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在校生インタビュー

立川女子高等学校

2025年に創立100周年を迎える立川女子高等学校(以下、立川女子)。多摩地区で最も歴史のある私立の女子校です。伝統を大切にしながら時代に応じた教育を実践。生徒たちは個性を花開かせ、自分の道を見つけています。

鈴木 詩織さん
高校3年 鈴木 詩織さん

鈴木すずき 詩織しおりさんプロフィール

好きな教科被服(選択科目)

通学時間約1時間20分

選択した入試推薦入試

学校説明会で案内してもらった先輩に憧れを抱いて受験を決意

エデュ:この学校を受験しようと決めたのはいつ頃ですか。

鈴木さん高校受験に向けて本格的に勉強を始めたのは中学3年の秋頃で、志望校を決めたのは12月です。11月に立川女子の学校説明会に参加したときに、校内を案内してくれた先輩がとても優しくて、雰囲気の良い学校だなと感じたのが決め手になりました。また、人前で話すことが苦手だった私は、先輩が堂々と学校の説明をしたり質問に答えたりしている姿を見て、自分もそうなりたいと思いました。その先輩の名前を今でもはっきり覚えているくらい、印象が強かったです。

エデュ:入試に向けてどのような準備をしましたか。

鈴木さん推薦入試には学科試験がなく、面接のみでした。中学校の担任の先生に5、6回面接の練習をしてもらったほか、推薦ということもあって、中学校の校長先生とも面接をしました。
立川女子を受験する場合は、出願後に入試案内の動画が送られてくるので、事前に面接の様子を知ることができます。試験本番では、志望動機や中学校で頑張ったことなどを聞かれました。自分の経験や学校への思いが伝わるように、しっかり準備をして臨めば対応できると思います。

エデュ:在校生による校内見学は現在も行われていますか。

鈴木さんこの学校にはTGSA(Tachikawa・Girls・Student・Assistant)というお手伝い集団があって、学校説明会の際に校内見学を担当するのが恒例になっています。私も1年のときから参加していて、受験生や保護者の方と一緒に校内を回り、学校の特徴や施設について説明しています。決まったセリフもありますが、学校生活を通して私が日頃感じていることを付け加えることも。「朝読書の時間があるので図書館を上手に利用すると良いですよ」など、私が先輩にしてもらったように、笑顔で丁寧に伝えることを心掛けています。

「校内見学をお手伝いするときは、旗を持って案内しています。図書館には約4万冊の蔵書があり、館内の一部に床暖房が設置されていることなどを伝えています。」
「校内見学をお手伝いするときは、旗を持って案内しています。図書館には約4万冊の蔵書があり、館内の一部に床暖房が設置されていることなどを伝えています。」

体育祭の盛り上がりは立川女子ならでは 作法を通じてマナーや思いやりの心を学ぶ

エデュ:立川女子ならではだと感じる行事はありますか。

鈴木さん現在2週間後に迫った体育祭(取材は5月末)の準備に追われています。最近はコロナ禍で例年通りの開催が難しかったのですが、1年の「中縄跳び」、2年の「台風の目」、3年の「ムカデ競争」は毎年行っています。“とにかく走る”競技が多く、立川女子ならではの盛り上がりを見せます。私はクラス旗やお揃いのクラスTシャツの製作を担当するのですが、生徒それぞれが得意なことを発揮し、協力して作り上げていくのが楽しいです。
合唱祭は立川市内にある「たましんRISURUホール」で開催し、クラスごとに舞台に立ちます。審査が行われ、上手なクラスは表彰されることもあり、みんな真剣そのもの。本番までの1か月は、外部の先生から指導を受けて毎日練習するので、クラスの団結力も高まります。

体育祭のメイン競技の一つになっている「ムカデ競争」。3年生が参加し、クラスが一致団結して優勝を目指します。
体育祭のメイン競技の一つになっている「ムカデ競争」。3年生が参加し、クラスが一致団結して優勝を目指します。
昨年の体育祭は学校から歩いていける「アリーナ立川立飛」で開催。応援団の演技が会場を大いに盛り上げました。
昨年の体育祭は学校から歩いていける「アリーナ立川立飛」で開催。応援団の演技が会場を大いに盛り上げました。

エデュ:特徴的な授業はありますか。

鈴木さん1年のときに「作法」の授業が週1回あります。挨拶やお辞儀の仕方、暑中見舞いの書き方、食事やお茶の作法など日常生活の所作や日本文化を学び、身につけておきたいマナーや相手を思いやる心を学びました。
重点教科になっている家庭科は、週1回2時間のカリキュラムで、調理実習や被服製作など実際に手を動かして学習するものが多いです。授業の中で、体育祭のハチマキを手縫いで作るのも、この学校ならではかもしれません。

将来の夢に近づけてくれる「Sプロジェクト」 前向きな自分になれた高校生活

エデュ:高校卒業後の進路は考えていますか。

鈴木さん私は小学6年の頃から、ウエディングプランナーになりたいという夢があります。そこで、昨年度は「Sプロジェクト(土曜特別講座)」に参加し、専門学校に行ってブライダル業界の仕事を学びました。詳しい話が聞けたので仕事内容や専門学校選びが具体的になり、将来の夢に近づけました。

エデュ:前向きにさまざまなことに取り組んでいますね。

鈴木さん中学生の頃は、何かをやるとなったら責任がついてくるので、それが怖くて前に進むことができませんでした。でもこの学校では、誰かが助けてくれるという雰囲気があって、挑戦することに前向きになれます。高校に入学してから、自分でも大きく変わったと思います。
それに女子校は本当に楽しいですよ!入学するまでは女子だけで大丈夫かなという不安も少しあったのですが、さまざまな友達と出会うことができました。高校入学を一歩前に踏み出すきっかけにしてもらいたいです。

後輩へのメッセージ

中学生の頃の私は、積極的に行動するタイプではありませんでした。でも、この学校に入学してからは、学校の明るい雰囲気と優しくサポートしてくれる先生や友人たちのおかげで、もっといろいろなことに挑戦してみたい!と前向きな性格になれました。自分を変えてみたい人、変わるきっかけがほしい人にぜひ入学してもらいたいです。

PICK UP SCHOOL LIFE

おすすめスポット

食堂は2020年にリニューアルし、一人掛けのカウンター席を増設。日替わりランチや生徒が命名した「コズミックランチ」など、栄養バランスの良い温かい食事が食べられます。
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70畳もある広々とした作法室。1年生全員が週1時間履修している「作法」の授業で利用します。和室での立ち振る舞いや日常生活の所作を学びます。
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Sプロジェクト

Sプロジェクトは、「ジブンを作る学び場」「ミライをつくる学び場」として、2022年度からスタートしたプロジェクトです。
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自分の夢を見つけ、実現するイメージを描くために、高大連携・高専連携や地域の方による講座まで、多種多様な講座を開講しています。
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学校 DATA

住所〒190-0011 東京都立川市高松町3-12-1

TEL042-524-5188(入試広報部)

アクセスJR各線「立川」駅より徒歩7分、多摩モノレール「立川北」駅より徒歩7分

学校公式サイト