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女性が避けて通れない生理。その痛みに個人差はありますが、正しい知識を知らずに我慢してしまうお子さまも多くいます。今回は生理痛をやわらげる食べ物に注目。千葉の人気校、八千代松陰中学校・高等学校の中学1年生から3年生の女子生徒とその保護者に向けて特別授業を実施しました。
中学1年生と3年生でこんなに違う!
中学1年生から3年生までの女子生徒が参加した今回の特別授業。アンケートでは、学年が上がるごとに生理痛に悩む生徒が増えることがわかりました。
生理痛のある生徒が65%も!
グラフの見方
- 生理痛がある
- 生理痛はない
- まだ生理になっていない
運動部の生徒の関心が高く、生理痛の正しい対処法を知れてよかったという多くの声が集まりました。
生理痛はお腹を温めてやわらげるという生徒が多い一方で、お薬に抵抗があったり、お薬があることを知らなかったりする生徒がみられました。
生理痛対策に積極的にお薬を使っている生徒も出てきますが、アンケートから誤った知識で服用しているケースが多くうかがえます。
生理痛に悩んでいるのに、知識をきちんと学べる機会がなく、正しい対策ができていない現状があるようです。
スグできる! 痛みをやわらげる食品&飲み物
食べ物でも生理痛対策ができることをご存知でしたか? 意外と知られていない、生理痛をやわらげる方法を紹介します。
マグネシウムとビタミンB6は、生理痛のもとになるお腹の締めつけをやわらげる効果があります。マグネシウムは「アーモンド」、「干しひじき」、「大豆」などに、ビタミンB6は「マグロ」、「サケ」、「サバ」、「サンマ」などの青魚に多く含まれます。
特にビタミンB6は、きちんと食事をしていれば、腸の中でも作られるので、バランスのよい食事をこころがけましょう。
コーヒーや紅茶などのカフェイン飲料は、ビタミンやマグネシウムなどのミネラルの吸収を妨げるので、生理中は「ハーブティー」、「麦茶」、「黒豆茶」といったノンカフェインの飲み物がよいでしょう。女の子に人気の「ココア」もカフェインを含みますが、たくさん飲まなければ問題ないのでおすすめです。
保健の先生からアドバイス
お弁当にスープジャーを持ってきて、温かいスープを飲む生徒もいます。お湯を注ぐだけのスープもあるので、お母さまが忙しい時は生徒自身で工夫するのもいいですね。また、これからの季節は、身体を温める効果のある、「しょうが」を使った料理もおすすめです。
先輩ママからの中受対策アドバイス!
受験生のお子さまを持つお母さまは、受験本番までどんなことに気をつければよいのでしょうか? 先輩ママたちの経験を紹介します。
対策1 『体調管理に気を付けて!』
「受験は体力勝負です」と答えてくださった先輩ママたち。「本番に風邪をひいて十分に実力を発揮できないのはかわいそう」と、食事と健康面に気を使っていたそうです。
風邪をひかないためには、防寒対策も効果的。寒くなると生理痛を訴える生徒も多くなると、養護の長津先生もおっしゃっていました。体を温めることは生理痛対策にもなりますね。
対策2 『お食事でサポート!』
中学受験期によく作った料理や勝負メシを聞いたところ、麻婆豆腐、豆腐ハンバーグ、お鍋料理といった豆腐を使う料理が挙がりました。特に意識はされていなかったようですが、豆腐の原材料は大豆なので、生理痛対策にもなっていたのですね。
一方、生理痛対策を意識しているお母さまは、ひじき煮を作ったり、納豆や煮豆といった大豆製品をとらせたりと心がけているそうです。
痛み止めの誤解を解決!
アンケートでも特に誤解の多かった、痛み止め(鎮痛薬)の正しい知識を紹介します。
大人用の半分を飲めばいい?
大人用の痛み止めには、15歳未満のお子さまが服用してはいけない成分が含まれているので、半分の量でも服用させないでください。アンケートでも、お母さまのお薬を半分にして飲んでいるケースが多かったので要注意です!
のみ続けると効かなくなる?
正しい用法・用量を守れば、効かなくなるということはありません。養護の長津先生も「親からのんではいけないと言われた」と話す生徒が多くいるとおっしゃっていました。お子さまのために、お母さまも正しい知識を身につける必要がありますね。