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大妻中野中学校・高等学校(以下、大妻中野)は留学プログラム・語学教育が充実しているグローバル教育の先進校です。世界への視野を広げる教育の成果は、他校では見られないほど「生徒発の国際貢献活動」が盛り上がっていることにハッキリと表れています。今回は、そうした動きをリードする生徒たち「フロンティアプロジェクトチーム」の3人にインタビュー!海外での学び、優れたICT環境、そしてチームのご活躍についてうかがいました。
大妻中野は短期・中期・長期の留学プログラムを用意し、海外の連携校も20校に上っています。留学を経験した生徒は「多種多彩な学びが選べ、貴重な体験ができた」と語ります。
I・Mさん 高校2年生
グローバルリーダーズコース
M・Yさん 高校2年生
グローバルリーダーズコース
H・Mさん 高校2年生
アドバンストコース(理系)
大妻中野ではどのような留学プログラムを経験しましたか。
イギリスに夏休み中の2週間だけ留学した経験があります。私は吹奏楽部に所属しているのですが、いろいろな実施期間・実施時期の留学プログラムがあるので、部活動と両立することができました。イギリスでは世界遺産まで足を運んだりして、歴史・文化を深く学べました。「世界史が好きで、英語をもっと話せるようになりたい」と思っていた私にピッタリなプログラムでした。
次に大妻中野の学習環境の魅力をご紹介します。生徒の話からはICT環境が大きな教育効果を上げていることが伺えます。そして、そうした環境があるからこそ、2020年のコロナ禍に優れた対応力を発揮できたようです。
大妻中野の学習環境の長所を教えてください。
生徒が1人1台タブレット端末を持っていて、予習に使えるところです。今、数Ⅲを学んでいるのですが、予習用の動画を先生が作ってくださって、授業ではじっくりと演習に挑戦するという進め方になっています。
私は世界史が好きなのですが、広い地域で歴史がどう動いていくかを勉強するのに苦労しています。ですが、授業では電子黒板に地図を大きく表示して、各地の出来事を細かく書き込んでくれるのでとても分かりやすいです。
2020年の休校期間のオンライン授業はいかがでしたか。
大妻中野はもともと電子黒板、タブレット端末といったICTを使って学ぶスタイルなので、2020年の休校期間もオンライン授業への移行がスムーズでしたね。受講していて辛くなかったですし、コロナ禍でも「学校生活を送れている感覚」があったことに驚きました。以前から開設されている学内の交流サイトでも、先生が巣ごもり生活を楽しめるようにと、ヨガのポーズを紹介したりしてくれたので、そのおかげかもしれません。
次に、学習以外の生徒の雰囲気、課外活動についてもおうかがいしました。
大妻中野はどんな雰囲気の学校ですか。
ハキハキしている子が多くて、思っていることが言いやすいです。授業・行事でプレゼンテーションなどの人前に立つ機会が多く、そこで自己アピール力・積極性が育つからかもしれません。
入学前は、女子校というと堅苦しいイメージがあったのですが、大妻中野の生徒は明るくて、活発で、伸び伸びしています。1年生の最初から、社交的な雰囲気でしたね。行事で違うクラスの子ともグループを組んで活動したりすることが多いからだと思います。
行事、部活動など課外活動の魅力を教えてください。
大妻中野らしいといえばやっぱり文化祭です。高校生は自由に出し物の企画を立てられるので本当に生徒主体のイベントです。2020年はオンライン文化祭でしたが、校外に作品展示ができました。展示場から文化祭実行委員がテレビ番組風の実況中継をしてくれて、「コロナ禍でもちゃんと面白いことができるんだ!」と感激しました。
大妻中野は行事もとても盛り上がりますが、課外授業に参加する有志の生徒グループが多いところも大きな魅力です。プログラミングやWEBサイト作成を楽しむ「S-TEAM」、模擬国連を中心とした平和学習をする「ING」、国際貢献活動・地域貢献活動を生徒主体で進める「フロンティアプロジェクトチーム」などがあります。部活動もバリエーション豊富なので、きっと誰でもやりたいことが見つかるでしょう!
