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浦和ルーテルの使いたくなる英語 2019年より青山学院大学系属校

inter-edu's eye

キリスト教に基づき、個々の才能や長所を少人数制で伸ばし、ギフト教育を行う浦和ルーテル学院中学校・高等学校(以下、ルーテル)。2019年4月には同じキリスト教信仰の学校として青山学院大学の系属校となり、一人ひとりの個性をさらに伸ばす取り組みが期待されます。今回はルーテルの少人数教育のなかでも特に力を入れている英語教育についてご紹介します。

学校公式サイト

ネイティブの先生に聞く! 五感で覚えるから使える英語

ルーテルにはネイティブ教員による「オーラル」、日本人教員による「インプット」「アウトプット」という3つの授業があります。
オーラル授業の特徴や生徒の成長についてトム先生に聞きました。

トム・ゴーイング先生

オーラル授業の目標は英語を使って自分の意見を伝えられるようになることです。「英語の質問に英語で答えて終わり」というような受け身の姿勢ではなく、生徒が主体的に学び、相手に意見を伝えられることが大切です。

そのために単語や文法をただ暗記するだけの苦しい勉強ではなく、手や足で触ったり匂いを嗅いだりして物が持つ独特の感触から単語を覚える、音楽を聴いてフレーズを覚える、覚えた単語やフレーズで会話をするなど、楽しみながら五感で英語を覚える工夫を取り入れています。

授業風景
授業ではテニスボールを使った問答ラリーなども。テニスと同じでラリーが続いてこそ楽しい授業。好きな色→好きな食べ物→…など話題をつなげていくことで豊富な表現力と会話力が育まれる。

また、同義語や対義語も意識しています。1つの単語を覚える際に同義語や対義語も同時に覚えることで新しい語彙を増やしながら豊かな会話や文章表現ができるようになる。そうすることで自然と授業内で意見交換が活発になり、生徒の質問で授業が展開していくようになるのです。

ルーテルの授業で会話や意見交換の機会が多いのはクラスが少人数であるおかげです。分からないことはその場で声をかけて聞きやすく、生徒一人ひとりの成長も実感できます。学年が上がるにつれ、豊かな表現で長い文を作れるようになっています。

自分から学ぶ姿勢が身につけば、人から教えられるだけでなく自分で自分の英語力を磨けるようになります。英語は世界のどこへでも行けるチケットです。ルーテルでこのチケットを手に入れ、どんどん海外へ出て英語を使ってほしいですね。

トム先生の授業を受けたい!

日本人の先生に聞く! 人として分かり合う喜びを感じる英語

日本人教員による授業は週3回。日本人による授業だからこそ教えたいことがあるという齋藤先生に聞きました。

齋藤万作先生

英語は自分の意見を伝え、相手に理解してもらうためのツールです。海外へ行くと日本の文化や風習、自分のパーソナリティを伝え合う機会が多くなりますが、正しく伝えて理解し合うには英語を熟知している必要があります。

しっかりとした英語力を養うために、ルーテルでは「聞く・話す・読む・書く」の4技能を複合的に学べる授業をしています。「この単元では読むだけで次の単元では書くだけ」と技能をバラバラに習得するのではなく、1つの単元で4技能をフルに使える授業です。そのうえで私の授業では、長文を要約する力や単語の語源、文化的背景を伝えています。

日本研修のようす
日本研修のようす。身につけた英語力で来日した姉妹校の生徒と意見を交換し、分かり合える喜びを感じる機会を多く設けている。

ルーテルでは日本語と同じように、自分の意見を英語で発信できるよう、長年教育をしてきました。生徒たちは学んだ英語を活かしながら自分たちで学び続けていると日々成長を感じます。
私は日本人教員だからこそ、英語を使って世界の人々と人間として対等に分かり合える喜びを生徒に伝えたい。英語は世界中の人と分かり合うためのツールです。このツールを身につけ、分かり合う喜びを感じてほしいですね。

浦和ルーテルの英語教育とは?

