中3英検準2級取得率100%!駆け上がる安田の英語

英語の授業のようす

inter-edu’s eye

近年、着実に学力水準を上げている安田学園中学校・高等学校(以下、安田学園)。昨年度は、中3先進・特英コースの全生徒が英検準2級を取得するという偉業を成し遂げました。中2当時は10%程度だった英検準2級の合格率が飛躍的に伸長した要因は何なのでしょうか。昨年度の連載にも登場してくださった英語科主任の大西先生に、お話をうかがいました。

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生徒と保護者が賛同した“妥協のない指導”

大西先生
お話をうかがった英語科主任の大西先生

インターエデュ(以下、エデュ):準2級取得率100%達成、おめでとうございます!

大西先生:ありがとうございます。ただ実は、今回の実績の背景に、期待されているようなプログラムや授業の進度変更はないんです。理由を述べるとすれば、これまで築き上げてきた本校のプログラムに当時の中3生が懸命に応えてくれたからでしょう。

エデュ:プログラムが軌道に乗ってきた証ですね。それにしても、高校中級レベルの準2級に中3生が合格したわけですから、水準の高さに驚かされます。

大西先生:本校では先取り進度で中3の1学期で中学過程を修了し、現在は全コースが2学期から高校課程に入ります。この進度の授業に生徒がついてきてくれたことで、準2級に挑める状態にありました。
朝は習熟度テストを行っているのですが、英作文を中心とした高難度のものに8~9割正解しなければ不合格としています。不合格でもその日のうちに理解できるよう、生徒が合格するまで放課後に補習します。一切の妥協がない状態でも補習をさぼる生徒はおらず、保護者も理解を示してくださったので、プログラムを高い水準で維持することができました。英検に特化した対策は、2次試験直前に行う面接指導くらいですね。

習熟度テスト

実際に行われている習熟度テスト

新たな伝統~活気づく学校行事

エデュ:英作文で書く力が養われる。では、4技能のほかの要素についてはどうでしょうか。

大西先生:学校行事を活かし、生徒はバランスよく4技能を学んでいます。スピーチコンテストでは、聞き手の生徒はスピーチをよく聞き、リアクションを返すなど、内容をキャッチしていないとできない反応をしています。
また、英語で応答する英検の2次試験では、うちの生徒はほぼ全員1回で合格している。このことからも、書く力以外も身についていることが分かります。

エデュ:ほかにはどのような行事があるのですか。

大西先生:年に5回開催される英単語コンテストでは、学年ごとに利用している単語帳を基に、各回100語を用いたテストで点数を競います。先進コースの生徒は8~9割の正答率を出すのですが、上位の生徒は校長から表彰されてさらにやる気を出していますよ。2つのイベントは毎回大きな盛り上がりを見せていて、ここ4・5年で行事として固まってきました。

スピーチコンテストのようす

培ったスキルを海外で実践

エデュ:英語の上達が生徒の自信につながっていると感じますか。

大西先生:そうですね。中3では海外研修でカナダやニュージーランドに行くのですが、生徒は英作文に強くなっていますから、頭の中で作った英作文を話せば相手に伝わります。研修に参加することで、考えてから話すまでのスピードが速くなるので、生徒はますます話すことが楽しくなる。英検に合格して自信をつけたことに加え、生徒が物おじせず、どんどん話そうとする意欲が強くなっていると感じています。

研修のようす

エデュ:活躍する先輩の姿は、後輩によい影響を与えそうですね。

大西先生:コース別に縦割で行うイベントがあるので、後輩は先輩から研修の話を聞いたりしています。先輩の実績や海外での経験が、後を追う後輩の励みになっていると思いますよ。

安田学園で身につけるもの

エデュ:日々の授業で、生徒のレベルの高さに気づくことはありますか。

大西先生:論理的な英文の書き方を教えるとき、生徒は効果的に伝わる文の型をすぐ覚えます。かつ、論理的に説明するための理由の選択がうまく、組み立てた文を英語にする力も備わっています。全体を見ていると、英語ができる生徒は国語も数学もできる。それは、教科を問わない論理性を生徒が身につけているからだと思います。昨年度から中3にディベートの授業が加わり、生徒が論理的思考を身につけるよい機会になっています。

エデュ:学校全体の学力水準が上がった要因は、教科を超えて学力を伸ばす論理的な思考にあったんですね。

「スタディサポート」による中3時点の学力比較(先進コースのみ)※2018年4月

エデュ:では最後に、安田学園が目指す英語について教えてください。

大西先生:翻訳機能を駆使すれば会話はできますが、質の高いコミュニケーションにはならないし、ビジネスシーンでは信頼を得られないでしょう。海外の人と対等に会話するために最も適した言語は英語です。だから、生徒が海外で活躍できるレベルまで育成することを、我々教師は諦めずに行っています。
本校の中学英語プログラムは洗練され、磨きがかかってきました。後輩は、かつて先輩がしていたことをできるようになり、学びの流れに乗ればいつの間にか英語を修得している。安田学園は、それを約束できる学校です。

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編集者から見たポイント

準2級取得率100%の理由を探った今回のインタビュー。大西先生のお話から、目指す先は英検取得にとどまらない高みにあることが分かりました。とはいえ、英検取得率の数値は、安田学園の英語教育の質の高さを証明したことに違いありません。今後も実績の更なる伸長を私たちに見せてくれることでしょう。

イベント日程

イベント名 日程 備考
第1回中学受験説明会 6月2日(土) 14:30~ 個別相談あり
第2回中学受験説明会 6月23日(土) 14:30~ 個別相談あり
第3回中学受験説明会 9月8日(土) 14:30~ 個別相談あり
クラブ・授業体験を実施

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