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御三家合格を目指して “藁にもすがる思い”を抱えた小6ママへ

inter-edu’s eye

日の入りが遅くなり、夏の到来を感じさせる時期となりました。小6の受験生にとっては中学受験期最後の夏、そしてその先には本番が待ち構えています。受験するのはお子さまですが、心配のあまり本番前にお母さまが精神的に参ってしまうケースが多々あります。短いようで長い本番までの日々をどう乗り切るべきか。今回は御三家を目指すお母さまの不安軽減について考えます。

万事好調!心配とは無縁だったママを襲う小6のトラップ

重圧を感じるお子さま

現時点でお子さまが御三家を目指しているなら、相当高い学力を持っていると推察できます。これまで模試で良い成績を出し、通っている塾では上位クラスに所属し、塾の先生方から大きな期待を寄せられていることでしょう。
どんな成績の受験生であれ、今まで求められてきたものは“目標に向けた努力”“学習の継続”でした。しかし、ここからは精神的な強さも必要になります。迫りくる本番を前に誰もが緊張し、弱気になり、加えて学力の高いお子さまには「合格して当然」「失敗できない」という重圧がのしかかります。

一方、お母さまには「プレッシャーに押しつぶされたらどうしよう」「本番直前に風邪を引いたら……」「緊張して本来の力を発揮できなかったら……」といった不安要素が現実味を帯びて襲いかかります。成績優秀な受験生にもわずかながら弱点や苦手分野があるはず。すると「本番で苦手な問題ばかり出題されたらどうしよう」と、お母さまが不安にかき立てられる場合も。「考えても仕方ない」と分かっていても考えてしまう。それが親なのです。

不安要素に悩む保護者

このまま御三家を目指していいの!?ボーダーラインのイライラ

全体的に見れば相当優秀な成績でも御三家を目指すとなると厳しい、そうしたゾーンの受験生にとって第一志望を決めることは悩ましい問題です。お子さまが「可能性は低くても受験したい」と強く望むのであれば親は見守るだけですが、御三家を受ける受けないでズルズル悩んでいると過去問対策に遅れが生じてしまいます。

勉強する受験生

また、小6ともなれば第一志望に照準を合わせた模試選びが重要になります。志望校が決まらなければ適した模試を絞り込めませんし、何より目標が定まらなければ本気モードに気持ちを切り替えることが難しいはず。

そんな曖昧な状態の中でお子さまが計算問題などでケアレスミスをすると、お母さまは「この時期にこんなミスをして!」とイライラしたり不安になったりして家庭の雰囲気が悪くなる……そんな悪循環に陥りがちです。「イライラを子どもにぶつけてはいけない」と分かっていても心配がゆえに怒りが湧いてしまう。そんなこともありますよね。

エデュおすすめの模試

不安になるのは当然だけど……

受験勉強を振り返るには時期尚早ですが、小6の今まで受験勉強を継続したお子さまは立派です。そんなお子さまを間近で見てきたからこそ、希望の学校に合格させてあげたいと心の底から願うのが親心。しかも御三家だと入試は2月1日の1発勝負です。そのたった1日のためにずっと頑張ってきたと思えば、見守る家族が浮足立つのは当然のこと。しかし、今できることは、焦る気持ちをグッと抑えて平静を保つ術を身につけることです。

良質な経験を積ませよう

不安を軽減し、心を落ち着かせるために効果的なことは「やるべきことはやっている」という実感です。6年生にとって最後の夏。我が子には質の高い経験を積ませましょう。

御三家を目指しているのであれば、本番に向けて経験値を積むおすすめの方法があります。それが学校別模試です。学校別模試の最大の特徴は、参加する受験生のほとんどがその学校を第一志望にしている点です。このため、本番で競い合うであろう受験生の中での立ち位置や、合格ラインとのギャップを高い精度で把握することができます。そして、各学校の入試に徹底的に寄せた模試では、捨て問の選別や時間配分の確認をしながら、不慣れな場所で実力を発揮する練習ができます。

