掲載日:2014年4月15日

他の家庭はどうしているの?知って安心教育費のほんとのところ後編

inter-edu's eye

前半では、「教育費、本当はいくらかかるのか?」についてファイナンシャルプランナーの畠中さんからご自身の中学受験体験談を踏まえて、教育費を考える上で注意すべき点やポイントをうかがいました。後半では、今抱えている教育費に対する不安や疑問に対して、引き続き畠中さんにアドバイスをいただきます。

  • 前編
  • 後編

エデュママアンケート「教育ローンで何が一番心配ですか?」

「教育ローン」のどこが一番しんぱいですか?「そのた」の方は、よろしければ具体的に教えて下さい。

まずは、「教育ローン」で一番心配なことについてアンケート調査をしました。その結果、6割以上の圧倒的な数字を集めたのが「利子」です。借りても利子がどれくらいになるのか心配の声が多くあるようです。次いで「返済期限」、「審査」、「使用用途」の順になりました。少数派の意見としては、返済計画や住宅ローンの残りがかなりあるので心配しているといった回答が寄せられました。

  • 利子 64%
  • 返済期限 15%
  • 使用用途 3%
  • 審査 13%
  • そのた 5%

その他

  • 返済計画
  • 住宅ローンの残がかなりある

中学受験経験者 ! ファイナンシャルプランナー畠中さん

ファイナンシャルプランナー 畠中雅子
ファイナンシャルプランナー 畠中雅子

畠中 雅子 はたなか まさこ

家庭では1女2男の母。
生活実感あふれるマネーアドバイスに定評。

他の家庭は、教育費をどうしてるの?

エデュママの教育費に対する疑問や相談について、畠中さんからアドバイスをいただきました。

相談1 給料が下がりました・・中学受験あきらめたほうがよい?

主人の年収が100万ほど下がりました。
子供は小4・小2の男子。長男は、本人が受験を望んでいるので、「他をガマンしてでも受験させたい」と、慎ましいながらも家族で仲良く暮らしています。
家計相談のようですが、よろしくお願いします。

年収

  • 夫 650万
  • 妻 280万
  • 計 930万
住宅ローン残
1900万
貯蓄総額
2200万

※教育費・住宅ローン繰り上げ返済費用を含む貯蓄…
年間280万貯蓄

畠中さんアドバイス

内容からすると、一見、「住宅ローンを繰り上げ返済すれば慎重にならなくても」と思いがちですが、この慎重さはとても大事です。教育費を考えるとき、住宅ローンの返済に力を入れすぎると、教育費が不足する可能性があるからです。今後教育ローンを借りた場合、返済は、金額の多い住宅ローンよりも、利息の割合が多い教育ローンを先に済ませた方が良いですね。また、一見関係ないと感じるかもしれませんが、夫婦円満という点も教育費を計画するうえで大事な要素です。夫婦の話し合いがきちんとなされてこそ計画通りに進めることができるのだと思います。

年収620万 中学受験は無謀?

現在子どもは小3。将来の夢のため、いい学校に通いたいといっています。
小6になる頃には、私がフルタイム働きたいと思っていますが、下に保育園児もいます。小6になると年間100万はかかるという塾代…
やはり中学受験は無謀でしょうか。

年収

  • 夫 520万
  • 妻 100万 (パート)
  • 計 620万
家賃
3万(社宅)
畠中さんアドバイス

決して余裕のある状況ではないと思います。しかしながら「教育に特化した家計」を覚悟するのであれば、無謀とは言い切れなくなるでしょう。ただ「教育に特化する」には、ある程度の我慢は必要になります。例えば、周りのお友だちが海外旅行に行っていても、我が家は近場の旅行にするということです。それでも家族全員の同意があれば、お子さまも理解してくれるはず。また、教育費を考え、教育ローンを組む場合でも、ローンは学費等にあてましょう。塾代にあてるようであれば家計そのものの見直しが必要になります。大学受験まで長い目でみて計画を立てることが大事です。

教育ローンを選ぶ心得

以上の畠中さんのアドバイスから教育ローンを選ぶときの心得についてまとめてみました。

教育ローンは、塾代ではなく学費として使うこと

塾代もローンとなると家計の見直しが必要かもしれません。大学受験まで 先は長いので、学費として使うように計画を練りましょう。

ローンの返却は、元金の割合が小さい方(教育ローン)が先、長い目で見て返済方法を考える

元金が小さいと返済を後回しにしがちですが、逆に繰り上げ返済を進めて元金が小さい方を先になくすことが大切です。

元本の少ない方(後から借りたかた)から返すのがポイント

また、教育費を計画する際に「おじいちゃん・おばあちゃんから援助してもらう」という方もいます。その際も畠中さんは、おじいちゃん・おばあちゃんに「半分我慢してもらうこと」を薦めています。「全額を一気にもらうのではなく、半分を高校入学時に出してもらうことをお願いしています。孫が幼いうちではいくら可愛がってもらっても忘れてしまいますが、高校生なら忘れることなく、感謝されるでしょう」。ただし、全額をあてにしてしまうのは禁物。「いずれにしてもやはり確実な計画が必要ですね」。

エデュが見つけた教育ローン“住信SBIネット銀行の「Mr.教育ローン」”

畠中さんのお話で出てきたポイントを踏まえ、インターエデュが見つけたのは「Mr.教育ローン」です。

住信SBIネット銀行「Mr.教育ローン」の特徴

  • 金利(保証金を含む)が安い

    「Mr.教育ローン」は、住信SBIネット銀行の教育ローンで、銀行系のローンの中でも金利が比較的お得です。

  • 幅広く使いみちが選べる

    入学時に必要な施設費や寄付金から、制服、通学定期代にも利用できます。

    (借入総額の30%までは、入学金や授業料以外の教育関連費用にも利用できます。)

  • 支払い済みの費用もローン対象

    入学金や学費など、すでに支払い済みの費用もローン対象になります。

  • 繰り上げ返済が
    手数料0円でできる

    1円からでも繰り上げ返済ができ、何度でも手数料0円なので、返せるときに返すことが可能です。

教育ローンの詳細をもっとみる

教育費について夫婦で話し合おう

使う時期が決まっている教育費。つい後回しにしてしまいがちですが、きちんとした計画が、安心した教育環境を作ることになるでしょう。教育ローンなどの選択肢をはじめ、知識と情報を得たうえで夫婦一緒に話し合うことが必要不可欠です。

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