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グローバルな学校環境がモチベーションを生む! 最難関国立現役43人の注目校

inter-edu's eye

東京都市大学付属中学校・高等学校(以下、都市大付属)は理科教育の伝統を持ちながら、優れたグローバル教育でも話題を呼ぶ人気校です。その背景にあるのが「生徒6人に1人が帰国生という学校環境」と「多彩な海外研修プログラム」。こうした強みは、急上昇中の大学合格実績にもつながっています。今回は、校長の皆川勝先生が大学合格実績の伸びについて解説するとともに、生徒たちに英語力・国際感覚がどう培われたかを聞きました。

東大はじめ最難関大に現役で43人! 急激な合格実績の伸びの背景は

皆川校長

インターエデュのユーザーに向けて学校のご紹介をお願いします。

皆川校長

近年STEAM教育が注目されていますが、本校では理科教育を拡大延長するイメージで以前から取り組んできました。大学合格実績が急激な伸びを見せているのは、学力向上策が功を奏しただけでなく、文系も含めてしっかりとした論理的思考力を育ててきたからだと感じています。

STEAM教育

大学合格実績から分かる学校の強みを教えてください。

皆川校長

東京大学をはじめとする旧七帝大と東京工業大学・一橋大学に現役で43人が合格していることから、都市大付属では6年間で最難関大学合格に十分な力がつくことが分かります。私立大学に関しても現役で早稲田大学に91人、慶應義塾大学に61人が合格しています。受験対策として、大学別の演習に取り組む講座も用意するなどして、塾・予備校に依存しない学習システムを作り上げてきた成果と言えるでしょう。

大学合格実績

大学合格実績につながっている教育活動を教えてください。

皆川校長

中学1年生から習熟度別のクラス分けを行うことをはじめ、学力向上のためにさまざまな取り組みを打ち出していますが、モチベーションを育てることも同じように重視しています。キャリア教育では社会の第一線で活躍する方々や、大学の先生方と交流する機会をつくり、探究学習では学問の入り口まで生徒を導きます。しかし、最も大きく影響しているのは、教員のサポートです。生徒一人ひとりと精神的な距離が非常に近く、長丁場になる国公立大学の受験も最後まで全力でサポートしています。

教員のサポート

帰国生にも英語で追いつける! 放課後に特別講座あり

生徒のようす

大学受験の最重要教科とも言われる「英語」。都市大付属では難関大合格レベルに到達できるのはもちろん、国際社会で通用する実用的な英語力が身につきます。帰国生ではない生徒と先生にインタビューし、強い意欲を持って英語を学べる理由に迫りました。

都市大付属は帰国生の方が非常に多いですが、影響を受けたことはありますか。

上田くん
高3生

帰国生はスピーキング、リスニングの力が本当に高くて「海外で生活した経験がないと無理だな」というレベルの人もいます。でも、僕は負けず嫌いなので、モチベーションをもらえます。

山口くん
高2生

中学1年生のときに英検4級を取ったのですが、入学してすぐ準1級を取る帰国生がいて、ちょっとショックでした。でも、先生は「いつか追いつくから」と言ってくださるので頑張れました。確かに、今は追いついてきた実感があります。放課後に英語の応用講習があって、級別の英検対策を模擬面接までやってもらえたおかげで、高校1年生で2級が取れました。

模擬面接

都市大付属の英語教育の強みを教えてください。

松尾先生
主幹教諭

一般生と帰国生が高め合う環境があることです。たとえば、中学校では週7コマの英語の授業がありますが、そのうち4時間の「英語R」については、英語の運用能力が高い帰国生を中心に取り出し授業を行っています。しかし、残りの3時間(「英語G(2時間)」及び「英語C(1時間)」)は合同で行い、一般生は帰国生に触発され、帰国生も英文法を体系的に学ぶ機会となります。そういった意味で、一般生・帰国生のどちらにも適切な英語学習を提供できていると自負しています。

松尾先生主幹教諭

帰国生も安心!万全の受け入れ態勢

都市大付属の帰国生入試

都市大付属の帰国生入試は「A方式:英語を受験教科として使う方式」「B方式:2科(国語・算数)または4科(国語・算数・社会・理科)を選択する方式」があり、英語が得意な生徒だけのための入試ではありません。「一般生と海外生活を経験した帰国生が様々な『化学反応』を起こしてほしい」という願いが込められたものです。日本での学校生活に不慣れな方へのサポートに長けた先生が帰国生の皆さんをお待ちしています。

