニス部も見たけど、立教新座のほうがグラウンドが広くていい」と話してくれました。

親子インタビュー
●お母さま
オープンキャンパスにはいくつか参加しています。2年前、立教新座に連れてきたとき、息子が学校を気に入っていたのでまた来ました。
●ラグビー部体験の小学6年生
高校生からタックルとボールの投げ方・蹴り方を教わりました。楽しかったので、入学したくなりました。

みんなのオープンキャンパス
画像をクリックもしくはタップすると大きな画像を見ることができます。
参加者の多くが、綺麗で優れた施設と自然あふれる環境の素晴らしさに魅力を感じていました。親になって参加した卒業生は、「学校が持つ精神は当時と変わりませんでしたが、校舎はとても綺麗になっていました。ベテランから若手まで先生の年齢層のバランスがよく、今日参加してみてやはり息子を通わせたいと思いました」と語ります。参加者の目線に立って工夫された点が随所に見られ、立教新座のオープンキャンパスは志望者だけでなく、学校見学初心者にも適した催しだと感じました。
2018年度のイベント情報
オープンキャンパス
7月16日(月・祝)
10:00~15:00
中学 学校説明会
11月25日(日) 申し込み不要
1回目 9:30~
2回目 11:00~
S.P.F (文化祭)
10月27日(土) 10月28日(日)
詳細は学校公式サイトよりご確認ください。

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:立教新座中学校・高等学校