東大・早大進学者に聞く母校の魅力

東大・早大進学者に聞く母校の魅力

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2020年度の卒業生から東京大学の現役合格者を2名輩出した安田学園中学校・高等学校(以下、安田学園)は、国公立大学46名、早慶上理ICU59名の実績を出しています。この躍進の要となった先進コース1期生の卒業生と、進路指導部の先生を交えた座談会から、安田学園の魅力や指導方針をご紹介します。

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国内最難関大に進学した卒業生たち

先進コース1期生として安田学園を卒業し、大学生チューターとして現在も学校を訪れているお二人から、母校で過ごした6年間を振り返っていただきました。

早稲田大学法学部に進学した岩井さん
岩井さんは早稲田大学法学部に進学。在学時はクッキングクラブに所属、高3で英検準1級を取得しました。
東京大学文科三類に進学した山本さん
山本さんは東京大学文科三類に進学。在学時は吹奏楽に所属、高2から安田祭実行委員会の副委員長に就任していました。

在校時はどのように学校生活を過ごしていましたか。

岩井さん:入学当初から仲のよい友だちとは、クラス替えがあっても毎日一緒に登校したりお弁当を食べたりしていました。在校時はクッキングクラブに所属しており、週1回の活動で勉強の息抜きになっただけでなく、安田祭(学園祭)では自慢の料理を来校者の皆さんに披露できたことが良い思い出になっています。

山本さん:中学の頃は吹奏楽部が学校生活の中心で、夏休みの勉強合宿と吹奏楽コンクールが思い出として残っています。高校で安田祭の実行副委員長になってからは、飲食の模擬店を出すために、保健所で食品衛生研修を受けたこともあるんですよ。

どのように勉強を進めてきましたか。

岩井さん:中3の定期テストで英語の成績が落ちたことにショックを受け、補習に参加したり、放課後に先生への質問を繰り返して英文法を重点的にマスターしました。勉強が辛くなったときは、大学生になった自分の姿を想像して気持ちを盛り立てていきました。
また、朝早く登校したり放課後を有効活用しながら、友だちと一緒に苦手な科目を教え合っていました。私は負けず嫌いな性格なので、テストの点数で周囲から負けたくない気持ちで頑張っていたところもありますね。そのおかげで、高3で英検準1級を取得することができました!

山本さん:以前から、ニュースで見ている社会現象がどうして起きているのかを知るためには、勉強して答えを得ることが必要だと考えてきました。ぼくが実践してきた勉強のコツは、要点を押さえて効率を上げつつ、メリハリをつけることです。それと、「最低限はここまでやる」といったボーダーラインを決め、一度決めた勉強スタイルを崩さないことも大切ですね。
放課後は、自習室やアメニティホール(食堂)など場所を変えて気分転換をしながら、そばにいる仲間の勉強方法を取り入れたこともあったんですよ。

グループワークに取り組む生徒のようす

進路を決定した経緯を教えてください。

岩井さん:友だちと一緒に早稲田祭を見に行った際、「楽しそうな学校だ」と思ったことが志望校を決めた最初のきっかけですね。それと、大学に願書を提出する直前まで母と相談したり、先生から最終的な後押しをしてもらったこともあります。まだ入学したばかりですが、卒業後には法曹界で活躍することをイメージするようになってきました。

山本さん:学校説明会で生徒代表としてプレゼンテーションをした際に、来校した皆さんの前で東大合格を宣言したことがきっかけになって、中学の段階から勉強に打ち込んできました。よく調べてみると、東大は2年間の前期課程で幅広く学べるシステムだと知り、将来のイメージが定まっていない自分にとっては最適な学び方だと考え、東大入学への思いがさらに強くなりました。今は、大学院に進んで研究職に就くか、教育者として社会に関わっていくかを悩んでいる段階ですね。