ニュージーランドに3か月…得られた自信、高まる意欲

海外研修

続いて、多彩な海外研修でのご経験についてうかがいました。ここからは新たに生徒お二人、先生お一人にもご登場いただきます。

参加した海外研修について教えてください。

高校1年生の夏休みに3週間ニュージーランド研修に参加しました。現地の高校に体験入学してパートナーと一緒に、同じ授業を受けて同じ学校生活を過ごしました。特に思い出に残ったのが演劇の授業です。日常の一場面をもちろんオールイングリッシュで演じるというものだったのですが、英語で感情表現をする訓練になりました。

上田くん高3生
上田くん
高3生
弓削くん高2生
弓削くん
高2生

僕が参加したのは中学3年生のときに行われた10日間のマレーシア異文化体験です。現地校の学校生活を体験したのですが、マレーシアは英語が第二言語というだけあって、現地の生徒がとても流暢に話せるのに圧倒されました。でも、自分の英語も単語を並べるだけでも伝わることが分かり、実用的な英語を身につけていくきっかけになったと思っています。また、イスラム教圏の文化に触れて、とても刺激を受けました。

中学3年生の1月から、3か月間のニュージーランド留学に参加しました。最初の1週間は参加者全員が語学学校で学び、その後はバラバラに現地の高校に入りました。ほかの国からもたくさんの留学生が来ていて交流したのですが、なかなか僕の発音が通じないことがあり、「日本語って他の言語よりも英語とかけ離れているな」と思いました。

山口くん高2生
山口くん
高2生
高見くん高2生
高見くん
高2生

僕も同じく、3か月間のニュージーランド留学に参加しました。思い出に残っているのが、先住民のマオリ語を習う授業で、発音が日本語に近くて驚きました。ニュージーランドの生徒やほかの国から来た留学生よりもうまく喋れていたようで、教える立場になりもしたのですが不思議でしたね。いろんな国から来た人と少しでも壁がなくなるように何事にも一生懸命に取り組みました。

海外研修は学校生活が大きく変わるチャンス!

海外経験はその後の学習にどう活かされましたか。

弓削くん
高2生

海外研修を終えた夏休み明けから、英語の授業に身が入るようになりました。最近でも、マレーシアで勉強していた頃のノートを見返して、「あのときは英語頑張ったな。これからも勉強を続けないともったいないな」と思うこともあります。そして、外国で生活することを経験して、大学受験のためだけでなく、海外の人と話すための英語も身につけたいという意識が生まれました。

海外研修

高見くん
高2生

ニュージーランド研修に参加した当時、全然英語に自信がなかったのですが、最近は授業が楽しく受けられるようになりました。やはり「海外で生き抜いたんだ」という自信を持つことができたからだと思います。苦手なことにも挑戦する大切さを学べました。

ニュージーランド研修

海外研修を経験して、生徒はどのような成長を遂げますか。

加戸先生

英語に関することはもちろんですが、日本の常識が通用しない海外で「当たり前だと思ってきたことに縛られなくていい」と気づけることも大きいと思います。そうした発見をした生徒は素直に気持ちを表せるようになることが多いので、海外研修はその後の学校生活が大きく変わるチャンスになるかもしれません。

加戸先生

都市大付属は「最善の選択」になる! 皆川校長からメッセージ

皆川校長

最後に皆川校長から受験生へのメッセージを預かりました。

皆川校長

皆さんは無限大の可能性を秘めています。都市大付属の生徒になれば、その可能性が花開くように全力で指導していきます。これまで、進路実現についても、人間的な成長を目的とした教育活動についても大きな成果を上げてきました。都市大付属は皆さんの最善の選択肢になることができると信じています。

編集者から見たポイント

「グローバルな学校環境」と「着実に学力を伸ばしていける指導力」を兼ね備えた都市大付属。先生方の熱意が伝わり、生徒は高いモチベーションを持って学習に向かっています。国際社会に求められる積極性を育てる学校であると強く感じました。

イベント日程

  • 2021年10月27日(水)ミニ説明会
  • 2021年11月21日(日)入試説明会
  • 2021年12月1日(水)ミニ説明会

施設見学・個別相談あり。帰国生入試・グローバル入試にも対応。

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:東京都市大学付属中学校・高等学校