2023年度も好調!日駒の中学入試・大学合格実績

日本工業大学駒場中学校
進学型中高一貫校として改革を実行してきた日本工業大学駒場中学校・高等学校(以下、日駒)。今年度も中高一貫コースは大きな注目を集め、2024年度の入学者数は増加となりました。
そこで、3月2日(土)に開催された入試報告会より最新の入試動向について、さらに今年度難関大学に合格した高校3年生に、同校での6年間の学びについてインタビューしました。

約150組の受験生親子が来場。例年を上回る大規模入試報告会

志望校順位が年々高まる日駒の中学入試

入試報告会当日は約150組の受験生親子が来校。冒頭、大塚勝之校長の挨拶では、これまでの改革の成果、また2024年度入試結果の概況についてお話しがありました。

大塚校長
24年度の入試について語る大塚校長

次年度の入学者数は23年度よりも増加し229名、7クラス編成に。注目される点として、入学手続き率が年々上昇し、24年度入試では61%になったとのこと。大塚校長も「本校への志望順位が年々高くなっている現れではないか」と話されました。

また入試期間中に実施した保護者アンケートの紹介がありました。日駒を受験するきっかけについて「一人ひとりを丁寧に育ててくれる理念に共感。先生の熱意にも心打たれた」「授業内容やファイトノートの取り組みを拝見し、子どもにとって楽しめる学校ではないかと思った。家庭学習を習慣づけるプログラムにも惹かれた」という声のほか、「プレテストがあったことが大変ありがたかった」と、同校のプレテストを利用した保護者の回答も複数紹介されました。

「守りの入試」傾向となった2024年度首都圏中学入試

続いて首都圏中学入試の概況について、同校入試広報企画担当・肥後恒久先生より解説がありました。

2024年度は近年右肩上がりだった受験者数が10年ぶりに減少。しかし受験率は前年を上回りました。今年の傾向としてはコロナが5類に移行したこともあり、感染の恐れが解消し、手堅く、無駄のない現実的な“守りの入試”になったとのこと。

日駒は昨年、受験者数2,000名を突破。選抜色が強まり難化傾向になったことから、今年は「より難しくなりそう」という空気が支配した入試となったという報告でした。

午後入試の受験者増。プレゼンテーション型入試初の特待生を輩出

入試広報主任・堀口博行先生(担当教科:社会)からは、2024年度入試の詳細が報告されました。従来型の4科入試のほか、得意科目の組み合わせで受験できる得意2科選択入試や、適性検査型入試、プレゼンテーション型入試など、さまざまな入試方法を選択できる日駒。どのような入試となったのでしょうか。

2024年度入試結果(入試方式別)

下段( )内の数値は2023年度結果 (単位:人)

入試動向グラフ

出願実数:657名(23年度:627名)
入学者数:229名(23年度:216名)

同校の入試は2月1日から2月5日まで全6回実施。昨年度は7回実施したこともあり、得意2科、4科で減少。適性検査型も減少しましたが、入学手続き数は昨年度8名から15名と増加しました。

プレゼンテーション型入試では、昨年度まで自己アピール型入試として実施していた内容を一部引き継ぎ、プレゼンテーションテーマの一部に自己アピールできる内容を取り込みました。今年で3年目となった入試ですが、初めて特待生を輩出するなどレベルの高い入試となりました。

堀口先生は「得意2科選択、4科ともに国語・算数の学習成果が合格に結び着いている傾向が増加。入試前半日程で合格を得た受験生の多くが入学に結びついている。さらに高偏差値帯の学校との併願者が増え、本校に関心を持つ受験生の幅が拡がった」と総括されました。

大学入試結果と中高6年間の成長

最後に最新の大学合格実績の状況と中高一貫生の活躍について、進路指導部主任の今井正徳先生(担当教科:数学)よりお話しがありました。

登壇する今井先生と足達くんの写真
日駒の6年間について語る今井先生(左)と安達くん(右)

今年の高校3年生は工業科の募集を停止し、普通科のみとなった年に高校入学した生徒たちです。3月1日時点での合格者数は早慶上理ICU 21名、GMARCH 73名となり、GMARCH合格者はこれまでで最も多い結果となりました。

合格者数増加の要因について、「ICTを活用し基礎基本を重視した学習指導」と「面談を中心とした徹底した進路指導」のほか、さらに最難関大学合格プログラム「光風塾」の充実があげられました。

途中からは今井先生の担任クラスで高校3年生の安達富陽くん(中高一貫コース特進クラス。当日は司会進行も担当)も加わり、6年間の学校生活での思い出や大学受験について2人で進行していきました。

安達くんは、一日の振り返りや今日のニュース、宿題等のチェックリストを記載する「ファイトノート」は、学習習慣をつけるだけでなく、ファイトノートを通じて社会のことを知るきっかけとなり、将来にも役立つと思ったと語りました。

先生たちの熱意がすごい!日駒の日々

安達くんは一般受験で早稲田大学、明治大学の合格も得ましたが、得意の英語を活かし、さらに多くの言語を習得したいという思いから、留学生が多い立教大学異文化コミュニケーション学部に進学を決めました。
高校2年生までは塾に通わず、同校が実施する長期休暇中の講習(同校の先生が独自講義を実施)は全て受講していたそうです。

入試報告会後、さらに日駒での学びについてお聞きしました。

発表する足達くん

日駒の6年間で成長したと思うところはありますか。

安達くん 勉強に対しての姿勢です。中1の期末テストでとても良い点数が取れたので、この成績をキープしたいと思いました。自分は勉強する環境にいないとなかなかやらないタイプなんです。テストのランキングを意識するクラスメイトが多かったこともあり、テストへの向き合い方、みんなの勉強への取り組み方など、日々競い合える環境が刺激になりました。
中3になって今井先生が担任になったことを機に、数学にも力を入れるようになりました。また高校は外部生も入学してくるので、英語は誰にも負けたくないと思い、さらに意識して勉強するようになったところ、英数国3教科のバランスが取れ、外部模試の結果も良くなりました。

大学受験において、先生のアドバイスで印象に残ったことを教えてください。

安達くん 今井先生が進路指導担当だったこともあり、進路に対する熱心さが伝わってきました。入試についての情報を逐一知らせてくれましたし、心構えについても話してくれました。一貫生は6年ぶりの受験になるため、結果が伴わないときのショックが大きくなりやすい。第1志望が叶わなかったとしても「縁があった大学もあるのでなるようになる」と割り切った考え方も教えてくれました。受験への向かい方やモチベーションの持ち方も参考になりました。

6年間を振り返って日駒とはどんな学校でしたか。

安達くん 教育熱心な学校だと思います。分からないことがあると先生たちは時間を作って対応してくれましたし、プレゼンテーションや発表活動にも重点を置いているので発展的な学びも得られると思います。一方で自由な校風もあり、雰囲気はとても良いです。先生にも相談しやすいので、学校生活に不安を感じない環境だと思います。

編集後記

学校長が紹介したアンケートではプレテストが良いという意見があったそうです。同校ではプレテストを受けた受験生に応援レターを送るなど、受験生一人ひとりに受験前から丁寧に対応しています。そうした細やかな気配りが学校への信頼と受験志望につながっているようです。早速4月にはオープンキャンパスが開催されます。同校の雰囲気、先生と直接触れ合うチャンスです。ぜひ足を運んでみてください。

イベント紹介

イベント名 日時
オープンキャンパス 4月28日(日)9時00分〜