生徒に聞く! 自分のものにして使いたい英語

トークメンバー
中3 須田くん
中3 柳田さん
中1 塩畑くん
中1 鐘ヶ江さん

ルーテルの英語について

柳田さん

授業はとても楽しいです。インプットの授業で覚えた新しい文法で文を組み立てられたときは達成感があります。

塩畑くん

帰国子女なのですが、オーラルの授業はアメリカの授業にとても似ていると感じます。

須田くん

僕はアウトプット(英作文)の授業が好きですね。自分で考えて書くのが楽しい。スピーチコンテストも自分で考えた原稿で挑みました。

鐘ヶ江さん

私は少人数だから一人ひとり英語を話す機会が多いことがよいと思います。身についた英語で中3になったら研修に行きたいな。

柳田さん

今度アメリカ研修に行くよ!今は不安よりとにかく楽しみ。自分の英語は通用するのかとか、日本との違いとかを肌で感じて、英語を自分のものにしてきたいと思っています。

スピーチコンテスト

スピーチコンテスト

全校生徒を前にスピーチする校内イベント。暗唱とスピーチの部に分かれ、発音やスピーチの能力を競う。

詳しくはこちら

国際交流

国際交流

中3から参加できる約3週間のアメリカ研修。姉妹校から研修に来た中高生をホストファミリーとして受け入れることもできる。

詳しくはこちら

ルーテルに入学してよかったこと

鐘ヶ江さん

先生も上級生も優しくて面白いので、楽しい毎日を過ごせています。

柳田さん

そうだね、上下関係がなく年齢問わず仲良し。行事や部活で上級生と親しくなれるし、卒業生とのつながりも強いです。

ルーテルに入学してよかったこと

これからやってみたいこと

須田くん

僕はやっぱり東京オリンピックのボランティアかな。英語を使った活動をするためにも、英検をとっておかないとね。

柳田さん

私もやりたい!海外とのかけ橋になりたいので、将来の夢なら外務省の仕事にも興味があります。

鐘ヶ江さん

私はイギリス留学。いつかは海外で生活したいです。

塩畑くん

僕はいつかFIFAで仕事がしたいです。英語も活かせますし。サッカーに関わる仕事ができたらと思っています。

受験生へメッセージをお願いします

鐘ヶ江さん

先生は面白いし友達もすぐできます。英語も優しく教えてもらえますよ。

柳田さん

上級生も先生も優しいし、今英語が分からなくても楽しい授業の繰り返しは絶対力になります。ルーテルで楽しい生活を送りましょう。

須田くん

上下関係なく仲の良い学校です。ぜひ来てください!

塩畑くん

少人数で英語のレベルも高いです。入学したら英語で話しましょう!

動画メッセージ
ルーテルに入りたい!

目前に迫る大学入試改革 ルーテルなら英語は万全

生徒たちは少人数教育で着実に英語力がついているようす。英語を使いたくてしょうがないという気持ちが伝わってきます。
では進路はどうなのでしょうか。校長の福島先生に聞きました。

2020年の入試改革はルーテルの教育に時代が追いついてきたと感じています。ルーテルでは中学校卒業の段階で全員が英検準2級、高校卒業前には準1級を取得予定です。2020年にはこの英語力が大きなアドバンテージになると思います。

海外の大学への進学もサポートしています。姉妹校の大学もあり、進学後も現地でのサポートが受けられます。ルーテルでは英語に自信を持てる生徒が多いので、海外進学もさらに増えていくでしょう。進路を考えたとき英語が強みになり、海外も選択肢に入れられるのがルーテルの英語教育です。
(浦和ルーテル学院小・中・高等学校 校長 福島宏政先生)

  • 海外大学進学率(2018年卒業 46名)
  • Concordia University Irvine
  • 1名
  • Brigham young University, Idaho
  • 1名
  • Utah state University
  • 1名
  • 7%
進学実績はこちら

編集者から見たポイント

確かな英語力とあたたかい雰囲気で生徒の可能性を広げるルーテル。生徒たちもやる気と充実感に満ちあふれていました。2020年の入試改革は英語を強みにするルーテルにとってまさに追い風です。今後ますます注目を集めるのではないでしょうか。

2018年度 イベント日程

プログラム 日程 時間
第4回中学校説明会・入試解説 10月13日(土) 10:00~12:00
体験入試イベント+第5回中学校説明会+体験入試 11月10日(土) 8:30~12:00
第6回中学校説明+会入試直前対策 12月15日(土) 10:00~11:00
予約・詳細はこちら

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:浦和ルーテル学院中学校・高等学校