模試に取り組む受験生

この「質の良い経験を積んでいる」という事実は、お母さまにとって大きな安心材料になることでしょう。通っている塾の先生に帳票を提出すれば、志望校を見据えたより良いアドバイスを享受できるはず。志望校を決めかねているご家庭にとっては、帳票は冷静に判断するための材料になります。そして、御三家を目指すと決めた場合は改善すべき弱点を見つける材料にもなり、一石二鳥といえます。

8月開催 小6対象

申込期日

慶應・早実 7月28日(木)13:00

開成・桜蔭・麻布・女子学院 8月4日(木)13:00

「学校別そっくり模試」の
詳細はこちら

「学校別模試」とは?

総合的な学力を測る模試とは異なり、特定の学校の合格の可能性を測る模試です。問題形式や出題傾向、難易度はもちろん試験時間まで対象校の入試に合わせて実施するため、受験生は本命の入試の疑似体験ができます。
主催団体により模試の名称や対象校は異なり、例えばTOMASの「学校別そっくり模試」は、開成、麻布、桜蔭、女子学院、慶應中等部、早稲田実業の6校が対象で、受験料は無料です。

受験のプロに個別相談できるチャンス

学校別模試は複数の団体が実施していますが、TOMASの学校別そっくり模試では、試験後に個別カウンセリングが行われることをご存じでしょうか。
TOMASは個別指導の進学塾。2022年度中学入試では、御三家と最難関校で146名、早慶といった難関附属校で172名の合格者を輩出しています。TOMASの入試対策本部は最難関校の入試を徹底的に分析。

授業のようす

蓄積した情報は学校別そっくり模試で活かされ、出題された問題は本番の入試で多数的中しています。そんな進学塾に在籍する受験のプロへ、我が子の成績について相談できるのがうれしいポイント。これまでお世話になった通塾先の先生に今さら聞けない心配ごと、ありませんか? これまで信じて続けてきたことや勉強への取り組み方について、今まで通りで大丈夫だと背中を押してもらいたい、そんな思いを抱えていませんか?
知識と経験を持つ人間からの「第2の意見」は、藁にもすがりたいお母さまにとって貴重なものとなることでしょう。

小学校低学年のお子さまにおすすめの模試

個別指導の進学塾・TOMASのノウハウを集結し、御三家など最難関校に特化した個別指導を行う「Spec. TOMAS」。このSpec. TOMASでは低学年対象の「最難関模試」を実施しています。この模試では、筑駒・御三家・早慶などを目指す受験生が、小3・4時点で到達しておきたいレベルを知ることができます。2022年度は6月に実施。次回は11月に開催されます。
Spec. TOMASの特徴は、精鋭講師による「完全1対1の個別指導」、最難関校合格に向けた「逆算カリキュラム」、入試に精通したエキスパートが過去問を分析して作成する「オリジナルテキスト」、一貫した成績管理を行う「教務担任システム」。集団指導の進学塾の進度より一歩速いカリキュラムで、最難関校受験に必須の思考力・論理力を鍛錬します。

編集後記

中学受験を終えた保護者が口にするのは、頑張った日々は無駄じゃなかった、という言葉。お母さまが心配して悩んだ日々も同様で、我が子を思う気持ちは時を経てお子さまにきっと伝わるはずです。思い悩んだときほど、立ち止まってご自身を褒めてあげてください。中学受験に挑むお子さまに寄り添い、サポートしてきたお母さまだって本当に立派なのですから。そして少しでも多く、温かい笑顔をお子さまに向けてあげましょう。

8月開催 小6対象

申込期日

慶應・早実 7月28日(木)13:00

開成・桜蔭・麻布・女子学院 8月4日(木)13:00

「学校別そっくり模試」の
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企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:リソー教育