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進路情報から見る学校の特色

inter-edu’s eye

立正大学付属立正中学校・高等学校(以下、立正中高)では、社会に出てからも役に立つ3つのスキルとなる「調べる」「読み取る」「表現する」を伸ばすR-プログラムを独自に展開しています。生徒たちは、そのプログラムを通してどのような成長を実感しているのでしょうか。毎日の学校生活や立正中高の雰囲気を聞くととともに、生徒たちにも好評な清潔感あふれる校舎も紹介します。

仲間と過ごす
立正生の
スクールライフ

中学校への入学当初からR-プログラムを実践してきた高1生のお二人に話を聞かせてもらいました。

写真 (左)矢島巧くんと(右)上野喜世さん
(左)矢島巧くん(右)上野喜世さんは中学校からの内進生。矢島くんは文化祭準備委員として企画を中心に活躍中。上野さんは茶道部の活動を通して、日本の伝統文化やおもてなしの心を学んでいます。

インターエデュ(以下、エデュ):お二人から見て、立正中高はどんな雰囲気の学校ですか。

矢島くん

明るい雰囲気だと思います。普段から学年関係なく仲が良くて元気なイメージがあります。

上野さん

私もそう思います。同学年だけでなく、学年の異なる先輩や後輩のみんなとも楽しく毎日を過ごしています。

エデュ:今、一番夢中になっていることはありますか。

上野さん

理系の大学を希望しているので、小テストや課題など目の前にあることを大切にして頑張っています。天文系に興味があるので、将来につながればと考えています。

矢島くん

先日文化祭があったのですが、それまでは文化祭に向けて夢中になって準備を進めていました。終わったばかりですが、今は来年の文化祭をどうしようかなと早くも考えている自分がいます。

エデュ:立正中高の自慢できるポイントを教えてください。

上野さん

部活動などで使用する施設もきれいで、設備が充実していることですね。茶道部も立派な茶室で活動できています。

矢島くん

毎日学校で過ごすぼくたちのために、先生方をはじめとして警備員さんや用務員さんといった、数多くの人たちがさりげない気遣いで支えてくれている点ですね。

未来につながる人間スキルを伸ばすR-プログラム

社会で役立つ3つの
Research
自ら進んで調べる力(問題の発見・調査)
Read
主張や要点を読み取る力(相手の論点の理解・考察・整理)
Report
意思や結果を正確に伝える力(文章等による表現・人前での発表など)

毎朝くり返すコラムリーディング

毎朝のショートホームルームで新聞記事などを要約し、自分の意見をクラスで発表します。
ロングホームルームでは、少し長めのスピーチやディスカッション、ディベートを行うこともあります。発表用の原稿は担任の先生が添削する場合もあります。

写真 授業風景
授業前の時間を有効活用するコラムリーディング。みんなの前で発表する1分間スピーチは、初めのうちは緊張しますが、少しずつ慣れていきます。

エデュ:中1から今まで続けているホームルームでのコラムリーディングで身についたことはありますか?

矢島くん

最初は自分の意見をみんなの前で発表するのが難しかったのですが、回数を重ねていくうちに少しずつ慣れてきました。自分の意見をまとめて話す力が身についたと思います。

上野さん

たったの1分間スピーチするだけなのに、時間が余って困ってしまったこともありますね。時々やっているディベート形式は、私と違うクラスメイトの意見を聞くことで、私自身の意見にも向き合うきっかけになって良かったです。

読書ノート&リーディングマラソン

生徒たちに読書を促し、習慣づけることを目的とした取り組みです。読書は知識や見聞を広め、生きていくうえで役立つ豊かな発想の源になります。

写真 自習室
高校生になったお二人が頻繁に活用しているという自習室。上野さんによると授業の他に補習・講習が多いので、学習塾に通う必要性は感じないとのことでした。

エデュ:みんなで読書を続けるリーディングマラソンからの気づきはありますか?

矢島くん

普段はなかなか読書の時間が取れないので、リーディングマラソンの機会に本と向き合うことで、自分の視野が広がったと感じます。最近は「英語の歴 史」についての本を読みましたが、たくさん本を読んでいるクラスメイトからは「三国志」を薦められています。いつかチャレンジしたいと思っています。

上野さん

興味のある小説を中心に選んでいます。それに、将来の夢に関係する天文学関連の本はすすんで読むようにしていますね。

キャリアデザインプログラム

6年間を通した進路学習です。中1は職業講話、中2はマナー講習や初めての職場体験の結果をまとめた職業新聞の制作、中3も職場体験の後に体験報告会を実施します。高1からは、将来の目標につながる大学での学びを意識した進路指導が始まります。

写真 礼法室
インタビュー終了後、上野さんが所属する茶道部で使用している礼法室に案内してもらいました。

エデュ:中3での職場体験で挑戦したことや気づいたことは何ですか。

上野さん

私は東京国立博物館での職場体験を選びました。海外からの観光客に案内をする機会があったのですが、最初はたどたどしかった英語も2日目から伝わるようになり、日頃の英語の授業が役に立ったと思います。職場体験で英語を話すことになるとは思わなかったので、とっさに使える英語やコミュニケーションそのものの難しさを学びました。

矢島くん

中1の職業講話から今までを通して考えると、中学の3年間でさまざまな体験をしてきたと思います。中3の職場体験では、小学校の先生として児童を率いたり、用務員さんとして縁の下の力持ちになる仕事にチャレンジしました。そうした体験があるからこそ、立正中高に関わる皆さんへの見方が大きく変わりました。それに、小さな子どもたちを支えることの苦労を実感できました。

目を見張るほど
恵まれた設備の数々!

フォトギャラリー

編集者から見たポイント

テーマに対して深く掘り下げて考え、よく調べて、自分の意見として発表する。R-プログラムという取り組みが、生徒間にしっかりと浸透していることが分かりました。インタビューに立ち会っていただいた先生は、「ひとつの記事でも多様な意見がある。賛否両論があるということを知って、さらに視野を広げることが目的のひとつ」とおっしゃいました。立正中高が実践するR-プログラムによって心豊かな大人に育ちゆく生徒たちの様子はもちろんのこと、充実したスポーツ施設や、実技授業専用の教室を設えた自慢の新キャンパスを一目見るために、学校へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

学校説明会・
入試説明会のお知らせ

イベント名 開催日時
第5回 イブニング説明会 11月30日(金) 19:00~
第4回 高校入試説明会 12月1日(土) 14:00~
第5回 中学校説明会+入試問題解説会 12月9日(日) 9:30~
第5回 高校入試説明会 12月9日(日) 14:00~
第6回 学校説明会+入試問題解説会 12月22日(土) 14:00~
第7回 学校説明会+授業見学 2019年1月12日(土) 10:00~

※学校公式サイトからの参加予約が必要です。

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:立正大学付属立正中学校・高等学校