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進路指導部が目指す学びの在り方

中高一貫教育で多くのエリートを輩出してきた進路指導部長の市川祐先生と、先進コースのクラス担任として1期生を導いてきた大河原克巳先生から、生徒との関わり方についてお話いただきました。

真剣に授業を受ける生徒たち

卒業生のお二人が在校していた頃の印象についてお聞かせください。

大河原先生:先進コースが始まるのと同じタイミングで中高が共学化したので、生徒たちにとって良い結果が残せるようにと強い使命感をもって接してきました。先進コースの生徒たちを見て最初に感じたのは、なぜこんなに勉強に偏った過ごし方をしているのかということでした。それからは、クラスのみんなが本当にやりたいことを見つけ、視野を広げてもらうための意識改革を始めました。
まずはクラスの一員として一体感をつくり、他人と自分自身を比較する必要はないということを諭しました。さらに、「学校行事にはどういった姿勢で参加するべきか」、「なぜ学ぶ必要があるのか」と考えてもらう機会を多く設けるようになりました。

6年間で学ぶ先進コースの特長 ≫

進路指導部としての基本方針についてお聞かせください。

市川先生:大学進学のために環境を整えることが進路指導部の大切な役割のひとつであり、そのためには将来のイメージをしっかり持ってもらう必要があります。学校生活を通して、さまざまな物事を考え、自分を取り巻く問題を解決するための力を身につけてもらいたいと考えています。ただし、大学進学自体はゴールではなく、人生の通過点でしかないことを忘れてはいけません。歩みを止めずに成長を続けることが大切なのです。
本校の進路指導部は生徒・先生のみんなを支える屋台骨としての役割を持っており、先進コース1期生を送り出すからには、結果としての進学実績を求められることになりました。その点では、生徒たちに一番近い存在であるクラス担任にすべてを一任したことで今回の実績を積み上げることができたと思います。

談笑する生徒たち

進学に向けた指導やサポート内容についてお聞かせください。

大河原先生:普段の授業に加えて、年に一回の勉強合宿や夏休み期間に全員参加の勉強会を実施しています。また、高2の後半には私たちの指導が必要無くなるように独り立ちを促しています。その裏側では、生徒の輪の中へ積極的に加わり、さらに教員同士の情報交換を行うことで指導方針がずれないように心がけています。本校を卒業する生徒には、6年間で学んだあらゆる知識や行動力を社会貢献のために実践してほしいと願っています。

伝統に裏打ちされた教育方針 ≫

受験生への応援メッセージ

安田学園への入学を目指している受験生に向けたメッセージをお願いいたします。

岩井さん:やりたいことを実現できる環境があり、生徒の目線に合わせて話してくれる先生方が親身になって指導してくれる学校なので、安心して入学してほしいと思います。私の場合は、大河原先生から受けた「他人と自分を比べる必要はない」というアドバイスを今でも思い出して勇気づけられているんですよ。

山本さん:これからの時代は、学力だけでなく自分自身から動き始めるための底力を身につける必要があります。そのためには、あなたの才能を伸ばしながら底力を養える学校を選ぶことがベストです。今はまだ中高一貫校の生活や学び方をイメージできていないと思いますが、勉強に励む仲間たちと部活動や学校行事に熱中できる楽しい毎日が待っていると信じて頑張ってください!

中学生が体験する年間行事 ≫

編集者から見たポイント

墨田区の中高一貫校として注目度が急上昇している安田学園は、国公立大学・難関大学へ安定して高い進学実績を積み上げていますが、今回のインタビュー取材では学力だけに留まらず、人間力といった面でしっかりとした土台を築く学習環境が整えられると感じられました。2021年度の進学実績だけでなく、授業の進め方や学校行事といった点でも注目していただきたい学校です。

イベント日程

イベント名 日時
中学入試・学校説明会 2020年12月5日(土) 14:30~
中学入試・学校説明会 2021年1月9日(土) 14:30~
2020年度の中学校説明会・公開行事 ≫

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