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100種類以上の生き物がいる青稜中高の自然科学部に突撃!

生徒集合写真

inter-edu’s eye

青稜中学校・高等学校(以下、青稜中高)の自然科学部をご存知でしょうか。100種類を超える生き物を飼育している理科室はまるでジャングル! 生き物好きな生徒たちが集まる、青稜中高で人気の部活動です。今回は自然科学部の生徒たちと、顧問の伊東先生に、自然科学部の魅力、青稜中高の魅力をたっぷり聞いてきました。

主体性を育てる魅力たっぷりの青稜中高 自然科学部

自然科学部は、中高合同で活動し、部員は約40名。
活動のメインとなるのは、生き物の世話。「生徒がさまざまなことを感じる場所になってほしい」と学校が3年前から徐々に生き物の数を増やし、哺乳類はもちろん、魚類や爬虫類など80~100種類の生き物を生徒が主体となって管理をしています。
生徒は始業前や、休み時間、放課後に理科室を訪れ、生き物にエサを与えたり、コンディションを確認したりと、愛情を込めて世話をしています。
顧問の伊東先生は、専門家の指導を基に生徒の活動をサポート。部活動を通して生徒の積極性や主体性を育てています。

自然科学部の活動のようす

「毎日が楽しい!」自然科学部の生徒インタビュー

自然科学部に入部したきっかけや、部活動を通して学んだことについて生徒にインタビュー。昨年まで部長を務めていた高3の久保田和樹くん、中3の内田知慧くん、中1の真弓怜子さん、荒井理穂さんに話を聞きました。

久保田くんと内田くん
高校3年 自然科学部 元部長
久保田 和樹くん
中学3年
内田 知慧くん
荒井さんと真弓さん
中学1年
荒井 理穂さん
中学1年
真弓 怜子さん

──入部しようと思ったきっかけを教えてください

久保田くん

久保田くん

中1のときに友人に誘われて入部したのですが、当時はあまり生き物がいませんでした。中3の頃に徐々に生き物が増えてきて、そのあたりから本格的に活動を始めました。

内田くん

内田くん

入部したのは中2に入ってからです。入部していた友人に「生き物がたくさんいて楽しい」と聞き、入部を決めました。

真弓さん

真弓さん

将来、生き物に関する仕事がしたいと思い、生物部がある中学校を探していたときに母から話を聞いて、青稜中を受験しました。入学してすぐに入部しました。

荒井さん

荒井さん

私も受験を考えたときに、青稜中のパンフレットで自然科学部があることを知りました。生き物が好きなこともあったので入部を決めました。

部活動のようす

──活動の中でうれしかったことはありますか

久保田くん

久保田くん

大好きな爬虫類の成長を見るのがやはりうれしいです。部内で自分の意見が採用されて爬虫類を飼うことになったので思い入れが深いというか。あとは卒業した後も、僕が青稜にいた証しになってくれるのがうれしいですね。

内田くん

内田くん

今、メダカの世話をしているのですが、浮き草を増やしたらメダカが倍以上に増えたのがうれしかったです。

真弓さん

真弓さん

私もメダカのベビーブーム到来はうれしかったです。

荒井さん

荒井さん

ハツカネズミも子どもが生まれてかわいいなと思いました。うれしかったですね。

水槽を覗き込む久保田くん

──逆に大変だと思ったことや苦労したことはありますか

久保田くん

久保田くん

部長を務めていたので、たくさんの後輩たちをまとめるのが大変でした。大事なことはなるべく口に出して伝えるよう努力しました。

内田くん

内田くん

メダカが病気だったのに気づくことができなかったことですね。以来、朝や下校する前にメダカのようすを毎日1回は見るようにしています。

荒井さん

荒井さん

本格的に生き物のお世話をしたのは初めてだったので最初は分からないことばかりで大変でした。

真弓さん

真弓さん

まだ入部して数か月しか経っていないので、分からないことだらけです。先輩に教えてもらいながら交流を深めたいです。

外での活動

──部活動を通して学んだことはなんですか

久保田くん

久保田くん

生き物の力強さですね。人間が関わることで生物にとってストレスになってしまうことがあるので、あまり手をかけすぎず生物たちの生きる力を尊重することが必要だと感じました。

内田くん

内田くん

生き物を毎日見ることの大切さですね。命を預かっているからこそまめに気にしてあげないといけないと分かりました。

真弓さん

真弓さん

生き物のお世話は簡単だと思っていたのですが、手間はかかるし楽ではないということを学びました。

荒井さん

荒井さん

適当ではダメということ。世話する以上はしっかり責任を持たないといけないですね。

久保田くん

生き物の世話を通して学んでほしいこと顧問の先生インタビュー

──入部する生徒はどんな子たちが多いですか

伊東先生

伊東先生

生き物好きな生徒が多いです。そして意外かもしれませんが文系の生徒も多いです。中には理科室を改良して生き物にとってよい環境を追求したり、後輩たちをどう動かすか考えたりするなど、マネジメントに興味があって入ってきたという生徒もいます。

伊東 充 先生
自然科学部 顧問
伊東 充 先生

──なぜ生き物を世話することに対して力を入れているのでしょうか

伊東先生

伊東先生

まず生徒に知ってほしいことは、生き物は思い通りにならないということ。愛情を注いだからといって返してくれるとは限りません。その中で生徒には、育てることへの責任感を身につけてほしいですね。

ネズミを観察

──部活動で生徒を指導する際、先生が心掛けていることはなんでしょうか

伊東先生

伊東先生

生徒が主体的に行動できるようにすることですね。生徒が何かをしたいと思ったときにヒントを与えて、サポートするのが大事ではないかと思います。そうすることで生徒の積極性や主体性を育てていきたいですね。また、生き物を世話し続けることで洞察力も身につけてほしいと思っています。

カエル

──どんな子が青稜中高に合っていると思いますか

伊東先生

伊東先生

自然科学部だけに関わらず部活動は盛んですし、さまざまな行事もあります。興味を持ってくれたお子さまなら、どんな子でも合うのが青稜の良さだと思います。

たくさんの水槽

──最後に受験生と保護者の方にメッセージをお願いします

伊東先生

伊東先生

子どもがやりたいと思ったことを、どんどんやらせてあげる体制が、青稜にはあります。まずは学校に来てぜひ青稜らしさを感じてほしいですね。

編集者から見たポイント

「生き物がたくさんいて癒やしになる」。生徒が語ってくれた自然科学部の魅力です。
授業に集中して疲れていても放課後、生き物に触れると癒やされるそうです。
また、「生徒が能動的に世話することで主体的に行動するようになる」
と顧問の先生も生徒の成長に目を細めていました。
生徒にとってたくさんのメリットがある自然科学部。
青稜中高で人気の部活動である理由がとてもよく分かりました。

2018年イベント日程

中学校説明会日程

中学イブニング説明会 9月14日(金)
中学校学校説明会 10月6日(土)
中学校学校説明会 10月13日(土)
体験入学【第2回】(5・6年生対象) 10月20日(土)
体験入学【第3回】(5・6年生対象) 11月18日(土)

高等学校説明会日程

高校学校説明会 10月6日(土)
高校学校説明会 10月27日(土)
高校学校説明会 11月24日(土)
高校学校説明会 12月8日(土)

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:青稜中学校・高等学校