inter-edu’s eye
三者面談といえば堅苦しいイメージがつきものですが、西武台新座中学校(以下、西武台新座)では明るい笑顔が溢れています。なぜなら、子どもたちが自分の目標を語る「成長と課題プレゼンテーション」の時間があり、主体的に思いを発信する場となっているからです。こちらのプレゼンテーションに合わせて学校を訪問したところ、西武台新座で「親子と先生が確かな関係を築ける理由」が見えてきました。
西武台新座は「ただ知識を得るのではなく、知識を活用する力を育てる」という教育方針に沿って、幅広い授業で発表活動・対話活動を多く行っています。そのため、生徒たちは成長と課題プレゼンテーションでも高い表現力を発揮していました。
プレゼンテーションは今までの成績を振り返ることからスタートしました。「各教科の授業内容は充分理解できている」と判断したKさん。
しかし、現状には満足せず、定期考査でライバルに勝つこと、実技教科(体育)での苦手克服を目指すことを宣言。
その目標を達成するために、やるべきことを提示。「必修でない課題もやりきりたい」「テストでケアレスミスをなくす」「理解できても満足せずに反復学習をする」といったアクションを挙げていました。
Kさんずっと緊張しっぱなしでした。試験の結果などは親に伝えてきましたが、考えていることを丸ごと伝えるのは今までないことです。でも、学習の進捗状況はしっかり報告できました。
この後は、プレゼンテーションの内容をもとにして、非常に柔らかな空気の中で話し合いが始まりました。お子さまがここまで達成してきたことも、苦手としていることも、「本人が話してくれるので明るく受け止めることができる」と評判です。
ここからはKさんのお母さまも交えて、プレゼンテーションに関してお話をうかがいました。
お子さまのプレゼンテーションを聞いた感想を教えてください。
プレゼンテーションをするお子さまの姿を見て、感じたことを教えてください。
「学校では頼れる存在」だと聞いてきましたが、家では見せない真剣な表情が見えて、学校生活をどう送っているのかイメージできました。反対に、しっかりした娘の姿を目の当たりにして、「家庭では本当にリラックスできている」ということも実感できてうれしかったです。
今回のプレゼンテーションに活かせた普段の学習を教えてください。
西武台新座は総合的な学習の時間や英語でプレゼンテーションをたくさん行うので、その中で表現力を磨いてきたと思います。BGMを添えたり、発表の途中でクイズを差しはさんだりするのも、みんな当たり前のようにできています。
今回のプレゼンテーションで工夫したところを教えてください。
「画面の文字情報を少なく、話す内容を多く」ということにはいつも気をつけています。さらに今回は、少し肩の力を抜ける部分も入れようということで、イラストを交えたスライド資料を作成し、笑いを取れるタイミングがないかも探りました。
学習の目標を設定するにあたって、考えたことを教えてください。
ヒントなしで自分の学習を改善する方法を考えるのは難しいので、友人の学習姿勢を参考にしながら設定しました。西武台新座は学習意欲が高い生徒がたくさんいます。自分も入学してから意志が強くなってきて、「環境が変わると、自分もこんなに変わるんだな」と気づけました。
西武台新座は2021年4月に自習施設をリニューアル! 「西武台ラーニングサポートセンター(通称:SLC)」は仕切りのある自習エリアと対話で学ぶ会話可能なエリアがあり、スタッフへの学習相談もできる開放的な空間になっています。学校を訪問したときに、ぜひ一度ご覧になっていただきたいです。
続きまして、担任の先生から「成長と課題プレゼンテーション」を行うことで三者面談がどう変わってきたかをうかがいます。
「成長と課題プレゼンテーション」を行う狙いを教えてください。
従来型の三者面談は「教員が生徒に質問して、生徒が答える」という流れで進めてきたのですが、「もっと生徒が主役になって、自分のことをしっかり振り返る場にしたい」という考えで実施形態を切り替えました。
三者面談がプレゼンテーション主体になってから、場の空気はどう変わりましたか。
喜んでくれる保護者の方が多いです。「テストの成績こんなに良かったの!?」「提出物の出し忘れがあったの!?」と、良いことも悪いことも朗らかに話し合えるようになりました。
生徒たちはプレゼンテーションにどのように取り組んでいますか。
2年生のときは学習面・生活面・部活動のそれぞれについて目標を立てて発表するように指導しているのですが、3年生では自由に内容を考えてもらうようにしています。それでも、一人ひとりが発表すべき項目をしっかり考えられるのが西武台新座の生徒のすごいところです。「自分の言葉を使って表現する力」がたった1年間でも伸びているのが分かります。
最後に受験生へのメッセージをお届けします。
西武台新座は先生が熱心に授業をしてくれるので、「授業に参加できている」「生徒が一緒に授業を盛り上げていく」ということを実感しながら学べます。私は小学生のときと比べて、学習に対する考え方が大きく変わりました。「自分を変えたい」という方にぜひおすすめの学校です。
西武台新座は少人数制で丁寧に見てくださる学校です。「授業で寸劇をした」ですとか、面白かった学習について子どもが話していて、楽しく勉強できているのが伝わってきます。
中学校に進学するタイミングで不安なことがあるかもしれませんが、西武台新座は一人ひとりを手厚くサポートします。安心して入学できる学校ですよ。
編集後記
「思春期になったら親子のコミュニケーションがなくなってしまうのでは……」こんな心配をお持ちの方も少なくありません。しかし、西武台新座は「子どもが主役になれる学校」です。皆さんのお子さまも表現する意欲が伸び、きっと思いを伝えてくれるようになるでしょう。
武陽祭(文化祭) | 2022年9月10日(土)・11日(日) 10:00~15:00(予定) |
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第2回オープンスクール | 2022年9月19日(月・祝) 9:00~12:00(予定) |
第3回学校説明会 | 2022年10月8日(土) 9:30~12:00(予定) |
第4回学校説明会 | 2022年10月30日(日) 9:30~12:00(予定) |
企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:西武台新座中学校
話の内容は家庭でポツポツと部分的には聞いていたのですが、こうしてまとめてもらって、伝えようとする意思が強く感じられました。しかし、ICTを使った発表を直接目にすると、本当に時代は変わったんだなと思いました。