掲載日:

自分が変わる! 自信がつく個性が伸びる東京女子学院の教育

inter-edu’s eye

図書室や人工芝の校庭、制服などのリニューアルが続き、今注目を集めている東京女子学院中学校高等学校(以下、TJG)。充実した校内では、どのような教育が受けられるのでしょうか。また、TJGならではの魅力は何でしょうか。今年4月に新しく就任した校長 野口潔人先生と卒業生姉妹にお話をお聞きしました。

引っ込み思案から
リーダーへと
変わっていった学校生活

TJGでの6年間はどのような学校生活だったのでしょうか。今回は、卒業生である成蹊大学4年の齊藤葵さん、慶應義塾大学1年の茜さん姉妹にインタビュー。卒業して実感した、母校の魅力についてお聞きしました。

成蹊大学法学部に通う姉・葵さん
慶應義塾大学法学部に通う妹・茜さん

◆インターエデュ(以下、エデュ):卒業して気付いた母校の魅力を教えてください。

葵さん

TJGは個々が引き立つ学校だと思います。私自身、中2までは人前に出るのが苦手でしたが、中3のとき、担任の先生が自分のことをとても信頼してくださって「自分の好きなようにやりなさい」と背中を押していただきました。この経験で自信がつき、その後、学級長、文化祭、生徒会、弓道部主将などでリーダーシップを取るようになりました。自分が変わるきっかけを作ってくださいました。

茜さん

私も姉以上に内向的でしたが、中学で学級長を務めて自信がついてからは、高2で生徒会長、美術部長、体育祭実行委員長も務めました。生徒数がそこまで多くなかったので、自分が率先してやらなくてはという思いもありましたが、色々な行事に取り組み、たくさんの経験ができました。

◆心に残っている出来事はありますか。

葵さん

一番は、文化祭の「芙蓉祭」ですね。中1から実行委員を務め、中2のとき、それまで展示がメインだった芙蓉祭を、各クラスが出し物をするスタイルに大きく変えました。保健所への申請から当日の運営までとにかく大変でしたが、先輩方とともに全員で作り上げることができたので、達成感がありました。高2では実行委員長も務めました。舞台部門のバレエでも賞をいただき、励みになりました。

茜さん

私は生徒会活動ですね。生徒が意見を出しやすいように意見箱を各クラスに設置して、生徒の声を反映させるシステムを作りました。姉の代で大きく変わった芙蓉祭では、変化に合わせ、円滑に効率よく運営できるように試行錯誤しました。毎年芙蓉祭に出展した美術作品も賞をいただき、心に残っています。

成蹊大学4年の齊藤葵さん、慶應義塾大学1年の茜さん

◆エデュ:自分自身が大きく成長したきっかけはなんだったのでしょうか。

葵さん

先生方との出会いは大きいと思います。生徒との距離が近かったのでお話しする機会が多く、ただ優しいだけでなく厳しいところは厳しく指導していただき、礼儀作法や言葉遣いは、この学校のおかげで当たり前のようにできるようになりました。就職活動では、特にこの力のありがたみを感じました。

茜さん

私はかなりマイペースなのですが、生徒会活動などを通して協調性が身に付いたと思います。先生からは自分の個性を否定されるわけではなく、一つのことに打ち込みたい、集中したいときは尊重してくださいました。

◆エデュ:学校生活を通して学んだことはありますか。

葵さん

リーダーシップです。生徒全員、何かしら役割を持つ機会が多いので、自ら行動する力が付いたのではないかと思います。あとは、複数のことをいかに効率良く進めるかを、常に考えながら行動できるようになったのは、この学校生活のおかげです。

茜さん

私は、仲間と意見交換しながら進めていくことができるようになったのが、自分の一番の成長だと思います。

◆エデュ:受験生に向けてメッセージをお願いします。

葵さん

自分を変えたい。個性を伸ばしたい。そんなときに寄り添い、背中を押してくださるのがこの東京女子学院だと思います。この学校の卒業生であることを誇りに思っています。ぜひとも挑戦していただきたいです。