今回登場した3人は有志団体の「フロンティアプロジェクトチーム」に所属しています。国際貢献・地域貢献のためにできることを自ら考え出し実行してきた皆さんから「大妻中野がグローバル教育にかける熱意」を強く感じました。
「フロンティアプロジェクトチーム」としてどのような活動をしてきましたか。
難民問題に関して、有識者とディスカッションして学んだり、近隣の福祉施設で交流会を開いたりして、世界規模・地域規模のさまざまな問題について学んでいます。中学生と高校生がともに活動していますが、一人ひとりが考えを深め、意見を言い合えるチームです。
もちろんチームの中で学ぶだけではありません。アパレル大手のユニクロ・GUが古着を集めて、海外の難民に提供する「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」への協力を毎年呼びかけています。いつもなら文化祭の来場者、訪問した幼稚園などから多く提供があるのですが、2020年は本校だけの取り組みになりました。しかし、チーム一丸となって呼びかけていったところ、普段の学校単体で集まる量の2倍以上の古着が集まりました。
どのような思いで「フロンティアプロジェクトチーム」として活動していますか。
世界のことを「もっと知りたい!」という気持ちが大きいです。プラスチックごみの問題などについても、専門家の方からお話を聞くと発見があります。それに、学年に関わらず、ほかの生徒とも話し合う中でいろいろな価値観が見えてくるのも楽しいです。
もともと発表や意見交換が苦手だったので挑戦してみたいと思って参加しました。高校で学習が忙しくなっても両立しやすいので、充実した学校生活が送れています。
中学校から高校に上がるときに、このタイミングで自分を変えたいと思ってチームに入りました。もしも入っていなかったら、こんなに自分の意見を話せるようにならなかったし、海外の問題について考えなかったと思います。とても視野が広がり、いろんなことを吸収できました。
海外の文化を深く体験できる留学プログラム、優れたICT環境、そして課外活動の充実度―生徒からは恵まれた学校環境の中で大きく成長してきたことを語っていただきました。最後に、お預かりした受験生へのメッセージをお届けします。
I・Mさん
大妻中野は英・数・国の3教科でも受験できるので、英語が好きな方はぜひ挑戦してください!勉強が忙しい時期でも、好きなことを継続するのも大切ですよ。
M・Yさん
受験本番はまだまだ先ですが、最後の最後で気持ちが追い詰められることがあると思います。でも絶対に頑張ればいいことがあるので、努力をやめないでほしいです。
H・Mさん
大妻中野は制服のバリエーションが豊富なので、そこにも注目してほしいです。受験勉強は大変ですが、学んだことは自分の支えになるので頑張ってください。
日本の将来世代は「諸外国と協力して、地球規模の課題を解決していかなくてはならない」と言われていますが、そのときに活かされる力を大妻中野は大切に育てています。大妻中野で6年間を過ごしたお子さまなら、先の見えない将来社会にも踏み出していけるでしょう。
イベント名 | 日時 | 備考 |
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学校説明会 | 2021年2月27日(土) 10:30~ | 予約制(校内実施予定) ※予約受付はHPで1カ月前より |
学校見学 | 2021年2月~3月 土曜日 11:30~、14:00~ |
予約制 ※11:30~は授業見学あり |
よみうりGENKIフェスタ2021 | 2021年3月28日(日) 10:00~16:00 |
場所:東京国際フォーラム |
フランスに中学2年生で1週間の短期留学、高校1年生で1年間の長期留学をしました。なぜ行き先をフランスにしたかと言うと、私が所属しているグローバルリーダーズコースは第二外国語としてフランス語の授業があって、そこで文化や歴史について知り、興味が湧いたからです。現地では日本の文化があまり知られていないことに気づき、意外でした。そうした経験を通して、「日本とフランスをつなぐ女性になりたい」という将来の目標ができました。