茜さん

ありのまま素でいられましたし、自由人な私でもリーダーになり自信がつきました。誰かしら目をかけてくださる学校だと思います。ぜひTJGを見にいらしてください。

制服、校舎がリニューアルした東京女子学院

TJGでは2018年度入学生から制服がリニューアル! さらには図書館や人工芝のグラウンドなどの施設が過ごしやすく整備されました。

まじめに誠実に向き合い、寄り添う学校に 校長 野口先生インタビュー

今年4月にTJGの校長に就任した野口潔人先生。就任して気付いた学校の印象や今後、大切にしていきたい教育についてお話をお聞きしました。

校長 野口先生

◆エデュ:就任したばかりかとは思いますが、TJGの印象を聞かせてください。

校長 野口先生

入学したばかりの生徒はまだ自信がないような印象を受けますが、6年目の高校3年生を見てみると、たくさんの達成感を得た結果、集団の中でも、存在感を持って行動しているように見受けられます。自分を変えたい人やよいところを伸ばしたい人が、この学校では生き生きと輝くことができるのだと感じています。

◆校長に就任してどのような教育を進めていきたいと考えていますか。

校長 野口先生

単に学力をつけるだけでなく、基礎学力の定着を基に、将来の職業選択や次へのステージの心構えのほか、専門的知識が持てるような教育をしていかなければならないと考えています。

◆具体的にはどのような教育でしょうか。

校長 野口先生

礼法や華道などこれまでの伝統を大事にしながらキャリア教育や英語力、ITなどグローバルな社会に対応できる力を身につけることに力を注いでいきたいと思います。そのためには分かりやすい授業、身につく授業が大事です。「この先生がいるからTJGに入りたい」と思ってもらえるような授業ができるよう先生方の育成にも努めていきたいです。

◆TJGの学びで生徒がどのように成長してほしいですか。

校長 野口先生

常に何が大切かを把握して、主体的な判断ができるような生徒に成長してほしいですね。また、心のタフさも育てていきたい。最終的には、一礼しただけでその人の良さがにじみ出てくるような生徒を育てたいです。

◆先生方とはどのようなコミュニケーションをとっていますか?

校長 野口先生

先生方には、生徒に対して向き合うことと、寄り添うことが大事だと話しています。「向き合う」とは、間違ったことを正しい方向に導くこと、「寄り添う」はとなりに座って同じ方向を向くこと。この使い分けが大事だと考えています。

◆女子教育についてはどのように考えていますか。

校長 野口先生

男子と大きな違いはないですが、女性の立場として社会で自分の役割を自分らしくこなすことができるよう育てていきたいですね。女性の特性を活かしたアプローチで「その人らしさ」を育てていきたいです。

◆受験生に向けてメッセージをお願いします。

校長 野口先生

ぜひ学校に来て話を聞くだけでなく、礼儀作法を身につけた生徒たちや学校の雰囲気を知ってほしいですね。いつでも学校見学にいらしてください。

成蹊大学4年の齊藤葵さん、慶應義塾大学1年の茜さん

編集者から見たポイント

卒業生へのインタビューでまず驚いたのが礼儀正しさ。
2人は「当たり前です」と不思議そうなようすでしたが、とても丁寧な言葉遣いや所作を、TJGでしっかりと身に付けたことが分かりました。その姿はまさに野口校長が目指す生徒像そのものではないでしょうか。施設のリニューアルだけでなく、新しいコースを開設するなど、これからも進化を遂げるTJGから目が離せません。

学校説明会

イベント名・概要 開催日時
学校説明会Ⅰ 2018年10月20日(土) 10:00~11:30
学校説明会Ⅱ 2018年10月28日(日) 10:00~11:30
学校説明会Ⅲ 2018年11月10日(土) 10:00~11:30
学校説明会Ⅳ 2018年11月24日(土) 10:00~11:30
学校説明会Ⅴ 2019年12月1日(土) 10:00~11:30

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:東京女子学院中学校・高等学校